「では、小貫さん、実際に骨董品倉庫を警察と一緒に見たのなら何割くらい自分の売った商品があった?と聞いたら、はっきりは言わないが、4分の1くらいだという。そうすると、後の他はどうしたのかなと聞くと、どうも聞くところによると、いろいろな業者さんが入っていたという。では小貫さんはいったい金額的にはいくらくらい売ったんだい、いろいろ新聞を見ると10億、12億というから、今の話だとまあ3億円くらいは小貫さんの所から出たと違うの?と聞くと、いやあそのくらいかな、と否定はしなかったですね」
「みなさんもご存知の通り、刑事裁判の時に、冒頭陳述等々で検事のああいう関係有るものだから、その意味はその点はできる限りの範囲内のものとしてはこういうのである、というものを作ったんですよ。ですがその話でしたらね。あの方がどのくらい信用できるかということも判らないでしょう。小貫という人自体が。だから私どもとしては全然全く関係のない無縁の人ですから。そういう事件に関わっているということですから、だからそれ以前に皆さんがその小貫さんと話を聞いて話をしてみた感じが全部事実かどうかというのは判らない。はっきり言って」
「ただ、本人がいない時、奥さんが話した。もうかなり狼狽していたが、主人が帰ってこないと、帰ってこないといいながら、私も1時間くらい粘ってああだこうだ聞いた話と、主人の話と言うのは割合整合性があった。ただね、ちょっとおかしいなという所も勿論あった。しかし、第3者を介したと。では実は第3者を介したことについて、その人は事業家なのか?と聞くと、いやそうではない。では、今もその仕事をしているのか?、している。ではサラリーマンみたいな人か?、そうだ。というわけですね」
「当時新聞に出てたんですよ」
「出ました?」
「出た。新聞屋さんが判断していたが、それは絶対に言えませんと言ったんですよ」
「上毛新聞の話なんです。新聞に出ました?」
「その段階で、私どもはなんとも言えませんといった。あれぇ、皆さんのあれにも書いて無かったっけかな。あの公判の一部姶終の中に」
「あ、あの中にあります?」
「公判の中に出ているはずだと思ったけど・・・」
「ああ、じゃやっぱりあの人か・・大体想像がつくなあ。かんら信金の?」
「必ずしもその人ばっかりじゃあないんですけど」
「でも、かんら信金の方でしょう?」
「ええ。あの、後で、じゃあ、公判のアレを確認して下さい。私には過ぎてしまったことだから」
「いやわかります。多分そうじゃないかなと思ってね。私もかまをかけて一品堂に言ったんですよ、地元の金融機関の方でしょうか?ときいたら、急に答につまってね。否定も何もしなかったんでね。ハハーンと思ったんですけど・・」
「あれ、多胡は刑事事件は確定したんですよね。確かね」
「確定しました」
「確定しましたよね、控訴しなかったですよね」
「実はどこのムショに入っているのかもいろいろな情報を得て大体わかって居るんですよ」
「ははあ。奥さんはどうしたんだろう」
「大阪に行っています。逃げています」
「ああそうですか」
「それから、東京都内に1億5000万円でマンションを買って出所に備えていると言う情報も有るんですけど」
「ははん」
「それで、一品堂の小貫氏いわく、あの人いろんなことを言っていましたけれど、勿論彼自身もいろんな人から聞いた話という前段なんてすが」
「そうですよね」
「市役所の中で多胡が中心になって、ギャンブルのノミ行為をやっていたというんですよね」
「ふんふん」
「これはかなり有名な話らしいですけどね」
「ええ」
「それとね、骨董倉庫の中のやつを、テレビ鑑定団の中島さんらの手を経て、多胡の弁護士がそれをオークションにかけたんですね」
「はいはい」
「あれは確か2億円ちょっとくらいにしかならなかったんですけれど、小貫氏も立ち会ったと言うんですよね」
「はーん」
「彼も業界の関係で、ええとね、飯塚会とか何とか言う業者会が有るらしいんだが、その情報というか、自分の知り合いだから間違いないと、私どもも信じているが、自分か売った品物がまたオークションにかけられたときに、自分が売った値段よりも高い値段がついたのもある、という。ただ彼いわく、彼は陶器が専門だと言う、伊万里だとか鍋島というのがあったが、しかしそれ以外の横山大観とか、古美術の絵画とか装飾品については、私はいっさい扱っていない、と。それはいろいろな業者の人が入れたと思うが、その仲介も例の金融機関のIさんがやった、扱ってると思う、と。こう言っているんですね」
「はあ」
「全体的なことから言うと、おそらく10億、12億と言われているけれども、自分の所が全部扱ったというように巷間言われているが、実際には4分の1なんだ、と。恐らく訳の判らないやつも、10億の中に入って居るのではないか、とこう言われているんですよね」
「ははーん」
「今、住民訴訟で実は刑事裁判記録を取り寄せるようにして居るんですけれどもね」
「はいはい」
「そうするとね、皆さんのご努力のあとが見させていただけることになるんですけれど」
「ははは。あんまり見せたくないなあ(笑)」
(続く)
「みなさんもご存知の通り、刑事裁判の時に、冒頭陳述等々で検事のああいう関係有るものだから、その意味はその点はできる限りの範囲内のものとしてはこういうのである、というものを作ったんですよ。ですがその話でしたらね。あの方がどのくらい信用できるかということも判らないでしょう。小貫という人自体が。だから私どもとしては全然全く関係のない無縁の人ですから。そういう事件に関わっているということですから、だからそれ以前に皆さんがその小貫さんと話を聞いて話をしてみた感じが全部事実かどうかというのは判らない。はっきり言って」
「ただ、本人がいない時、奥さんが話した。もうかなり狼狽していたが、主人が帰ってこないと、帰ってこないといいながら、私も1時間くらい粘ってああだこうだ聞いた話と、主人の話と言うのは割合整合性があった。ただね、ちょっとおかしいなという所も勿論あった。しかし、第3者を介したと。では実は第3者を介したことについて、その人は事業家なのか?と聞くと、いやそうではない。では、今もその仕事をしているのか?、している。ではサラリーマンみたいな人か?、そうだ。というわけですね」
「当時新聞に出てたんですよ」
「出ました?」
「出た。新聞屋さんが判断していたが、それは絶対に言えませんと言ったんですよ」
「上毛新聞の話なんです。新聞に出ました?」
「その段階で、私どもはなんとも言えませんといった。あれぇ、皆さんのあれにも書いて無かったっけかな。あの公判の一部姶終の中に」
「あ、あの中にあります?」
「公判の中に出ているはずだと思ったけど・・・」
「ああ、じゃやっぱりあの人か・・大体想像がつくなあ。かんら信金の?」
「必ずしもその人ばっかりじゃあないんですけど」
「でも、かんら信金の方でしょう?」
「ええ。あの、後で、じゃあ、公判のアレを確認して下さい。私には過ぎてしまったことだから」
「いやわかります。多分そうじゃないかなと思ってね。私もかまをかけて一品堂に言ったんですよ、地元の金融機関の方でしょうか?ときいたら、急に答につまってね。否定も何もしなかったんでね。ハハーンと思ったんですけど・・」
「あれ、多胡は刑事事件は確定したんですよね。確かね」
「確定しました」
「確定しましたよね、控訴しなかったですよね」
「実はどこのムショに入っているのかもいろいろな情報を得て大体わかって居るんですよ」
「ははあ。奥さんはどうしたんだろう」
「大阪に行っています。逃げています」
「ああそうですか」
「それから、東京都内に1億5000万円でマンションを買って出所に備えていると言う情報も有るんですけど」
「ははん」
「それで、一品堂の小貫氏いわく、あの人いろんなことを言っていましたけれど、勿論彼自身もいろんな人から聞いた話という前段なんてすが」
「そうですよね」
「市役所の中で多胡が中心になって、ギャンブルのノミ行為をやっていたというんですよね」
「ふんふん」
「これはかなり有名な話らしいですけどね」
「ええ」
「それとね、骨董倉庫の中のやつを、テレビ鑑定団の中島さんらの手を経て、多胡の弁護士がそれをオークションにかけたんですね」
「はいはい」
「あれは確か2億円ちょっとくらいにしかならなかったんですけれど、小貫氏も立ち会ったと言うんですよね」
「はーん」
「彼も業界の関係で、ええとね、飯塚会とか何とか言う業者会が有るらしいんだが、その情報というか、自分の知り合いだから間違いないと、私どもも信じているが、自分か売った品物がまたオークションにかけられたときに、自分が売った値段よりも高い値段がついたのもある、という。ただ彼いわく、彼は陶器が専門だと言う、伊万里だとか鍋島というのがあったが、しかしそれ以外の横山大観とか、古美術の絵画とか装飾品については、私はいっさい扱っていない、と。それはいろいろな業者の人が入れたと思うが、その仲介も例の金融機関のIさんがやった、扱ってると思う、と。こう言っているんですね」
「はあ」
「全体的なことから言うと、おそらく10億、12億と言われているけれども、自分の所が全部扱ったというように巷間言われているが、実際には4分の1なんだ、と。恐らく訳の判らないやつも、10億の中に入って居るのではないか、とこう言われているんですよね」
「ははーん」
「今、住民訴訟で実は刑事裁判記録を取り寄せるようにして居るんですけれどもね」
「はいはい」
「そうするとね、皆さんのご努力のあとが見させていただけることになるんですけれど」
「ははは。あんまり見せたくないなあ(笑)」
(続く)