↑長野高専大規模不正会計事件の舞台となったという「ヤマダ電機テックランド長野SBC通り店」(現:家電住まいる館YAMADA長野SBC通り店)。2017年7月撮影分のGoogleストリートビューより↑
■黒田孝春校長時代(2012~2015年度)の長野高専で発生・発覚した、虚偽伝票を用いた教員2名による多額の不正会計・公費私的流用事件。あの岩佐達也が高専機構本部監査室から総務課長として送り込まれてくるきっかけともなったこの事件について、学校側の対応と情報統制に対する内部関係者の疑念と不満は根強く、当会では石原祐志前校長時代の2018年にかけて公開質問・文書開示請求などを通じた調査追及を行ってきました。
○2018年4月1日:【群馬高専アカハラ・不審死問題】隣県長野からの情報②…隣県も文科省天下り校長で大迷惑?長野高専の実情↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2603.html
○2018年4月22日:【出張!オンブズマン】長野高専不正会計・着服問題に関して同校宛に公開質問状↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2617.html
○2018年5月8日: 【出張!オンブズマン】<速報>長野高専不正会計・着服問題に関して同校から公開質問状への回答書到来↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2631.html
○2018年5月11日:【出張!オンブズマン】長野高専不正会計・着服問題に関して同校の公開質問への回答に対し追加質問を発出↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2634.html
○2018年5月20日:【出張!オンブズマン】長野高専不正会計・着服問題に関して同校への追加質問に対し回答FAXを受信!↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2642.html
○2018年6月19日:【出張!オンブズマン】長野高専不正会計・着服問題に係る再追加質問と同校の回答…剥がれ始めた化けの皮?↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2672.html
〇2018年9月7日:【出張!オンブズマン】長野高専に係る諸問題に関して同校から開示された文書(その1)「不正会計関連」↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2745.html
その後、石原祐志の失脚と土居信数校長の就任を機に、長野高専をめぐる深刻な腐敗問題はさらなる泥沼へと陥ってしまい、遺憾ながら本件方面への取り組みは足止めを喰らい続けています。しかしその折、情報提供があり、この不正会計に加担した取引先は、ヤマダ電機テックランド長野SBC通り店(当時)の法人営業だった事実が判明しました。
長野高専から3kmほどの場所にあるその店舗について、2021年4月現在、その店名は「家電住まいる館YAMADA長野SBC通り店」となっていることがわかります。
●参考:「家電住まいる館YAMADA長野SBC通り店」(Googleマップ)↓
https://goo.gl/maps/3KwJHP4FUEPCXGQB9(長野市吉田1丁目21-33)
そこで、この店舗の沿革を簡単に調べてみました。元々この場所には50年以上にわたりSBC信越放送の本社が所在していましたが、2006年の新本社ビル移転に伴い、空き土地になったようです。この旧本社跡地に「ヤマダ電機テックランド長野SBC通り店」が出店し、2008年オープンしたようです。そしてその後、2018年に「家電住まいる館YAMADA 長野SBC通り店」としてリニューアルオープンし、今に至るようです。
●参考:Wikipedia記事『信越放送』↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E8%B6%8A%E6%94%BE%E9%80%81
●参考:小林玲子の善光寺表参道日記『「信越放送」の跡地は「ヤマダ電機」に決定』↓
http://blog.livedoor.jp/naganoetokino1/archives/1049527.html
●参考:同上ブログ『旧SBC跡地に建設中の「ヤマダ電機」最新情報』↓
http://blog.livedoor.jp/naganoetokino1/archives/1089796.html
●参考:流通ニュース『ヤマダ電機/埼玉、長野に「家電住まいる館」同時オープン』↓
https://www.ryutsuu.biz/store/k051012.html
すると、2012~15年にかけて行われたこの不正会計は、ヤマダ電機テックランド時代の汚点と考えていいようです。数年間にわたって総額数百万円分の架空伝票を作ってやるとなると、それだけで相当な神経と労力を要するはずで、とても「気前のいいサービス」で請け負っていたようには思われません。ヤマダ電機側の担当者が不正教員から何らかのリベートを貰っていたのかはわかりませんが、そうでなければ、何をモチベーションに普段から不正伝票作成の依頼を受けていたのか強く興味がひかれます。
あわせて、ヤマダ電機側が一大企業としてのコンプライアンスと矜持を自覚し、不正会計調査に積極的に協力したうえで関係社員にきちんとケジメを付けさせたのか、といった点も気になるところです。
【5月8日追記:本記事で言及しておりました「内部調査の様子」について、「事実と異なるのではないか」とのご指摘が寄せられたため、暫定的に当該箇所を削除いたしました。裏付け不足の状態にある情報を短慮のままに公表してしまったことは担当者の不徳の致す所であり、極めて重く受け止めております。混乱を招いてしまった読者の皆様、そして何よりも事実とは異なるおそれがある内容を掲載された当該教員の方に、心よりお詫び申し上げます。今後とも再発防止に努めてまいりますので、読者各位におかれましては、お気付きの点がございましたら遠慮なくご指摘をお寄せください】
■石原・土居という二連続の最悪級校長が、アチラコチラで完全に底の抜けた大問題を日々量産してくる時代に至ってしまった長野高専。モグラ叩きの様相を呈している同校について、遺憾ながら黒田時代の不正会計事件にはなかなか手を付けられていないものの、今後余裕があれば本件についてもたびたび目を向けていきたいと存じます。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】