■群馬県安中市では、6月中旬から8月はじめにかけて、2ヶ月足らずの間に5件の交通死亡事故が発生し、5名の方が亡くなりました。そのため、安中市交通対策協議会は、8月17日に新聞折込で「交通非常事態宣言発令中」という黄色のチラシを配布したほどです。
チラシの内容は次のとおりです。
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交通非常事態宣言発令中
安中市内で死亡事故連続発生
約2ヶ月間で5名が死亡
発生日時/発生場所/甲/乙/事故形態
6月18日午後5時25分ごろ/国道18号交差点(信号機なし)・丁字路交差点/普通乗用自動車/自動二輪車(死亡)/右折×直進
7月5日午前5時35分ごろ/市道交差点(信号機あり)・十字路交差点/普通乗用自動車/軽四貨物車(死亡)/出会い頭衝突
7月12日午後8時45分ごろ/市道・直線道路/普通乗用自動車/自転車(死亡)/同方向
7月20日午前7時15分ごろ/国道18号線(碓氷バイパス)・カーブ/自動二輪車(死亡)/なし/自己転倒
8月10日午後9時5分ごろ/県道箕郷板鼻線/直線道路/普通乗用自動車/歩行者(死亡)/同方向
【注意事項】
★信号機は必ず守る
★すべての座席でシートベルトやチャイルドシートを必ず着用する
★カーブではスピードの出し過ぎに注意する
★交差点では前後・左右の安全を確認する
★早めにライトを点灯する
★歩行者は夜間、反射材などを使用する
安中市交通対策協議会
**********
■このうち、7月5日(土)早朝に発生した交通事故について、翌日の新聞各紙は次のように報じています。
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交差点で車衝突 57歳男性が死亡
7月5日午前5時35分ごろ、安中市安中の市道交差点で、近くに住む農協嘱託職員Tさん(57)の軽トラックと、左から来た同市松井田町五料、会社員、N容疑者(54)のワンボックス車が出会い頭に衝突。Tさんは市内の病院に運ばれたが、胸を強く打って死亡。
安中署はN容疑者を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕、同致死容疑に切り替えて詳しい事故原因を調べている。
発表によると、現場は信号機付きで見通しのよい交差点。Tさんは田んぼを見に行く途中で、N容疑者は勤務先のゴルフ場に出勤途中だった。
**********
当会の調査によると、この交通事故で亡くなったのは、安中市土地開発公社巨額横領事件で単独犯とされ、千葉刑務所で服役中(既に仮釈放済み)のタゴの従兄弟の方でした。
この事故から約4週間後の8月3日の日曜日早朝、ほとんど同じ時間帯に発生した、タゴの実弟の経営する多胡運輸が起こした、首都高史上最悪の損害事故・・・。なにか因縁めいたものを感じざるを得ません。
■13年前に発覚した横領事件の刑事裁判で、平成8年1月18日の第5回公判で、裁判長に「こういうことを話しておきたいということはありませんか」とたずねられたタゴの妻は「ご迷惑をおかけした皆様には大変申し訳ないと思ってます。できるかぎりの償いをさせていただきたいと思います」と神妙に返事をしました。しかし、なぜかその後は雲隠れしてしまいました。
事件後、51億円事件の償いは安中市民にまかせっきりで、タゴの実弟は運送業で、実母は実弟の運送会社の役員で、息子は中古外車販売で、それぞれ事業を伸ばしたり始めたりしました。
事件発覚から13年という時間が経過し、安中市民の間では事件が風化し、事件発覚直後は右往左往した関係者の脳裏から、緊張感がすっかり消えてしまうにつれて、巨額の横領金の行方は、このまま不問にされるところでした。
■ところが、今年に入り、タゴの実弟を通じて元職員タゴと親しく交際のあった政治家が経営していた学習塾(安中市安中3784-1)が総額3億7600万円の負債を抱えて、1月22日に民事再生手続開始を申し立て、同24日に監督命令が出たのを契機に、運命の歯車が逆転し始めたかのようです。
この後、このまま運命の歯車が逆に回り続けるのか。それとも、13年前と同じく、必死にもとに戻そうとする勢力が再び台頭するのか、首都高炎上事故の推移がとりわけ注目されます。
【ひらく会情報部】
チラシの内容は次のとおりです。
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交通非常事態宣言発令中
安中市内で死亡事故連続発生
約2ヶ月間で5名が死亡
発生日時/発生場所/甲/乙/事故形態
6月18日午後5時25分ごろ/国道18号交差点(信号機なし)・丁字路交差点/普通乗用自動車/自動二輪車(死亡)/右折×直進
7月5日午前5時35分ごろ/市道交差点(信号機あり)・十字路交差点/普通乗用自動車/軽四貨物車(死亡)/出会い頭衝突
7月12日午後8時45分ごろ/市道・直線道路/普通乗用自動車/自転車(死亡)/同方向
7月20日午前7時15分ごろ/国道18号線(碓氷バイパス)・カーブ/自動二輪車(死亡)/なし/自己転倒
8月10日午後9時5分ごろ/県道箕郷板鼻線/直線道路/普通乗用自動車/歩行者(死亡)/同方向
【注意事項】
★信号機は必ず守る
★すべての座席でシートベルトやチャイルドシートを必ず着用する
★カーブではスピードの出し過ぎに注意する
★交差点では前後・左右の安全を確認する
★早めにライトを点灯する
★歩行者は夜間、反射材などを使用する
安中市交通対策協議会
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■このうち、7月5日(土)早朝に発生した交通事故について、翌日の新聞各紙は次のように報じています。
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交差点で車衝突 57歳男性が死亡
7月5日午前5時35分ごろ、安中市安中の市道交差点で、近くに住む農協嘱託職員Tさん(57)の軽トラックと、左から来た同市松井田町五料、会社員、N容疑者(54)のワンボックス車が出会い頭に衝突。Tさんは市内の病院に運ばれたが、胸を強く打って死亡。
安中署はN容疑者を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕、同致死容疑に切り替えて詳しい事故原因を調べている。
発表によると、現場は信号機付きで見通しのよい交差点。Tさんは田んぼを見に行く途中で、N容疑者は勤務先のゴルフ場に出勤途中だった。
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当会の調査によると、この交通事故で亡くなったのは、安中市土地開発公社巨額横領事件で単独犯とされ、千葉刑務所で服役中(既に仮釈放済み)のタゴの従兄弟の方でした。
この事故から約4週間後の8月3日の日曜日早朝、ほとんど同じ時間帯に発生した、タゴの実弟の経営する多胡運輸が起こした、首都高史上最悪の損害事故・・・。なにか因縁めいたものを感じざるを得ません。
■13年前に発覚した横領事件の刑事裁判で、平成8年1月18日の第5回公判で、裁判長に「こういうことを話しておきたいということはありませんか」とたずねられたタゴの妻は「ご迷惑をおかけした皆様には大変申し訳ないと思ってます。できるかぎりの償いをさせていただきたいと思います」と神妙に返事をしました。しかし、なぜかその後は雲隠れしてしまいました。
事件後、51億円事件の償いは安中市民にまかせっきりで、タゴの実弟は運送業で、実母は実弟の運送会社の役員で、息子は中古外車販売で、それぞれ事業を伸ばしたり始めたりしました。
事件発覚から13年という時間が経過し、安中市民の間では事件が風化し、事件発覚直後は右往左往した関係者の脳裏から、緊張感がすっかり消えてしまうにつれて、巨額の横領金の行方は、このまま不問にされるところでした。
■ところが、今年に入り、タゴの実弟を通じて元職員タゴと親しく交際のあった政治家が経営していた学習塾(安中市安中3784-1)が総額3億7600万円の負債を抱えて、1月22日に民事再生手続開始を申し立て、同24日に監督命令が出たのを契機に、運命の歯車が逆転し始めたかのようです。
この後、このまま運命の歯車が逆に回り続けるのか。それとも、13年前と同じく、必死にもとに戻そうとする勢力が再び台頭するのか、首都高炎上事故の推移がとりわけ注目されます。
【ひらく会情報部】