市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

安中市庁舎建設に係る精査結果の全住民説明会・・・噴出した鋭い質問や指摘にしどろもどろの市側答弁

2022-07-28 23:49:27 | 安中市庁舎建替えに伴う予算過大問題

■安中市は、新庁舎建設に関する精査を実施したとして、その結果を市民に直接、報告するための住民説明会を2回にわたり開催しました。そのうち1回目は建設場所周辺の住民を対象として、7月26日(火)午後6時から市役所3階の305会議室で行われ、2回目は全市民を対象として、7月27日(水)午後6時から安中市文化センターの800人収容のホールで開かれました。

 当会は、午前5時28分に会場についたところ、既に3つある記帳場所で参加市民のかたがたが入場者名簿に住所と氏名を記載しており、体温測定と手指消毒を済ませてさっそく名簿に記載し、配布資料を受け取ると、右手の階段を下りて会場に入りました。
※配布資料:「市役所新庁舎建設の精査」↓
https://www.city.annaka.lg.jp/gyousei/kikaku_keiei/files/setumeisiryou.pdf

 会場に入ると、最前列から2列目の右袖にある座席には、YouTubeによるライブ配信用の編集機材としてモニター用のPCが3台ほど並べられており、会場内の複数個所に固定カメラが設置されていました。

 同じく前から2列目の中央部にはプロジェクターが置いてあったため、当会は当初、3列目の中央部の右端に着座しました。しかし、角度的にいまひとつしっくりこないため、その後、3列目中央部分の左端に変更しました。

 すると、着座してまもなく情報戦略課の課長である齊藤勝彦参事がやってきて、「この場所だと後姿が動画に映し出されてしまいます」と後ろから声を掛けられました。当会は、「えっ」と思わず振り返り「私の後頭部が反射するので動画に影響を与えるのでしょうか」と心配になり質問したところ、課長は「いいえ、そうではなく、動画に映り込むため、個人の特定がされてしまうおそれがあります」と丁寧にコメントしてくれました。当会は「大丈夫です。お心遣いありがとうございます」とお礼を述べました。

 定刻の午後6時近くになるとガラガラだった会場に、80名ほどの市民が集まりました。まもなく、手話通訳の女性が右袖から現れ、ウォームアップをはじめると、次にやはり右袖から事務局の企画経営部の町田博幸部長と同部資産活用課の大溝康彦課長、同課庁舎建設室の大野祐司課長補佐の3名が登場しました。

 安中市の令和3年度と令和4年度の組織図を見比べると、企画経営部のうち、令和3年度に「資産活用係」は財政課にある3つの係のうちの1つでした。しかし、令和4年度に「資産活用課」に昇格し、その下に「資産活用係」と「庁舎建設室」が新たに設けられましたことがわかります。それと同時に、大溝係長は課長に昇進しました。なんとしてでも、新庁舎を安中高校跡地に移転新築させたかった茂木英子前市長の意向が強くにじみ出ています。

■まもなく左袖から4月23日に就任した岩井均市長と、6月に就任したばかりの清水昭芳副市長がマスク姿で、職員に導かれながら登場し、向かって左側の席に着きました。

 定刻の午後6時になり、全体の市民を対象とした説明会が始まりました。詳しい様子は、安中市公式YouTubeチャンネルで配信中の次の動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=fN_D0v8ltic&t=420s


 このなかで、当会が発言した箇所は、2つあります。

■最初に発言した箇所は1:33:50~1:40:30です。このときは、市庁舎移転建替え問題で最も重要な要素である「財源確保」について、市当局に質問しました。

 なぜなら27年前に安中市役所内で発覚した巨額詐欺横領事件で、安中市と同土地開発公社は連帯して群馬銀行に対して、総額24億5千万円を103年かけて返済することを和解条項で合意して、現在まで8億5千万円を群銀に支払い、あと残り15億9000円を80年かけて、つまり西暦2013年まで群銀に支払い続けなければなりませんが、他方、タゴを相手取った民事裁判で、安中市・公社は、総額22億2309万2000円の損害賠償請求権を勝ち取り、さらに、遅延損害金として、毎年、約1億1千万円ずつ積み上がっているので、平成11年以降現在までに23年が経過しているため、約25億円が加算されています。

 そのため、元金と遅延損害金を合わせると、安中市・公社はタゴに対して合計47億円余りの債権があるわけで、これを行使して、タゴから債権を回収すれば、市民の負担が劇的に軽減することは明白です。

■こうした背景から、当会は以下の資料をもとに、市当局に質問したものです。

**********R3.12.28市からタゴ宛の領収書・債務承認書の送付書*****


                         安土開発第19号
                        令和3年12月28日
債務者
■■■■■■■■■■■■■
 ■ ■ ■ ■ 様

                   債権者 安中市安中一丁目23番13号
                        安中市役所内
                       安中市士地開発公社
                        理事長  粟 野 好 映

         領収書及び債務承認書の送付について

 標記の件について、前橋地方裁判所平成11年(ワ)第165号損害賠償請求事件に係る平成11年5月31日付判決により確定した損害賠償債務額の一部として、貴殿より令和3年12月27日に金10,000円受領しましたので、別紙領収書をご査収ください。
 また上記により債権元金残額が金2,206,641;500円となりましたので、「債務承認書」に住所氏名を記名し、押印のうえ安中市土地開発公社宛ご提出ください。

●債権金額の現在までの経緯
平成11年 5月31日 損害賠償請求訴訟判決     2,223,092,000円
平成11年11月26日 債権差押命令申立(市税還付金) △■■■■■円
平成18年12月 6日 不動産強制競売配当       △3,808,300円
平成29年 1月16日 一部納付              △30,000円
平成29年 5月16日 絵画一点売却           △100,000円
平成29年12月25日 一部納付              △50,000円
平成30年 3月 5日 一部納付              △50,000円
平成30年12月17日 一部納付              △50,000円
令和 元年12月13日 一部納付              △50,000円
令和 2年 1月27日 一部納付              △10,000円
令和 2年 2月27日 一部納付              △10,000円
令和 2年 3月30日 一部納付              △10,000円
令和 2年 4月27日 一部納付              △10,000円
令和 2年 5月27日 一部納付              △10,000円
令和 2年 6月26日 一部納付              △40,000円
令和 2年 7月27日 一部納付              △10,000円
令和 2年 8月26日 一部納付              △10,000円
令和 2年 9月25日 一部納付              △10,000円
令和 2年10月26日 一部納付              △10,000円
令和 2年11月26日 一部納付              △10,000円
令和 2年12月28日 一部納付              △10,000円
令和 3年 1月26日 一部納付              △10,000円
令和 3年 2月26日 一部納付              △10,000円
令和 3年 3月26日 一部納付              △10,000円
令和 3年 4月26日 一部納付              △10,000円
令和 3年 5月26日 一部納付              △10,000円
令和 3年 8月24日 一部納付            △1,000,000円
令和 3年 9月27日 一部納付              △10,000円
令和 3年10月27日 一部納付              △10,000円
令和 3年11月26日 一部納付              △10,000円
令和 3年12月27日 一部納付              △10,000円

        連絡先 安中市土地開発公社(安中市役所都市整備課内)
        担当:中里見、水口
        Tel:027-382-1111(内線1217、1218)

*****R3.12.27市からタゴあての領収書*****

            領 収 書

                             令和3年12月27日

■■■■ 様

           金10,000円

(但し;前橋地方裁判所平成11年(ワ)第165号損害賠償請求事件に係る平成11年5月31日付判決により確定した損害賠償債務額の一部として)

                       安中市安中一丁目23番13号
                        安中市役所内
                        安中市土地開発公社
                         理事長 粟野好映

*****R3.12.31タゴから市あての債務承認書*****

            債務承認書
                        令和3年12月31日
債権者 安中市安中1-23-13 安中市役所内
     安中市土地開発公社
      理事長 粟野 好映 様

                    ■■■■■■■■■■■■■■■
            債務者 住 所 ■■■■■■■■■■■■
                氏 名 ■ ■ ■ ■  印

 私は、貴公社に対し下記債務を負担していることを承認いたします。

              記

 前橋地方裁判所平成11年(ワ)第165号損害賠償請求事件に係る平成11年5月31日付判決により確定した損害賠償債務

(1)残元金2,206,641,500円

(2)平成10年12月9日から完済まで年5分の割合による遅延損害賠償金

                 収受第 号4-1,-4 安中市土地開発公社
**********

 しかし、動画をチェックしていただければ相変わらず安中市は、「これは市とは別法人の土地開発公社の話であって、今回の事業とは関係ない」という趣旨の答弁を繰り返すのみでした。

■今回の説明会では冒頭に質問された原市の方を皮切りに、なぜ前市長の公約と同じく安中高校跡地への移転建替え方針にしたのか、その妥当性が、岩井市長の公約の精査の過程と結果から理解できないという趣旨の質問が、終始ぶつけられました。

 ところが、市当局の事務局である町田部長と大溝課長の説明は「ご理解賜りたい」と繰り返すだけで、参加市民の真剣な質問や意見に対して、初めから結論ありきの答弁に終始しました。これでは、説明会といっても、単に「市民に説明したので、市民の意見はただ聞き置いた」というのが市当局の思惑であり目的であるとみなされても仕方がありません。タゴ事件に対してきちんと反省をしない安中市の体質そのものが、今回の説明会でも市民に対して示された形です。

■冒頭の45分の市側の概要説明のあと、2時間を超えて参加した市民の皆さんの質問や意見表明に対する市当局の説明を聞いているうちに、ひとつ重要なことが判りました。それは、市庁舎移転建替えの場合の、移転先として「その他の場所」についてです。

 町田部長の冒頭の説明の中で、西毛広域幹線道路が令和11年に開通予定であり、まちの賑わいの創出をこの西毛広幹道の開通を起爆剤として期待している意向が示されたからです。

 当会は、27年前に発覚した51億巨額詐欺横領事件で、当時、主犯のタゴが、北陸新幹線の安中榛名駅周辺の開発を口実に、群銀からの架空目的の借り入れを繰り返していましたが、当時、その次の新たな事業の名目として、この西毛広幹道に狙いをつけていたからです。

 そのことを確信したのは、事件が発覚してからまもなく、1995年7月ごろ、群馬県庁の企業局を訪れて、タゴ事件関連で企業局が造成した板鼻の古城団地や、企業局の関係者がタゴの配偶者が当時経営していた国道18号線沿いの喫茶店「珈琲ぶれいく」で頻繁にタゴから接待を受けていたという情報の確認のため関係者にヒヤリングを行ったことが有ります。すると、事件発覚直後だったこともあり、企業局の担当者が、こちらが頼みもしないのに、西毛広幹道の計画地図を持ち出し、詳しく説明してくれました。

 その計画図は今でも脳裏に焼き付いていますが、安中市役所前の道路をそのまま南に向けて延伸させ、安中市の南地区を通過して、信越線と交差する場所に安中駅と磯部駅の中間駅をあらたに設置し、駅前広場を核として、当時まだ存在していた石田デパートなどをはじめとする新たなショッピング街を整備し、そこに市役所も移転して、新市街地を造る構想が描かれていました。

 その他、企業局の計画として、1600戸規模の住宅団地を、中間駅から、安中土木事務所の間のエリアに新設し、中間駅から磯部側には産業団地を形成するという壮大な構想が載っていました。

 今回の市長選の公約で岩井市長が信越線中間駅構想を6つの公約のひとつに挙げていたことから、長年県議会議員を務めていた岩井市長は、こうした群馬県の構想について、当然熟知しているはずです。

 であれば、今、合併特例債に間に合わせる必要があるとして、性急に安中高校跡地に市役所を移転しても、令和11年に西毛広幹道が開通すれば、人やものの動きが劇的に変化するのは、間違いありません。実際、すでに南地区や信越線の南側にひろがる磯部土地改良区の水田の沿線には、ベイシアなど大型量販店などが土地を手当てしているという情報もずいぶん前から囁かれています。

 その観点から、むしろ現在地で、老朽化して耐震構造に不備があることが以前より判っている旧庁舎や中庁舎のみを直ちに建て替える方が、理にかなっているではないかと、説明会で町田部長や大溝課長の答弁を聞いているうちに思うようになりました。

 市民サービスへの影響や市財政への負担を最小限に抑えつつ、さらに10~20年後を見据えて、どうせ移るのであれば、西毛広幹道が開通し、やがて信越線中間駅が実現したあかつきに、そちらに移れるよう、将来を見据えたまちづくりのプランの一環として市役所移転建て替えを計画したほうが、長期的な観点から合理的なのではないか…岩井市長の公約にも叶うはず、という思いが次第に強くなり、最後にこのことを質問しました(上記YouTube動画の時間表示で、3:17:20~3:19:00にかけて視聴ください)。しかし、もう答弁の時間がないとして、市当局の事務局からは「意見として承りました」という返事しか聞けませんでした。

■今回の市当局の説明会は、安中高校跡地に市庁舎を移転建替えする計画の一環として、既成事実を積み重ねるためのショータイム、言い換えれば「茶番」だったような気がします。

 なぜなら、本来であれば、参加した80名ほどの市民に対して、最後に開催した市当局の立場として、「最後に会場の皆さんに質問です。本日市側が丁寧に説明したわけですが、その説明を聞いて納得して理解した人は何人くらい居るでしょうか?挙手をお願いします」と、説明会の感想を確認しておくのが常識だからです。それが、貴重な一家団欒のひと時よりも優先させて、午後9時15分過ぎまで熱心に市の説明を聞きに来た参加市民への礼儀のはずです。しかし、そうしたことは全く為されませんでした。

■実は、当会は7月27日の午前9時に、市庁舎移転建替えに関する市内全戸配布チラシの編集に関する情報開示請求に基づく資料の開示手続きを市役所で行いました。その際、資産活用課の大溝課長と大野担当に立ち会っていただきました。以下はその時の内容です。

・編集会議を都度行ったが、議事録自体はない。
・全戸チラシは初稿、2稿、3稿、最終稿と出した。
・精査報告書(市HP掲載済)は6月20日に議会全員協議会に提示し、その後、その内容をもとに全戸チラシの初稿を6月27日に上にあげて協議し、翌28日第2稿、翌29日第3稿、そして翌30日に最終稿をまとめ校了とし、6月30日に印刷業者に印刷着手連絡を入れ、7月6日午前の納期締切りの前日の7月5日に印刷したものが納品さて、検品の上、7月15日に広報お知らせ版と一緒に全戸配布した。
・6月20日の全協に出して市HPに掲載した精査報告書(16ページ)と本日の全体説明会資料用として資産活用課が作った「市役所新庁舎建設の精査について」と題して今週HPにも掲げた文書(9ページ)は、基本的に内容を本日の説明会用に調整したもので、内容自体は変えていない。
・開示したのは、6月20日の全協用に同15日に起案した時の文書で、それぞれの面積のもとになる試算資料と事業費の算出資料、および全戸チラシの初稿から校了までの4つの原稿案。チラシの修正は見やすさやQRコード追加など。タイトなスケジュールだったので、内部協議はしたが、議事録は残していない。もちろん市長も参加していた。
・今後のスケジュールは、基本計画策定後、10月ごろ、あらためて市民に対する説明会の開催を考えている。やり方については、先行している桐生市の場合を参考にしている。
・現在基本計画作りを依頼している石本設計には、当初想定していたプランが変更となったので、本日の説明会を踏まえて、業務内容の変更にともない、作業時間を増加させたかたちでの契約変更を行うことになる。

■開示された57ページの資料は持ち帰ってチェックすることにしました。そしてふと思いついて、大溝課長と大野担当に、前日の7月26日に、安中高校跡地周辺の地区の住民を対象に開催された説明会の様子を聴取してみました。両職員から聞いた7月26日の地元説明会の様子については以下のとおりです。

・参加者は30名程度だった。304・305号室をあらかじめ手配していたが、実際には305号室だけの使用で済んだ。
・説明者は、企画経営部の町田部長と資産活用課の大溝課長と大野担当で、市長と副市長は出席しなかった。
・参加者からの質問は8件まではなかった。そのうちのおひとかたが、ずいぶん長く質問したが、質問が出尽くすまで質疑は打ち切らなかった。
・参加者からタゴ事件の負債16億円の質問も出たが、「市ではなくて公社の負債です」と答えて突っぱねた。
・時間的には40分ほど市側から説明し、質疑応答が済むまで合わせて1時間20分くらい。市民全体を対象として説明会では冒頭の説明はもう少し長くする予定。
・今晩の文化センターでの市民全体の説明会への来場数は100名前後と予想している。ライブでWEBによるYouTube発信をする。30分前に受付を開始する。

■そして、帰宅して開示資料に目を通してみました。すると、開示された資料の中に、各種費用を算出した数値が載っていましたが、不可思議な内容がみつかりました。

 それは、安中高校の校舎解体費用が、1.98億円/7733㎡とあることです。ところが、現在地の庁舎(旧庁舎・中庁舎・保険センター)解体費用は、3.0億円/5055㎡(4518㎡)となっています。

 以上のとおり、延床面積の少ない現在地のほうが、解体費が高く見積もられています。これは安中高校跡地の総事業費を安く見せ、現在地を高く見せかけるための市当局の策略だということがうかがわれました。

 一人でも多くの市民の皆さんが、タゴ事件発覚後27年を経過した今日、安中市役所の体質が、当時の市民不在の体たらくをそのまま引き継いでいることに思いを寄せていただければ幸いです。

【ひらく会事務局からの報告】

※説明会に関するマスコミの報道状況
**********群テレ2022年07月28日
群馬・安中市 新庁舎建設で住民説明会 当初の計画通り旧安中高校跡地に 延べ床面積を削減・事業費10億円減(22/07/28)
https://www.youtube.com/watch?v=7kIvD4i7Nag

群馬テレビ・群テレ チャンネル登録者数 2.71万人
 市役所の新庁舎建設を見直し計画の精査を進めてきた群馬県安中市は、今月27日に市民向けの説明会を開きました。
 市庁舎建設に関する説明会は今月26日は移転先となる旧安中高校周辺の住民を対象に開かれ、27日は、すべての市民向けに開かれ、説明会でユーチューブの市公式チャンネルでも生配信されました。
 説明会では、現在の同じ場所と旧安中高校跡地、それ以外の場所を比較し、コストやスケジュール、まちづくりなど、さまざまな面で精査した結果が報告されました。現在地に建設する場合、土地の用途変更に時間がかかり「合併特例債の期限に間に合わない可能性があること」や、「現在地が西毛広幹道に接していてにぎわい創出に生かしたい」などを理由に、当初の計画通り、建設地は旧安中高校跡地にしたと解説しました。その上で、延床面積を8000平方メートル以下にし、総事業費は、基本構想より約10億円削減する計画です。
 会場には、約70人の市民が集まり、「これまでの案とあまり変わらない」「現在地に建てた方が安い」など、さまざまな意見や質問が出されました。岩井市長や市の職員は「安中市のまちづくりの計画として判断しました」と説明していました。
**********

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