我が家の門の位置に立て札を立てましたよ。(門はありませんけど、ここにモミジの若木と山茶花の老木があります。これに結び付けました)段ボール箱の上蓋を切り取って2mx30cmの立て札にしました。門の位置の左右に。「牡丹が咲いています。どうぞお立ち寄り下さい」とマジックで大きく書いて。「お出でになったらお茶を差し上げよう、そうだ蓬団子を作っておいて食べていただこう」ということになって、団子を練って蒸かして、とりあえず6人分をお皿に盛って来客を待っていました。残念でした。誰もお出でにはなりませんでした。立て札を見た人がいなかったのか、立て札を見ても牡丹を見る気持ちにはなれなかったのか、分かりません。呼び込みをすべきだったかもしれませんが、そこまでは躊躇しました。入場料を取られるのではと思われたかもしれません。それとも牡丹くらいはどこの家の庭にもあるからそれだけの魅力に欠けていたのかも。ともかく、ゼロ人。お笑いでした。
わたし以上に、咲いている満開の牡丹が残念がったかもしれません。赤紫、濃いピンク、薄いピンク、白、赤、朱、赤白混じりと色とりどりにたくさん咲いています。花虻が来て盛んに飛び回っています。いい匂いがそこら中にしています。精一杯美しく咲いたのに見てもらえないのは悲しいですよね。でも、大丈夫。牡丹は顔色を変えてはいないようです。わたしは何度も前に立って褒めましたよ。牡丹は大きな心をしていて偉いので、わたしだけでよしとしてくれたのかもしれません。