タイトルがごちゃごちゃしております。
カズオ・イシグロ(関連)のモノを 2冊読んだ(聞いた)、と言いたい。
「 夕餉 」は、集英社ギャラリー[世界の文学]5 イギリスⅣ 1990.1 に所収。
短編。
「 河豚は日本の太平洋沖で取れる魚だ。この魚がぼくにとっ
て特別の意味をもつようになったのは、母がこれを食べて死
んでからのことである。」…
と始まる。出渕博 訳。
著者紹介欄には、慌てたようにカッコ書き追記があって
89年度のブッカー賞を受賞したことが書き加えられている。
この巻の出版年が 1990.1.24 第一刷 となっているので 編集的にギリギリに入ってきた、ホットニュースだったのかな。
「 NINE INTERVIEWS ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち 」は
発行元が アルク 2004.3 。何なら英語教材にでも?(いや、初めからそうなのか?)の CD・2枚付き。NINE INTERVIEWS ナイン・インタビューズ から すとんと 「ナイン・ストーリーズ」 が連想され(読んだことないけど><)、表紙の大きな「9」の文字から「1Q84」まで連想(それじゃ ちょっとタイムトラベル的?)。
装幀とか紙質とか製本とかレイアウトとかデザインとか…、書籍本体もいい感じの作りですが 付録のCDがすてき。聞き手と作家の9人(村上春樹のみ未収録)の声が聞けます。聞いてるとすやすや眠れそう(^_^)/。カズオ・イシグロは7人目。9人の中に ポール・オースターやリチャード・パワーズ(「オルフェオ」読もうと二回くらい手に取って、挫折中><。)もいました。