市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

大同有毒スラグ?を斬る!・・・シリーズ赤い水⑩「上信自動車道」

2016-05-29 23:51:00 | スラグ不法投棄問題
■群馬県が建設を進める上信自動車道は、国道145号線・353号線のバイパスとして建設が進められ、関越自動車道・渋川伊香保インターから草津町までを60分で結ぶ夢の高規格道路です。
http://www.pref.gunma.jp/06/h3400039.html

 大同・佐藤ブラック連合にとっては、新規の道路建設は格好の有害スラグの捨て場と考えていたことでしょう。路床となる掘削面に粉分たっぷりな有害スラグを薄く不法投棄してきたことはお伝えしてきました。“有害スラグを一粒でも多く捨てまくるんだ!”とばかりに、その情け容赦ない不法投棄ぶりは、ブラック連合の恐ろしいほどの執念を感じさせます。

上信自動車道には、ブラック佐藤建設工業の有害スラグ埋設重機が、停車していました。今度は何の有害物質を不法投棄するつもりなのでしょうか!

*****リットン調査団の現況レポート*****
 リットン調査団集合(^^)/。

 引き続き上信自動車道を調査していきましょう。調査団一同、どんなことも見逃さず徹底調査してやるぞ!を合言葉に、さっそく調査を継続してまいります。

 場所はこちらです。↓↓↓
<script type="'text/javascript'" charset="'UTF-8'" src="'http://map.yahooapis.jp/MapsService/embedmap/V2/?zoom=18&lat=36.54203992346093&lon=138.94979185725157&cond=&pluginid=place&z=16&mode=map&active=true&layer=place&home=on&hlat=36.54112769356699&hlon=138.94982030929935&pointer=off&pan=off&ei=utf8&v=3&datum=wgs&width=480&height=360&device=pc&isleft='"></script>

 衛星写真はこちらです。↓↓↓
<script type="'text/javascript'" charset="'UTF-8'" src="'http://map.yahooapis.jp/MapsService/embedmap/V2/?zoom=18&lat=36.54109249057205&lon=138.94981556729147&cond=&pluginid=place&z=19&mode=photo&active=true&layer=place&home=on&hlat=36.54112769356699&hlon=138.94982030929935&pointer=off&pan=off&ei=utf8&v=3&datum=wgs&width=480&height=360&device=pc&isleft='"></script>


ブラック佐藤建設工業の有害スラグ埋設重機が置かれている周りには何かあるハズ。者ども、老眼の目をひんむいて、何とかして有害スラグの不法投棄の足跡を探すのじゃ~!


団長!なんか擁壁に茶色い水が流れた跡がありますよ~っ!


本当だ!赤くはないけれど、コンクリートブロックが茶色く変色しているね。



え~~い、アルカリと反応するフェノールフタレーン試薬を噴霧してみよう。どうだ~、チチンプイプイ~!


何ですか、その変な呪文は?あれ~っ、瞬く間に赤く反応してきましたよ。コンクリートブロックの方は変色しませんね。茶色く変色した部分のみ赤く反応しています。この擁壁には、有害スラグが不法投棄され、有害浸出水が染み出しているのです!


場所を少し東に移動して見ましょう。上信自動車道は、道路もさることながら、擁壁もたくさん造られています。その裏側にも有害スラグを不法投棄する余地があるハズ。ブラック佐藤建設工業が、見逃すはずはありませんよね。

 移動後の場所を確認しておきましょう。↓↓↓
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 衛星写真はこちらです。↓↓↓
<script type="'text/javascript'" charset="'UTF-8'" src="'http://map.yahooapis.jp/MapsService/embedmap/V2/?zoom=18&lat=36.53401209397593&lon=138.9587744058935&cond=&pluginid=place&z=20&mode=photo&active=true&layer=place&home=on&hlat=36.533923980064294&hlon=138.95869971926768&pointer=off&pan=off&ei=utf8&v=3&datum=wgs&width=480&height=360&device=pc&isleft='"></script>


やはり、上信自動車道の擁壁は、茶色く変色しているところがたくさんあるようです。


あちこち茶色く変色しています。ここまで茶色く変色したところがあちこち確認できれば、壁の裏側には有害スラグが不法投棄されているのではないでしょうか?群馬県・廃棄物リサイクル課の誰かさんは、現場を調べもしようとせずに「鉄バクテリアの仕業だ」と発言しました。公僕としての仕事をさぼりたいのでしょうが、我々徘徊老人は納税者の味方だから、そのようないい加減な行動はできません!


現場に足を運んで調べるのが一番の鉄則!アルカリ試薬をここでも噴霧してみます。


瞬く間に赤く反応!この茶色く変色させた成分はアルカリ反応を起こしました。有害スラグからの有害浸出水に間違いありません!壁の裏側には、かなりの確率で有害スラグが不法投棄されている可能性が高いと言えます。お偉いお役人様も、ぜひ現場に足を運んでみてくださいね。ましてや、エアコンが効いた室内で、根拠のない絵空事を発言するのは迷惑なので、止めてくださいね!
**********続く**********

■2016年5月14日付の上毛新聞で「大同特殊鋼スラグ使用 新たに148カ所判明 自治体 撤去や舗装で対応」と題する記事が報じられました。その中で「と水資源機構は必要な工事を終えたとしている。」と群馬県・県土整備部の対応について、紹介されています。

 本当に、必要な工事は終了しているのでしょうか?

 調査もロクにしないで、「工事は終了」などと宣言したとすれば、言語道断です。県の役人様が自分達の保身のみを考え、“きれいな群馬ちゃん”はどうでもよい、地域住民が健康被害を受けようとも、自分だけが生活できればよい、などと、よからぬ考えに染まっているのではないかと、深刻に懸念されます。こうした赤い水の現場に遭遇するたびに、ブラック連合のブラックな企みに影響を受けて、県土整備部が・・・いや、群馬県庁全体が支配されているのでは・・・と考えてしまうのです。

 こんなお役人様が率いる群馬県の体たらくを、不法投棄常習者たちが見逃すはずはありません。こんな有様では、今後さらに不法投棄事件が増えてしまうことでしょう。

 赤い水の発生源は、不法投棄された有害スラグであると当会では推測しています。その場所には、ブラック佐藤建設工業のスラグ運搬車やスラグ埋設重機の足跡があるからです。

 当会は、“きれいな群馬ちゃん”を守り抜くため、微力ながら粘り強く活動を続けてまいります。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ特別調査チーム・この項続く】
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旅行好きな新議長就任で心配な群馬県議会の政務活動費と公用車の使われ方

2016-05-28 23:41:00 | 県内の税金無駄使い実態
■5月26日に群馬県議会の正副議長が決まったというニュースが流れました。


********** NHK Web News 2016年05月26日 18時06分
県議会の正副議長決まる
 26日の県議会本会議では正副議長の選挙が行われ、新しい県議会議長に自民党の星野寛議員が、副議長には自民党の橋爪洋介議員が選ばれました。
 県議会の新しい議長と副議長に選ばれた星野議員と橋爪議員は本会議のあと就任の記者会見を開き抱負を述べました。
この中で県議会議長に就任した星野議員は「活力ある群馬県を築くため副議長や議員とともに公正で円滑な議会運営に努めたい」と述べました。
 その上で、議員からの政策提案を増やすことや夏の参議院選挙から選挙権を得られる年齢が18歳以上に引き下げられることを踏まえ、高校生に政治への関心を持ってもらえるよう取り組む考えを示しました。
 自民党の星野議員は60歳。
 利根郡選挙区選出で現在5期目です。
 また副議長に就任した橋爪議員は「議長の補佐役として県政の発展に努め公平で円滑な議会運営を進めていきたい」と述べました。
 自民党の橋爪議員は49歳。
 高崎市選挙区選出で現在4期目です。

**********産経新聞2016.5.27 07:01
群馬県議会進議長に星野氏 副議長は橋爪氏
 県議会の第2回定例会が26日開会し、大沢正明知事は平成28年度補正予算案を含む13議案を提出。監査委員の選任など3議案は同日、議決された。また、議会運営委員会提出の特別委員会の設置に関する議案も同日、可決され、「国際戦略・観光に関する特別委員会」など、4特別委が設置された。
 また、岩井均議長、新井雅博副議長の辞職に伴う新正副議長の選挙も実施され、星野寛県議が議長に、橋爪洋介県議が副議長に就任した。
 新正副議長は同日会見し、星野議長は「今年度は新総合計画がスタートする年。議会としても計画の推進に関与し、執行部と車の両輪となって実行していきたい」、橋爪副議長は「議長の補佐役として県政発展、議会の円滑な運営に努めていきたい」と抱負を語った。
**********

 副議長の橋爪氏はともかく、議長に星野寛議員が選出されたときいて、呆れてしまうとともに、我々県民の血税が果たして本当に有効に使われるのをきちんとチェックできるのだろうか、と不安に駆られました。

 なぜなら、当会のブログでも報告したように、星野寛議員は、監査委員も歴任したにもかかわらず、旅行好きで、政務活動費を使って必要もないのにあちこち国内外に出かけては、暇つぶしをしているからです。

 星野寛・新議長の平成26年度における政務活動費収支報告書における国内外の「調査研究」に関する支出をみてみましょう。

********************
<平成26年度政務活動費収支報告書(抜粋)>
◆報告書遠しページ番号/党派/議員名/使途項目/支出年月日/支出額/支出内容/備考/領収書/※当会の疑問点
◆038~039/自民党/星野寛/調査研究費/5月14日~15日/33,280/ 全国の水源林造林事業の現状・予算獲得状況・福島の復興状況調査 ぐんまちゃん家の状況調査、近隣のアンテナショップ調査/東京都内 14日 全国水源林造林協議会総会・後援会・懇親会、15日 ぐんまちゃん家、沖縄、高知、茨城のアンテナショップ/自民党会派代表者織田沢俊幸名義の「政務活動費 支出証明書(宿泊調査)」様式で、支払いを証明。JR上毛高原駅発行領収書の上毛高原~東京往復乗車券10,780円、宿泊費は地方職員共済組合麹町会館5月15日付の5月14日~1泊の宿泊証明書。及び調査雑費(2日分)6000円。/-
◆040~041/自民党/星野寛/調査研究費/6月9日、10日、11日、16日/28,272/-/6月9日産経土木行政意見交換懇談会会費(18:00-19:30) 10日新旧監査委員意見交換懇談会宿泊費 11日観光・世界遺産行政意見交換懇談会会費・宿泊費(18:00-19:30) 16日森林農地整備センター関東整備局意見交換懇談会宿泊費/群馬ロイヤルホテルの6月9日付5000円星野寛あて領収書。但し、産経土木行政意見交換懇談会について。6月10日付前橋テルサ発行の星野寛あてツインA室料朝食付消費税込みの7272円。ホテルサンダーソン名の6月11日付5000円領収書。但し観光と世界遺産行政意見交換懇談会として。同じく6月11日付星野寛宛5500円。6月16日付星野寛宛5500円。/-
◆042~043、044/自民党/星野寛/調査研究費/6月29日~7月2日/79,344/東京都内前泊事前打合せ、台湾台北市 台湾台北の旅行社へスキー冬の群馬を中心に富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録の広報と群馬の観光宣伝誘客活動/6月29日参加者による調査、誘客宣伝活動の事前打合せ(東京泊) 30日燦星旅游、康福旅行社、東南旅行社訪問 7月1日雄獅旅行社、加百列旅行社、中華民国滑雪滑草協会、作心渫旅游訪問 滑雪協会会員との懇談会、2日なろ湾旅行社訪問/会派代表織田沢俊幸名義の政務活動費支払証明書(宿泊調査)の様式を用いて、宿泊費16500円はファーストキャビン羽田ターミナル1名義の6月29日発行6月29日から1泊の宿泊証明書で 旅費負担金(半額負担)65000円は、群馬県スキー場経営者協会長星野寛名義の星野寛あて65000円の6月20日付領収書。ただし「台湾スキーエージェントキャラバン(6/30-7/2)負担金」として。調査雑費(4日分)12000円、旅行保険5680円は、東京海上日動火災保険㈱の海外旅行保険で6月30日付。/※自分のための拡販活動で政務活動ではないのではないか
◆045~046/自民党/星野寛/調査研究費/7月15日~16日/14,900/台湾誘客宣伝活動の成果と課題、今後の方針について検討、あわせて道の駅川場の視察/田園プラザ川場(15:00-16:30)、川場ホテルSL(17:00~1泊) 調査相手方は川場村観光協会事務局長、台湾旅行エージェント誘客宣伝活動参加者/会派代表織田沢俊幸名義の政務活動費支払証明書(宿泊調査)の様式を用いて、宿泊費14900円は㈱田園プラザ川場ホテルSL名義の7月16日発行7月15日から1泊の宿泊証明書/-
◆047/自民党/星野寛/調査研究費/7月/12,780/18日群馬県議会森林林業林産業活性化促進議員連盟会費 29日国交省鉄道局長ほか関係課へ免税経由の制度延長へ協力要請活動旅費/-/群馬県議会森林林業林産業活性化促進議員連盟会長関根圀男名義の7月18日付各会員あて2000円、但し「平成26年度群馬県議会森林林業林産業活性化促進議員連盟会費」として. またJR上毛高原名義の星野寛あて7月29日付10780円の領収書/-
◆048~049/自民党/星野寛/調査研究費/10月/17,772/10月2日県政の諸課題について議員間の意見交換会宿泊費 27日林野庁長官後援会/林政懇談会宿泊費 30日片品村と県産業経済部との意見交換会(15:30-20:00)/-/前橋テルサ名義の星野寛あて10月2日付けツインAと朝食、税込み7272円の領収書 ホテルサンダーソン10月27日付星野寛あて5500円領収書 片品村役場むらづくり観光課名義の10月30日付星野寛あて5000円領収書、ただし、「片品村と群馬県作業経済部との意見交換会の親睦会参加費」として。/-
◆050~051/自民党/星野寛/調査研究費/10月21日~22日/33,070/―/ぐんまちゃん家における利根沼田サロンドG(酒蔵ツーリズム)で誘客、宣伝活動調査、マスコミ、エージェントの反応等の確認/調査場所:ぐんまちゃん家 調査の相手方;マスコミ、旅行エージェント関係者、ぐんまちゃん家職員/JR東日本上毛高原が10月21日発行の金10,570円星野寛宛乗車券類代として上毛高原⇔東京の往復乗車券。宿泊費16,500円は宿泊証明書として東急ステイ東銀座(中央区築地4-11-5)の10月22日付発行「10月21日から1泊」。このほか調査に要した経費として調査雑費(2日分)6,000円。会派長の織田沢俊幸名義の別記様式第7号の3(第5条)に基づき全額請求。
◆052~054/自民党/星野寛/調査研究費/10月23日~25日(2泊3日)/75,200/親学議員連盟による「家庭教育支援条例」についての調査/調査場所:熊本県庁、鹿児島県庁/調査の相手方:熊本県庁職員、鹿児島県議会議員、鹿児島県庁職員/JR東日本が10月23日発行の金5,390円、10月25日発行の金5,390円の2件の星野寛宛乗車券類代として上毛高原⇔東京乗車券。交通費・宿泊費(1泊分として10月17日付群馬ヤクルト観光(前橋市高井町1-7-1)が親学推進議員連盟県外視察(熊本県・鹿児島県)往復航空運賃、現地新新幹線代、宿泊分(1泊分)として、星野寛宛38,920円。宿泊費(1泊分)上限16,500円の帳票として、折橋旅館(鹿児島県霧島市牧園町下中津川2234)の10月25日付細野寛宛「宿泊代として」200,38円。さらに調査雑費(3日分)として9,000円を会派長織田沢名義の支払い証明で申請。/※1泊目の場所や東京からの航空券代や新幹線代の内訳が不明。2泊目は高級温泉旅館に宿泊しており、なぜそのような場所の旅館を自分で手配したのか不明。027-251-8960群馬ヤクルト観光 ←(当会注:この件は当会が住民監査請求をした結果、3日目の土曜日の午前中に、鹿児島空港近くの墓地を視察したので、金曜日夜の宿泊費と土曜日の調査雑費を政務活動費として公金を充てたことが判明。星野新議長のミミッチイ性根が暴露されたのでした。当会の次のブログ記事を参照↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1955.html

◆055~057/自民党/星野寛/調査研究費/11月6日~9日(東京1、台北2 計3泊4日/154,304/台湾からの誘客活動調査、県産日本酒の販売状況調査 日台友好交流/調査場所:台北国際旅行博(ITF)、台湾旅行業者との懇談会、裕毛屋台5号店、中華オリンピック委員会 調査の相手方:ITF出展者・県職員、台湾旅行業者幹部、裕毛屋社長・店長、台中ロータリークラブ会員、中華オリンピック委員会副秘書長他/負担金として、11月5日付片品村観光協会会長千明金造名義の「但し、日台交流事業参加負担金として」星野寛宛157,000円。JR東日本が11月6日発行の金5,390円、11月9日発行の金5,390円の2件の星野寛宛乗車券類代として上毛高原⇔東京乗車券。東京前泊宿泊費(1泊分)として13,100円として11月6日付東急ステイサービス㈱(渋谷区道玄坂1-10-5)の星野宛13,100円。調査雑費(4日分)として12,000円の合計192,880円の4/5案文。/※片品村観光協会0278-58-3222(萩原)に旅程について確認を求めたが一切話せないとのこと
◆058~059/自民党/星野寛/調査研究費/11月17日~18日(1泊2日)/33,280/県内スキー場、温泉のプレゼンテーション・誘客活動調査/調査場所:ぐんまちゃん家   調査の相手方;マスコミ、旅行業者関係者/交通費としてJR東日本上毛高発行の上毛高原⇔東京の往復乗車券10,780円領収書。東京宿泊費として16,500円で東急ステイ東銀座の11月17日から1泊の11月18日付宿泊者氏名星野寛の宿泊証明書。さらに調査雑費(2日分)を含め、以上を会派長織田沢俊幸の支払い証明で申告。/※ぐんまちゃん家でマスコミ旅行業関係者相手に県内スキー場、温泉のプレゼンを県議が1泊付きでやるのはいかがなものか
◆060/自民党/星野寛/調査研究費/2月5日/13,000/みなかみ町地域活性化のための意見交換会参加費(上牧温泉宿泊)町長。課長、議長、県関係者。JR関係者/-/水上町観光課課長沢浦厚子名義の2月5日付群馬県議会議員星野寛宛13,000円の領収書で「みなかみ町地域活性化のための意見交換会」参加費として。/※温泉宿泊付きの意見交換会の実態が疑問
********************

 以上のとおり、ほぼ会月1回のペースで精力的に県内外、国内外を飛び回っていますが、東京に出るたびにぐんまちゃん家に立ち寄り、1泊するのが習性になっています。また、群馬県の観光PRのために台湾を2回訪れていますが、議員が自らわざわざ調査をする必要があったのかどうか、調査報告書もおそらく提出していないようなので、血税が有効に使われたのかどうか、確認できません。

 当会は、群馬県議会に対して、政務活動費をつかった調査研究活動については、報告書の作成と公開を求めていきます。また今後も、群馬県議会の政務活動費と公用車使用記録を定期的にチェックしていく所存です。

【市民オンブズマン群馬事務局からの連絡】
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大同有毒スラグを斬る!・・・群馬県県土整備部を覆う闇「県は必要な工事を終えた」のか?

2016-05-26 23:26:00 | スラグ不法投棄問題
■2016年5月14日付の上毛新聞で「大同特殊鋼スラグ使用 新たに148カ所判明 自治体 撤去や舗装で対応」と題する記事が報じられました。その中で「県と水資源機構は必要な工事を終えたとしている。」と群馬県・県土整備部の対応について、紹介されています。本当に、必要な工事は終了しているのでしょうか?調査もロクにしないで、「工事は終了」などと宣言したとすれば、余りにも、県民をないがしろにしていると言えるのではないでしょうか?“きれいな群馬ちゃん”を守りぬく気概はどこへやら、誤魔化せるものなら隠してしまえ、とする闇の考えに県土整備部が、いや、群馬県庁全体が支配されているとしたら、今後ますます不法投棄事件が増えてしまうことでしょう。
 当会では、群馬県の闇を照らし出す「光」となるべく、微力ながら粘り強く闇と戦う活動を続けてまいります。その決意を胸に、今回もリットン調査団が休日返上で徘徊調査を実施したので、ご報告いたします。

建設中の上信自動車道に来てみました。

*****リットン調査団の現況レポート*****
 リットン調査団集合(^^)/。

 団長Aの訓示「今日は日曜日ですが、徘徊調査を実施します。どうせ家族に見放され、徘徊するしかすることがないから、丁度いいよね?」

 団員C「団長!カッコ悪いから“きれいな群馬ちゃん”を守るために早起きしたことにしましょうよ!」

 いつもの出発前の徘徊老人の戯言はさておき、今回の徘徊場所はこちらです。↓↓↓
<script type="'text/javascript'" charset="'UTF-8'" src="'http://map.yahooapis.jp/MapsService/embedmap/V2/?zoom=18&lat=36.543217775490874&lon=138.94647598359813&cond=&pluginid=place&z=15&mode=map&active=true&layer=place&home=on&hlat=36.54318706741923&hlon=138.94654521794473&pointer=off&pan=off&ei=utf8&v=3&datum=wgs&width=480&height=360&device=pc&isleft='"></script>

 衛星写真はこちらです。↓↓↓
<script type="'text/javascript'" charset="'UTF-8'" src="'http://map.yahooapis.jp/MapsService/embedmap/V2/?zoom=18&lat=36.543217926287&lon=138.94647579488958&cond=&pluginid=place&z=19&mode=photo&active=true&layer=place&home=on&hlat=36.54318706741923&hlon=138.94654521794473&pointer=off&pan=off&ei=utf8&v=3&datum=wgs&width=480&height=360&device=pc&isleft='"></script>


今回の調査場所は、大同・佐藤ブラック連合の有害スラグ混合所から車でほんの3分ぐらいの近い所にあります。「玄関開けたらすぐスラグ!」が合言葉のブラック連合とすれば、是が非でも有害スラグの捨て場にしたい工事現場に違いありません。


空き缶ぐらい、ゴミ箱に捨てませんか?ところで、空き缶だけでなく周りにもサビ色石がたくさんありますね。


こちらは、白く石灰のように押し固まっています。またサビ色の石がたくさんあります。


と、その中に黒光り石!


うわぁ~っ、見事なサビ浮き石だ。


ハンマーで割って、アルカリ試薬を噴霧してみると・・・。


スラグ特有の、気泡が抜けたような断面がだんだん赤くなってきました。有害スラグに間違い無し!我々リットン調査団は、いち早くフェノールフタレイン試薬によるスラグ判定を導入しています。この手法は、国土交通省のスラグ調査にも使われました。
 群馬県・県土整備部の皆さまに告ぐ!エアコンの効いた室内で、ブラック企業が提出した品質規格証明書を眺めてばかりいないで、まだ舗装になっていない現場を調査したらいかがですか?どこが、必要な工事を終了したのでしょうか?調査すらまともにしていないではないですか!徘徊老人でも簡単に有害スラグを見つけることができますよ!



この現場には、大きな石がゴロゴロしています。


昔、土木工事をしていたけど、現在は徘徊老人をしているおじいさんに、この現場を見てもらい、話を聞いてみました。おじいさん曰く「こりゃひどい。地盤が固く締まっているじゃろ。だから、地盤を掘削するのみで路床としたのではないじゃろか?岩が多いと、ブレーカーという機械で石を割るが、どうしても凸凹するんじゃ。だから、平らにするため、目つぶしに粉分が多いスラグを用いたのではないじゃろか?わしの経験では、県は目つぶしを予算組しないことが多いんじゃ。有害スラグをタダ同然で敷きこんだのではないじゃろか?ちょうどおあつらえ向きの有害スラグの捨て場になってしまったんじゃろ」とのことでした。


平らにするために撒いた、粉分の多い有害スラグには、鉄分が多く含まれています。だから「水と反応し、サビて小石を赤く染めたのだろう」とリットン調査団は原因を分析したのでした。有害成分は粉じんとして舞飛んだり、雨水とともに多くは流れたりしてしまいました。もう少し奥まで進んでみましょう、なにやら重機の影が見えます。


おっと、ブラック佐藤建設工業のスラグ不法投棄・施工重機ではないですか。なんとここは、佐藤建設工業のスラグ不法投棄の真っ最中の現場だったのです。なぜ群馬県は、前橋地検に書類送検されたいかがわしい企業に県の土木事業の仕事をさせ続けているのでしょうか?現在、国土交通省の上武道路工事の関連で、ブラック佐藤のスラグ運搬車が我が物顔で走り回っています。群馬県は天然石採取も監督しているはずです。いつまでいかがわしい業者に営業をさせ続けるつもりなのでしょうか?
**********続く**********

■群馬県が建設を進める上信自動車道は国道145号線・353号線のバイパスとして建設が進められ、関越自動車道・渋川伊香保インターから草津町を60分で結ぶ夢の高規格道路です。
http://www.pref.gunma.jp/06/h3400039.html

 今回リットン調査団が訪れたのは、渋川市祖母島地内の上信自動車道祖母島~箱島バイパス(国道353号バイパス)区間の一部のようです。ホームページを見ると、「国道353号線が災害で度々通行止めになるのを解消するために必要な道路である」と説明されています。
http://www.pref.gunma.jp/contents/000251936.pdf

 せっかくの有意義な公共工事も、大同・佐藤ブラック連合にしてみれば、有害スラグの格好の捨て場という認識しかしていなかったのです。今回の有害スラグ不法投棄現場では、表面の凸凹を解消するため、粉分の多い有害スラグを薄く巻くことによって、道路表面の凸凹を解消しようと企んだようです。

 この場合、そんなに有毒スラグの量がはける訳ではないのに、ブラック連合では有毒スラグを少しでも多く処分するチャンスだと捉えたようです。わざわざ粉分が多い有毒スラグを主体に分別して、不法投棄をしています。このため、有意義な公共工事も台無しとなってしまいました。

 この現場の状況は地盤を掘削したのみで、いわば土壌を掘削したのみの路床と考えることができます。その土壌に有害スラグを不法投棄された状況は土壌汚染そのものの状況なのです。有害スラグには、土壌環境基準を上回るフッ素が含まれているので、撤去して遮断型処分場に最終処分しなければなりません。

■今回のケースでは、リットン調査団が日曜日に早起きして、ちょっと現場を徘徊調査するだけで、簡単に有害スラグを見つけることができました。土木資材に精通し土木工事を熟知している群馬県・県土整備部のお役人様であれば、舗装されてない現場を特定し、現地調査をすることなど、いとも容易いことでしょう。

 ところが、県土整備部の幹部は、豊富なスラグマネーに惑わされてしまったか、はたまたスラグの毒に脳がやられてしまったらしいのです。なぜなら、必要な調査もやろうとしないまま、「必要な工事を終了した」などと上毛新聞に得意げにお話しをしてしまったからです。

 ここで当会として、声を高らかに指摘いたします。

「群馬県の役人様は常軌を逸している!」

 前橋地検に有害スラグ関係者が書類送検された今、“きれいな群馬ちゃん”を取り戻すため、真剣に有害スラグ調査の仕事をするのが、納税者である県民に奉仕する公僕の務めではないでしょうか?

 まともに仕事をする気がないのなら、今すぐ職を辞すことを強くお勧めいたします。県土整備部など、スラグ放置責任を問われるべきあなたがた県職員幹部責任者らは、いますぐに手分けをして一斉に有毒スラグ不法投棄現場を徹底調査しなければなりません。そうしないと“税金浪費家”の汚名の返上はいつまでたっても覚束ないのです。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ特別調査チーム・この項続く】
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“不倫知事”の大澤正明によるファーストクラス利用の高額海外出張を報じたマスコミ記事

2016-05-25 22:31:00 | 県内の税金無駄使い実態
■舛添要一・東京都知事の公私混同、血税浪費癖が物議を醸していますが、市民オンブズマン群馬では、5月19日に大澤正明・群馬県知事の高額海外出張とファーストクラス利用実態を調査すべく、公文書開示請求を行ったところです。すると、さっそく東京新聞が5月24日付の群馬版記事と全国版社会面で、この問題について記事を掲載しました。また、本日5月25日に、県庁において知事の定例記者会見で、記者からこの問題について問われた大澤知事が「今後は使わないように見直していきたい」と述べたことが、さっそくネット記事に報じられました。



**********東京新聞群馬版2016年5月24日
【群馬】知事の海外出張費 ファーストクラスも利用 仏伊訪問に総額1400万円
 総額五百万円以上の海外出張が六回、うち二回は航空機のファーストクラスを利用-。大沢正明知事が二〇〇七年に就任以降に実施した海外出張について、随行した職員の費用を含めた概要だ。舛添要一東京都知事の高額な海外出張費が社会問題になる中、大沢知事も公費の使い方について県民に一定の説明が求められそうだ。(菅原洋)
 県によると、大沢知事は二十四回の海外出張をしており、このうち二〇一〇年度以降の十八回分は金額などの記録が残っている。
 最高額は一五年十月二十五~三十一日、ミラノ国際博覧会などのためにフランスとイタリアを訪問し、随行の職員五人を含めて総額約千四百万円かかった。この際、大沢知事は往復ともファーストクラスを使った。海外出張の際、知事は県の規定でファーストクラス利用が認められている。
 費用の中には、現地の関係者に上州和牛を振る舞うなどのイベント事業費も含んでいる。出張に関しては旅行代理店に一括して発注したため、航空運賃や宿泊費など個別の具体的な金額は不明という。
 他の五回は中国やベトナムなどに訪れ、総額は五百万~一千万円だった。
 ファーストクラスは一二年十月五~九日、米国南カリフォルニアの県人会百五周年記念式典出席の際にも利用。この二回以外はビジネスクラスを利用したとみられる。職員も部長級はビジネスクラスを使える。
 一方、出張での宿泊費などについては、県職員等旅費条例で、国家公務員等旅費法の規定を基準とするように定めている。知事は副大臣級の基準が適用され、海外出張の宿泊費は地域によって一泊で一万七千四百~二万九千円の上限額で実費が支給される。
 金額などの記録が残る十八回のうち、この上限額を超えたと確認できるのは、一二年八月五~八日、モンゴルのウランバートル市に政府関係者との交流や意見交換の目的で訪問した際、一泊五万五千円の部屋に三泊した時だ。
 県の担当者は「この部屋での宿泊は、モンゴル政府側から治安上の理由で利用するよう要請があったため」という。部屋の広さやスイートルームなのかなどは分かっていない。
 他の出張は旅行代理店に一括して発注したため、宿泊費が上限を超えたケースがあったかは確認できていないと説明している。

**********産経新聞2016.5.25 13:12
【舛添知事公私混同疑惑】ファーストクラス「今後は使わない」海外出張で群馬県知事
 東京都の舛添要一知事の海外出張費が高額すぎるとの指摘をめぐり、群馬県の大沢正明知事は25日の定例記者会見で、過去の公務出張でファーストクラスを利用していたことを明らかにし「今後は使わないよう見直していきたい」と述べた。
 県によると、大沢知事は平成19年の就任以降、24回の海外出張があり、22年度以降の18回は支出の記録が残っている。このうち欧州と米国へ出張した2回、ファーストクラスを利用していた。
 県の規定では、知事は海外出張の際にファーストクラスの利用が認められている。大沢知事は「全国の多くの知事が利用しないよう節約しているのを認識しないといけない」と話した。

**********スポニチ2016年5月25日13:33
群馬県知事、海外出張でファーストクラス見直し
 東京都の舛添要一知事の海外出張費が高額すぎるとの指摘を巡り、群馬県の大沢正明知事は25日の定例記者会見で、過去の公務出張でファーストクラスを利用していたことを明らかにし「今後は使わないよう見直していきたい」と述べた。
 県によると、大沢知事は2007年の就任以降、24回の海外出張があり、10年度以降の18回は支出の記録が残っている。このうち欧州と米国へ出張した2回、ファーストクラスを利用していた。
 県の規定では、知事は海外出張の際にファーストクラスの利用が認められている。大沢知事は「全国の多くの知事が利用しないよう節約しているのを認識しないといけない」と話した。
**********

■素行がバレると、「今後は慎重に行動したい」とか「今後は無駄な支出を改めたい」などと同じ釈明を繰り返す大澤知事ですが、おそらく自分で判断したのではなく、血税をアブク銭と勘違いしている取り巻きの総務部の幹部らが、知事にゴマをするために、わざわざ手配したのだと考えられます。

 いちはやく新聞報道で、我らが群馬県知事の血税をつかった豪華な外遊の実態のあらましが報じられたわけですが、当会では、この問題に関する「一切の情報」を公文書開示請求しています。
・どうしてファーストクラスを利用しなければならなかったのか
・その決裁の手続き過程はどうだったのか
・モンゴルではどうして治安上の理由で先方指定の高額な部屋に宿泊しなければならなかったのか
・なぜモンゴルの国会議員の来県にたいして群馬県選出の国会議員であればまだしも大澤・県知事が返礼をしなければならなかったのか
・モンゴルとは群馬大学が保健分野で現地の国立健康科学大学と協力関係があるようだが群馬大学の関係者でなく知事がなぜ現地協力のために出かけなければならないのか、
などなど、しっかりと説明責任が果たせる公文書を群馬県知事が開示するかどうか、注目されます。

【5月26日追記】
**********東京新聞2016年5月24日
【群馬】知事の海外出張費 ファーストクラスも利用 仏伊訪問に総額1400万円
 総額五百万円以上の海外出張が六回、うち二回は航空機のファーストクラスを利用-。大沢正明知事が二〇〇七年に就任以降に実施した海外出張について、随行した職員の費用を含めた概要だ。舛添要一東京都知事の高額な海外出張費が社会問題になる中、大沢知事も公費の使い方について県民に一定の説明が求められそうだ。(菅原洋)
===
 県によると、大沢知事は二十四回の海外出張をしており、このうち二〇一〇年度以降の十八回分は金額などの記録が残っている。 ←(当会注:それ以前の金額無しの記録という資料についても精査して、愛人等を同道していなかったかどうか子細に確認する予定)
 最高額は一五年十月二十五~三十一日、ミラノ国際博覧会などのためにフランスとイタリアを訪問し、随行の職員五人を含めて総額約千四百万円かかった。この際、大沢知事は往復ともファーストクラスを使った。海外出張の際、知事は県の規定でファーストクラス利用が認められている。 ←(当会注:すでに情報開示請求に、ファーストクラス利用の根拠を示す県の規定を含めているので、その条項を子細に確認する予定)
 費用の中には、現地の関係者に上州和牛を振る舞うなどのイベント事業費も含んでいる。出張に関しては旅行代理店に一括して発注したため、航空運賃や宿泊費など個別の具体的な金額は不明という。 ←(当会注:県から情報開示を受け、領収書で旅行代理店名が判明したら、公開質問で内訳を確認する予定)
 他の五回は中国やベトナムなどに訪れ、総額は五百万~一千万円だった。
 ファーストクラスは一二年十月五~九日、米国南カリフォルニアの県人会百五周年記念式典出席の際にも利用。この二回以外はビジネスクラスを利用したとみられる。職員も部長級はビジネスクラスを使える。←(当会注:ファーストクラスとビジネスクラスの使い分けの根拠について、情報公開時に県に確認する予定)
 一方、出張での宿泊費などについては、県職員等旅費条例で、国家公務員等旅費法の規定を基準とするように定めている。知事は副大臣級の基準が適用され、海外出張の宿泊費は地域によって一泊で一万七千四百~二万九千円の上限額で実費が支給される。
 金額などの記録が残る十八回のうち、この上限額を超えたと確認できるのは、一二年八月五~八日、モンゴルのウランバートル市に政府関係者との交流や意見交換の目的で訪問した際、一泊五万五千円の部屋に三泊した時だ。
 県の担当者は「この部屋での宿泊は、モンゴル政府側から治安上の理由で利用するよう要請があったため」という。部屋の広さやスイートルームなのかなどは分かっていない。←(当会注:モンゴル政府側からの要請の存在を示す証拠の有無と、ホテル名からどの部屋に宿泊したのかを、当該ホテルに取り合わせる予定)
 他の出張は旅行代理店に一括して発注したため、宿泊費が上限を超えたケースがあったかは確認できていないと説明している。 ←(当会注:県から情報開示を受け、領収書で旅行代理店名が判明したら、公開質問で内訳を確認する予定)

**********東京新聞2016年5月26日
【群馬】ファーストクラス利用見直し 大沢知事「多くの知事が節約を認識」

ファーストクラス利用の見直しを表明した大沢正明知事=県庁で
 舛添要一東京都知事の海外出張費が高額だと指摘されている問題をめぐり、二十五日、今後は飛行機のファーストクラスを原則として利用しない意向を表明した大沢正明知事。過去二回の海外出張でファーストクラスを利用していたが、「全国の多くの知事がファーストクラスを使わないように節約されていることは、しっかりと認識しなければいけない」と述べた。 (菅原洋)
 大沢知事は二〇一二年十月に米国南カリフォルニア地域の県人会百五周年記念式典に出席した際と、一五年十月にミラノ国際博覧会のためにフランスとイタリアを訪問した際にファーストクラスを利用していた。県の規定には違反していない。
 県は航空運賃を明らかにしていないが、米国の出張は総額約五百万円、欧州の出張は総額約千三百四十万円の出張費用がかかった。いずれも職員五人が随行し、関連事業費なども含んでいるが、ファーストクラスの利用が総額を押し上げたとみられる。
 二十五日の定例記者会見で、大沢知事は「ファーストクラスは長距離移動や機中泊を考慮して利用した。それ以外は全て、ビジネスクラスを使っている」と説明した。
 知事が海外出張する際の宿泊費は、規定で地域によって一泊一万七千四百円~二万九千円の上限額で実費が支給される。
 ただ、大沢知事は一二年八月、政府要人との交流や意見交換でモンゴルを訪問した際、一泊五万五千円の部屋に三泊した。モンゴル政府側から治安上の理由で要請があったためという。
 大沢知事は「モンゴルの部屋はそんなにいいところではなかったと記憶している。過去の海外出張などでツインルームに泊まったことはあったが、(会議室があるような)スイートルームに泊まったことはなく、泊まる必要がない」と明言した。
 現在の宿泊費の規定について「それほど高くはないのではないか。ただ、他県の状況をみて、県としても県民からぜいたくとの認識を持たれないようにしっかりと対応していきたい」と精査する意向を示した。
 首長の海外出張費をめぐっては、岩手県の達増拓也知事や鳥取県の平井伸治知事らも見直す方針を表明している。

**********日本経済新聞2016/5/26 7:00
群馬県の大沢知事、海外出張のファーストクラス「今後は使わず」
 東京都の舛添要一知事の高額な海外出張費などが批判を受けている問題に関し、群馬県の大沢正明知事は25日の定例記者会見で、自身の海外出張でも渡航の際にファーストクラスを使用したことがあることを明らかにした。その上で、「今後は使わない方向で見直したい」と述べた。
 県国際戦略課によると大沢知事の海外出張は2007年の就任後24回。このうち10年度以降の18回は支出に関する記録があり、12年10月の米国出張、15年10月の欧州出張の2回はファーストクラスを使用。ほかはビジネスクラスだった。「移動距離や機中泊などを考慮しファーストクラスを使用することもある」(同課)という。
 県の規定では知事のファーストクラスの利用は認めているが、大沢知事は「全国の多くの知事が節約していることは認識しないといけない」と述べた。

**********朝日新聞デジタル2016年5月26日03時00分
群馬)「ファーストクラス使いません」 会見で大沢知事
 大沢正明知事は25日の定例の記者会見で、2010年度以降欧米への出張でファーストクラスを2往復利用したことを明かした上で、「今後はファーストクラスを使わない方向で見直していきたい」と述べた。
 東京都の舛添要一知事が高額な海外出張費を使ったことなどで批判されているなか、「全国の多くの知事がファーストクラスを使わずに節約していることは認識している。(出張費全体でも県民に)ぜいたくだという認識をされないよう対応していきたい」と話した。
 記録の残っている10年度以降、大沢知事は18回の海外出張をしている。ほとんどがビジネスクラスの利用で、ファーストクラスを使ったのは、12年の米国出張と15年のフランス・イタリアへの出張だった。
 米国出張は3泊5日で南カリフォルニアの県人会の記念式典に参加した。知事と職員5人で出張費用は約420万円だった。フランス・イタリア出張は5泊7日でミラノ国際博覧会(万博)などで上州和牛のPRなどをした。イベント費を除き、知事と職員5人の出張費用は800万円ほど。一括して委託した旅行会社は航空運賃・宿泊費などの明細を明らかにしていない。
**********


【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考情報1「大澤知事とモンゴル」
**********
モンゴル経済トピック(2012年8月)
http://www.mn.emb-japan.go.jp/jp/seikei/keizaitopic201208.pdf
6 日、大澤正明群馬県知事一行はエンフボルド国家大会議議長と会談し、群馬県としてモンゴル側と保健分野で協力したい旨発言した。(UN7)
**********
国際戦略対策特別委員会(開催日時:平成24年10月12日(火)10時00分~11時37分)
https://www.pref.gunma.jp/gikai/s0700624.html
(19)知事のモンゴル訪問について
質問:先に知事が戦略地域ではないモンゴルを訪問したのはなぜか。
答弁:モンゴルの国会議員に2度来県をしていただいた返礼の意味合いと、モンゴルの富裕層における医療観光など、将来の観光誘客の可能性を調査するためである。戦略には重点5地域を定めてあるが、それ以外の地域でも柔軟に可能性をさぐりながら進めて行きたいと考えている。
**********
知事の動き(過去)(平成24年3月)
https://www.pref.gunma.jp/chiji/ugoki201203.html#a12031413
平成24年3月14日
富士重工業群馬製作所生活協同組合寄贈車両受納式
表敬訪問(モンゴル国国会議員)
**********

※参考情報2「群馬県とモンゴル」
**********ライブドア・ニュース2013年9月24日 14時15分
モンゴルに「日本式農業」進出、野菜や果物の中国依存脱却が進むか―中国メディア
http://news.livedoor.com/article/detail/8094320/
 群馬県前橋市のファームドゥ株式会社が、経済成長著しいモンゴルで日本の農業技術を利用して野菜や果物を栽培し、販売するという試みを始めている。23日付で環球網が伝えた。
 22日付日本メディアによると、モンゴルは遊牧民族の国で農業は発達しておらず、多くの果物や野菜を中国からの輸入に頼っている。そのため、現地では日本の技術で栽培した安全で新鮮な国産農作物に大きな期待が寄せられている。
 同社は群馬県や首都圏を中心に農産品の直営店を経営。昨年、モンゴルのスーパーマーケット経営企業と合弁会社を設立し、モンゴルの首都ウランバートル近郊の2カ所に計34ヘクタールの農園を建造中だ。
 2014年春にビニールハウスでトマトとイチゴの栽培を始めるほか、ホウレンソウなどの露天栽培にも取り掛かる。収穫された野菜は合弁相手がウランバートル内で経営する5カ所のスーパーで販売される予定。
 岩井雅之社長は2005年にモンゴルと隣接する中国の内モンゴル自治区を訪れた際、この構想を思いついた。岩井社長は現地の市場で、地元で収穫された野菜が高値でもかなりの人気だったことから、「日本の良質な野菜はきっと飛ぶように売れる」と確信した。
日本貿易振興機構(JETRO)によると、モンゴルは鉱物資源が豊富で、2012年の経済成長率は12.3%。人口は約280万人。富裕層を中心に新鮮な野菜への需要が高まっている。
 ただ、間引きなど基本的な農業知識が普及していない。岩井社長はこうした知識を学んでもらおうと、長野県のイチゴ農家などに合弁側の社員5人を派遣する予定だ。岩井社長は「日本式農業は規模は小さいが、おいしい作物を作りだすことができる。海外に目を向ければ、必ず成功する」と積極的な姿勢をみせた。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
**********FMぐんま平成25年9月5日(第6回)放送
チャレンジ・ザ・ドリーム~群馬の明日をひらく~
http://gunma-cgc.or.jp/radio/v06_03.html
岩井社長:来年の3月オープンめどに、渋川市の伊香保温泉の下の広大な敷地で今準備を進めています。内容とすると、ヤギの飼育、ヤギミルクの販売をそこでやっていったり、モンゴルビレッジといって、モンゴルのテントをそこに15張りぐらい張って、モンゴル文化を体験できるような場所にしていきたいと思います。
**********駐日モンゴル国大使館HP
http://tokyo.embassy.mn/jpn/index.php?moduls=17
地方自治体の直接交流:
2011年7月にドルノゴビ県と静岡県、2012年にウブルハンガイ県と群馬県、2014年にフブスグル県と新潟県などが協力覚書を結んでいます。
**********June 15, 2015 (Mainichi Japan)
Gunma town signs dinosaur research partnership with Mongolia
Mongolian Academy of Sciences' paleontology and geology institute director Khishigjav Tsogtbaatar, right, shakes hands with Kanna Mayor Toshio Tamura at a partnership signing ceremony in Kanna, Gunma Prefecture, on June 13, 2015. (Mainichi)
KANNA, Gunma -- The birthplace of Japan's dinosaur fossil research has signed a partnership agreement with Mongolia, a hot place for dinosaur fossil discoveries.
A partnership signing ceremony was held on June 13 in the town of Kanna, Gunma Prefecture, where the first fossilized dinosaur footprints in Japan were discovered.
The town's dinosaur research center helped Mongolia produce skeletal preparations of dinosaur fossils that were discovered in the country in the mid-1990s. This has led the two parties to cooperate on dinosaur research and the Kanna Municipal Government to take up the production of skeletal preparations for a new dinosaur museum planned to open near the capital city of Ulaanbaatar.
Khishigjav Tsogtbaatar, director of the paleontology and geology institute at the Mongolian Academy of Sciences, expressed excitement over the Kanna-Mongolia partnership, saying, "Mongolia is rich in dinosaur fossils, and we want to cooperate with many parties on fossil research as they are heritages of the world."
**********群馬大学大学院医学部保健学研究科HP
○坂本雅昭教授:地域・国際貢献
国際交流協定校であるモンゴル国立医科学大学の理学療法学科の開設に協力し,モンゴルでの講義実習,留学生への受け入れを行っている。
○国際交流:国際感覚の向上と国際社会への貢献
 保健学科は国際社会で活躍できる人材の育成を目指し、教員及び学生の国際交流を行うとともに、国際社会に貢献するために国際協力を行っています。ワシントン大学、ピュジェット・サウンド大学など米国の大学や、ニカラグア国立自治大学マナグア校及びモンゴル国立健康科学大学とも交流し、相互の訪問を行っています。学生は、留学生と一緒に学ぶ中で国際感覚や、国際社会で必要とされるコミュニケーション能力を養うとともに、留学生にとっては将来の母国の発展に役立つ知識や技術を得る機会となります。
**********
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議長公用車の目的外使用に係る住民監査請求で陳述と追加証拠提出の結果判った監査制度の形骸化の実態

2016-05-24 22:26:00 | 県内の税金無駄使い実態
■市民オンブズマン群馬では、2015年(平成27年)10月20日午後3時から渋川市内の結婚式場兼宴会場のホワイトインで開催された小渕優子後援会の会合に、安中市区選出の岩井均・群馬県議会議長が出席した際に、群馬県議会の議長公用車に乗り県職員の運転で現地に駆け付けたことについて、目的外使用だとして、2016年4月11日付で当会副代表が住民監査請求を群馬県監査委員に提出しました。その後、監査委員から同4月25日付で、補正命令あったため、5月9日に、当会副代表から補正書を県監査委員事務局に提出しました。その結果、監査請求がようやく受理されて、5月19日(木)午後2時から、監査委委員事務局の隣の陳述会場において、当会副代表による陳述等が行われました。


 昨年10月20日の小渕裕子後援会の会合には、市民オンブズマン群馬から代表、副代表、事務局長の3名で現地を訪れました。最初に、当会の代表が会場内に入ろうとしたら、受付で出席簿のチェックがあり、「市民団体のオンブズマンです」と名乗った途端、ロビーに「ケイゴ!ケイゴ!」の大声が響き渡りました。その途端、大柄な2名の警察官が当会代表の前に立ちはだかったのでした。

 当会の副代表は、代表からその経緯を聞くと、すぐに疑問を感じました。なぜなら、副代表は元警察官として、中曽根元首相ら要人警護の経験が豊富であり、警護の基本である警護要則を熟知しているからです。

■日本の代議士(衆院議員)の数は現在475名(小選挙区295、比例180)で、国会議員(参院議員)の数は242名(比例代表96、選挙区146)です。これほど多数の議員をいちいち警護していたら、肝心の国民の安心・安全な生活が疎かになってしまいかねません。従って、首相や閣僚以外には普通、警護をつけないのです。

 オブチ「姫」の場合、元・経産相でしたが、自らの政治資金不正会計問題で辞任後は、一介の代議士にすぎません。ところが、昨年10月20日の小渕裕子後援会幹部会の会場には、渋川警察署の警備課員、しかも警備課長の姿がありました。

 当会の副代表は、平成2年から警察学校で教官をしていましたが、高卒で入った警察官の息子のウメムラという人物を指導したことがあるそうです。当人はその後、県警本部で警護の担当をして、警部補から警部になり、副代表と同じ警備部の仕事をしていたこともあり、また、たまたま渋川署の警備課長として、人事異動があったことを副代表が知っていたため、はっきりと特定できました。

 そのため、なぜ一介の代議士にサービス警護をしているのか、関心をもった副代表は、直ちに証拠写真の撮影を開始したのでした。

 会場のホワイトパークの隣の駐車スペースには高級車がズラリと並んでいました。たまたま黒のレクサスのわきにいたジャケット姿の運転手らしい人物に「この車は誰のかい?」と副代表から声をかけたところ、その人は「議長の車です」と答えました。

 ふと胸元を見ると、県職員のバッジをつけていたため、「一自民党代議士の後援会に議長公用車でしかも県庁職員を使って運転するのはとんでもないことだ」と指摘したところ、その人物は慌てて隣のバスの後ろに行き、上着を脱いでしゃがみ込んだのでした。かといって、議長が後援会の集会が終わって戻って来たとき、車を移動してしまえば、場所がわからなくなるため、公用車から離れるわけにもゆかず、日が陰って気温が下がる中、じっと議長が戻るのを待っている運転手役の職員の姿を見て、副代表は気の毒に感じたそうです。

 後援会の会合が終わり、議長がレクサスで県庁に戻っていった後も、会場の入り口前で長々とインタビューを受けている人物がいました。副代表が近くに行ってみると、新日本ブロック(現・エスビック)の創業者で、現会長の柳澤本次氏がマスコミの記者に取り囲まれて、延々とインタビューに答えていました。同氏はかつて福田赳夫・元首相の後援会長をしていましたが、現在は、オブチ「姫」の後援会長に鞍替えしていたのと、かつての大柄な柳澤氏がずいぶん小柄に見えたのには、驚いたそうです。

■さて、前段が長くなってしまいましたが、議長公用車の運転手が動揺したように、なぜ、一介の代議士の後援会の会合に県議会の議長が公用車で乗り付けるのだろうか、と疑問に思った副代表は、さっそくこの疑問を確かめるべく、議長公用車の運用基準を調べたところ、「議長・副議長は、議会を代表して行事に出る場合に公用車を使える」とあり、これは運用がおかしい、ということで、今回の監査請求に至ったものです。

 監査委員の前での陳述は、5月19日(木)ということで、前々日の午後8時20分に、晩酌中の副代表のところに監査委員事務局から「住民監査の時間を決めたい」という話があり、ビックリさせられたそうです。副代表は「午後4時からが都合がいい」と要望しましたが、監査委員事務局では、「午後4時はほかの都合がありダメ」と言われたため、当日の午後2時からに決まりました。

 当日は午前10時30分からやはり当会の代表と地元の住民団体の事務局長が連名で前橋バイオマス発電にかかるチップ工場建設のための補助金支出をストップさせるための住民監査請求の陳述及び追加証拠の提出がありました。そのため、当会では、その日は終日県庁に入りびたりでした。

■副代表は元警察官だけに、監査委員や事務局がきちんとルール通りに陳述の手続きを踏まえているかどうか、検証をしたいと、かねてより願っていました。その希望が今回、叶ったのです。


陳述人の注意事項。

傍聴人の守るべき事項。

陳述会場配置図。

 陳述人は、陳述に先立って監査委員事務局から、「注意事項」について書いたメモを渡されます。そこには、「3 陳述開始後の写真等の撮影は、認められません。陳述開始前の写真等の撮影は可能ですが、被写体に含まれるものの承諾を得てください。(監査委員及び事務局職員については、この限りではありません。)」と明記されていました。

 そこで、副代表は、ビデオカメラを持参して、被写体として監査委員及び事務局職員、そして会場で立会人と称して、録音機を持参して監査請求人の陳述を黙って聞いているだけの実施機関の職員らをひとりひとり撮影しました。

 副代表は、午前中の前橋バイオマス発電の補助金に関する住民監査でも、同様に監査委員や県職員らを撮影しましたが、その際、首にかけた名札の位置が低すぎてテーブルの影に隠れてしまう職員がいたため、「きちんと胸元に名札が来るように調整しなさい」と注意を喚起していました。

 そのため、監査委員事務局の職員は午後の陳述会場には、名札の位置が胸元にくるように調節した者がほとんどでしたが、立会人である議会事務局の職員らは、いずれもだらしなく名札の位置を腹のあたりにしていました。副代表が、撮影をしながら、「もっと名札の位置を上にするように!」と厳しく指導しました。

■職員の撮影後、副代表はビデオカメラを陳述する机のわきに置きながら、次のお願いを代表監査委員の横田氏に申し入れました。

 それは、第三者委員会として、人事委員会でも、今回の監査委員会も県執行部から独立した組織として、県民の代表である一般人が県の事務事業をチェックするという重要な観点から、監査手続きは監査委員と住民参加請求人との相対で実施すべきであり、立会人として陳述会場に顔を出している実施機関の職員はもとより、監査委員事務局職員も、陳述にかかる諸準備作業が終われば、会場を退出するのが原則である、ということです。

 ところが、この申し入れに対して、代表監査委員は「これまでの慣習だから、職員らは会場内に留め置く」というのです。副代表は何度も、監査手続きという趣旨から、公平性や独立性の観点から職員の関与をできる限り排除しなければならない、と当然の主張をしましたが、どうしても職員らを同席させるというのです。そのため、副代表は代表監査委員に「なぜ職員を会場外に出さないのか。それとも、あなたが司会をして全部取り仕切れないのか?」と訊ねたところ、代表監査委員いわく「そんなことは全部できるわけはないでしょう」と、つい本音がこぼれてしまいました。

 そのため、副代表から横田代表委員に「それでは、司会さえ務まらないのであればやめたほうがいい。ところであなたは何年監査委員をやっているのか?」と質問したところ、横田氏いわく「8年間」とのこと。「こういう陳述の経験は年に何回あるのか?」と問うたところ、「平均で年に2、3回程度だ」そうです。

 副代表の話では、県庁の人事委員会で懲戒請求を受けたとき、委員が4~6人ほど並んでいましたが、委員長に対して「県庁職員を部屋の外に出してほしい」と申し入れたところ、委員長は直ちに県職員を全員外に出した経緯があるそうです。副代表は、そういう事実についても代表委員に話しましたが、それでも県職員はどうしても外に出ませんでした。

■ましてや、おかしなことに、監査委員である一般の人が、住民監査の内容について陳述人の意見を聞くのに、監査委員事務局の職員が立会うのは、百歩譲ってまだ仕方がないかもしれないが、監査請求の対象である相手方の県職員の部署の実務担当の議会事務局員3名が、録音機をもって、一部始終を見聞きしているのは、あきらかに不公平であり、公平性を保つには、県側の職員が監査委員の前で陳述する、監査陳述の機会に、我々住民監査請求人も立ち会わせることが不可欠であるとして、早急な改善を要求しました。

 ところが代表監査委員は「それはできない。なぜならずっとこのやり方をとってきたからだ」として、頑として請求人の要求を受け入れようとしませんでした。副代表はさらに詰め寄ろうとすると、わきから監査委員事務局長らが飛び出してきて「監査委員の指示に反する行為を行った場合は、退室を命じることもありうる」と脅しをかけてきました。

 副代表は、「陳述人は録音等を行えないのに、なぜ立会人の職員らは録音機を持参して、録音できるのか。不公平だから、こちらも録音等を認めてくれ」と要求しました。ようやく監査委員事務局長は、「立会人も録音等をしないようにする」というと、議会事務局から派遣されてきた職員らは、録音機を止めてみせました。

 陳述開始前の一部始終は、副代表のビデオカメラに収められています。副代表はそこでビデオカメラのスイッチを切り、陳述が開始されました。代表監査委員は、あらかじめ事務局からシナリオを配られていたため、いささかたどたどしくはありましたが、はじめて自ら司会として、陳述手続きを仕切り始めました。

■この時点で、既に時間が30分ほど超過しましたが、副代表は、遅れた分の時間も陳述時間としてカウントしているわけだから、それまでの手順に問題はないという考えを表明しました。監査委員や事務局職員らからもそれについては異論が出ませんでした。

 そして、当会副代表から概ね次のような趣旨の陳述を行いました。

**********
 私は市民オンブズマン群馬の副代表をしている大河原宗平です。2015年、平成27年、10月20日の小渕優子後援会幹部集会に、県職員に運転させて高級車のブランドであるレクサスで乗り付けた岩井均・県議会議長を目撃したことをきっかけに、議会事務局ではどのような公用車を手配、あるいは保有しているのかを確かめるべく、私はオンブズマン活動の一環として、2016年1月15日付で県議会議長あてに公文書開示請求をしておりました。

 開示を請求する公文書の内容又は件名は次の通りです。
議会事務所所管の公用車、県有車の類にかかる次の情報 ①メーカー ②車種(色・グレードの判る情報を含む) ③台数 ④取得年月日 ④取得価格(税込・税抜) ⑤年式 ⑥用途

 その結果、2016年2月5日(金)午前10時から県庁2階で次の文書が開示されました。

 1つ目は「群馬県議会公用車使用基準」です。
 これは平成22年3月3日に制定されたものです。

 釈迦に説法で恐縮ですが、内容を少し紹介してみます。
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         群馬県議会公用車使用基準
 群馬県議会において管理する公用車に係る議員の使用については、地方自治法及び会議規則、委員会条例に基づく議会活動に際し使用するものとし、具体的な基準は次のとおりとする。
1 公用車の区分
(1)専用車  議長及び副議長用公用車
(2)バス
(3)共用車  専用車及びバス以外
2 使用基準
(1)専用車
  議長及び副議長が、議会を代表して各種団体等の会議、諸行事に出席するとき
===================================
 以下省略しますが、ここで「専用車」については、議長および副議長が「議会を代表して各種団体等の会議、諸行事に出席するとき」と明記してあります。

 なお、最後に「その他」として「(2)この使用基準に定めるものほか、公用車の使用に伴う具体的な手続きは、議会事務局長が別に定める。」と明記されています。

 2つ目は「群馬県議会事務局公用車」の「備品管理照会」という書類です。

 ここに次のように記載されています。
レクサスLS600hL(黒):公用車(議長)
(1) 登録番号 群330は8138
(2) 車検満了日 H28. 5.20
(3) 年式 平成25年
(4) 排気量 5000
(5) 取得所属 議会総務課
(6) 借受期間 平成25年5月23日~平成29年5月20日
(7) 借受先 群馬トヨペット㈱
(8) 評価額 8,981,380円
(9) 契約名 リース契約
(10) 供用日 平成26年4月1日

 そのほかにも副議長公用車として「トヨタクラウンハイブリッドG・AWS210-AEXUH(黒)」などがありますが、今回は割愛します。

 以上のことから、議長公用車と副議長公用車は、共に平成25年型で、それぞれ4年と4年半の期間のリース契約で、契約金額はそれぞれ約900万円、530万円となっていることがわかります。

 レクサスのホームページによれば、レクサスLS600hLのメーカー希望小売価格(消費税抜き)は15,954,000円(14,772,222円)となっており、6.6年でリース価格が本体価格を上回る計算です。

 ちなみに、トヨタクラウンのホームページによれば、ハイブリッド露医薬サルーンGのメーカー希望小売価格は5,690,000円(消費税込み)となっており、ほぼ4年でリース価格が本体価格を上回る計算です。

 その他の公用車(普通乗用自動車小型乗用自動車各1台、大型バス2台)は平成8年から12年ごろにかけて取得したもので、3ナンバーのワンボックスカーを議会秘書課が使用管理しているほかは、全て議会総務課の管理下にあります。

 さて、今回の住民監査請求における問題点を指摘したいと思います。

 それは、なぜ、議長と副議長のために、このような贅沢な車を我々の血税を使ってリース契約で調達しなければならないのか、ということです。納税者、県民として、さっぱり理解できません。

 しかも、議長及び副議長が、議会を代表して各種団体等の会議、諸行事に出席するときにしか、これらの公用車を使えない筈なのに、なぜ議長が小渕優子の後援会幹部集会に、「議会を代表して」参加しなければならかったのか、についても大きな疑問が残ります。

 また、今回の住民監査請求に際して、監査委員の皆さんから補正命令をいただきました。

 これらはすでに回答した通りですが、さすがに監査委員の皆さんだけあって、重要な視点からの補正命令の内容であると感じております。

 とくに、今回の職員措置請求、いわゆる住民監査請求は、誰に関する措置請求なのかということです。これについては、地方自治法が改悪されて、直接、行政職員を訴えることができなくなったため、現在では、当該自治体の首長に、当該職員に対して損害の賠償請求を命じるように措置請求するよう勧告するという、まだるっこい制度になってしまったことは、監査委員の皆さんが一番よくご存知です。

 では、今回、群馬県知事が、当該職員として誰に対して、損害の賠償請求を命じればよいかということがポイントになります。

 私は補正書において、次のように回答しました。再確認の意味も込めて、少し引用してみます。

===================================
今回の措置請求は、議長公用車の目的外使用を認めた職員(議長ら特別職員を含む)が支出責任者だというふうに考えられます。
この場合、特別職である議長、あるいは議会関係者が、当該目的外使用をするように、議会事務局職員に命じたのか、それとも、議会事務局職員が、議長の便宜を慮って、公用車使用のルールを捻じ曲げて、運転のための職員を指名して、議長公用車を使わせたのか、請求人の立場では、事実関係の把握ができません。
いずれにしても、2年毎に交替する議長は、それまでの慣習的に行われていた議長公用車の使用について、それが血税で賄われていることなどには無頓着に、議会事務局が長期リース契約をして調達した議長公用車の使用の裁量は、事務方の議会事務局にあると考えるのが妥当というのが請求人の見解です。
しかし、最終的な確認は、権限を有する監査委員によって精査され、判断されることになると考えます。
===================================

 監査委員の皆さんの中には議会選出のかたも2名おられるはずです。議長や副議長などの要職もご経験されているかもしれませんが、内部事情にお詳しいはずですから、私、監査請求人が回答した見解が正しいかどうか、ぜひご判断ください。(当会注:実際には議会選出の監査委員である狩野、久保田両県議は利害関係者だとして2名とも欠席)

 それが議会事務局側の判断であっても、議員側の判断であっても、議長公用車が「議長が議会を代表して各種団体等の会議、諸行事に出席するときにしか、これらの公用車を使えない筈なのに、なぜ議長が小渕優子の後援会幹部集会に、『議会を代表して』参加しなければならかったのか、についても大きな疑問があります。このことが目的外使用にあたるのかどうか、公正なご判断をよろしくお願いします。なぜなら、今回のご判断次第で、群馬県議会公用車使用基準が二重基準になりかねないからです。

 また、補正命令の中に、「議会事務局職員(運転手)の人件費の積算について、1時間当たりの金額を15,000円と想定していますが、その根拠を教えてください。」という項目があります。これも、既に回答した通りですが、職員の人件費というものについて、民間では、その職員が行ったサービス対価というものについて、一般管理費という概念が常に付きまといます。つまり、職員に対する報酬のほかにも、その職員が行うサービスの対価としては、県庁という組織を運営していくためのさまざまな諸経費を勘案する必要があり、それら諸々を一般管理費や、技術・技能ノウハウ料など、その他諸経費などとして見込んでおくことが必要だからです。通常では一般管理費その他諸経費として100%、技術・技能ノウハウ料として40%程度を見込むのが通例ですが、今回はフルオートマチックのレクサスの運転ということで、後者はゼロ%と査定し、前者のみとしてあります。

 そして、補正命令の中に、「あなたが今回の措置請求の原因とした行為があった事実がわかる資料を事実証明書として追加提出してください。」という項目があります。

 そのため、私、監査請求人は、群馬県議会議長が平成27年10月20日に開催された小渕裕子代議士の政治資金不正会計問題に絡んだ群馬県選出国会議員後援会幹部役員県議団合同会議に議長公用車を使用して出席した事実がわかる資料を準備してきました。

 次にそれらを披露するとともに、当日の様子を詳しくご説明いたします。

(あらかじめ提出していた画像綴りをもとに説明)

PDF ⇒ 201605191yw.pdf

PDF ⇒ 201605192yw.pdf

PDF ⇒ 201605193yw.pdf

 これをもちまして、私、監査請求人の陳述と追加証拠の提出を終わります。長時間にわたりご清聴およびご視聴をいただき大変ありがとうございました。それでは、このあと、よろしく監査を進めてくださるようお願い申し上げます。
**********

■実は当会では、この後も何度か監査委員事務局に対して、実施機関である県職員による監査委員の前での監査陳述の機会に、我々県民である監査請求人も同様に立ち会わせてほしい、として、「いつごろ、その機会を与えていただけるのか?」と電話攻勢をかけています。

 本日も電話で確認したところ、監査委員事務局の担当者いわく「今後は、請求人による陳述の際に、県の関係部署の職員の立会いは取りやめる方向で、監査委員と協議を進めたい。ただしすぐに実現できるわけではないので理解してもらいたい」ということです。また、「県側職員による監査陳述の機会に、監査請求人が立ち会うことは無理だ」と言われてしまいました。

 それにしても、5月19日の午後の陳述で、副代表が「監査結果は誰が書くのか?」という鋭い質問に対して、代表監査委員が「監査委員事務局の職員が作成する」と答えたときのショックがまだ冷めやらない状態です。これまで、再三にわたり住民監査請求を行ってきましたが、全て棄却や却下となったため、「たぶんそうかもしれない」と漠然と想像はしていましたが、今回、はっきりと代表監査委員の口から実態が聞けたので、やはり、監査委員の実態は、いわゆる「公務員の、公務員による、公務員のためのもの」であることがハッキリと認識できました。

 つまり、県職員という税金ドロボーが税金ドロボーをさばいている」というのが実態なのです。税金の無駄遣いを自らの自浄作用で改善するためのシステムですが、やはり当会のような外部のオンブズマン組織が、厳しく内部調査のできる権限を持たない限り、役所の無駄遣いは止められないでしょう。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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