先週土曜日、三代目んちで「フーテンの寅さん」を観ました。
ボクんちはBSが受信できないので、寅さんに会えるのは土曜に来客があった偶然の時だけ。
以前ここにも記しましたが、ボクにとっては「寅さん=寺さん」なのです。
大学時代、全部屋(といっても三部屋)をずーーっとラグビー部員で占めていた一軒家。
そのマンション(部員はそう呼んだ)に二年間居ましたが、寺内先輩とは一年間一緒でした。
寺さんは寅さんが大好きで、下駄ひっかけてよくひとり映画館通りに足を運んでいました。
面倒くさい後輩だったボクに、寅さん同様、寺さんは不器用(ご無礼ながら)に優しかった。
先輩卒業後の”あの事”についても、「気になっていたけど、良かったよ」と言って頂いた。
ボクが盛岡にいた頃の時代を色濃く残す「寅さん映画」が、今、たまらなく心に沁みます。
当時は敬遠気味だったのに、今さらながら酒と悔恨の情に酔いつぶれながら観ている始末。
今日の羽黒橋は西風がとても冷たくて、時折、白い物も混じりました。
橋から荒涼とした風景を眺めていたら、突然、♪ 冬ざれた街 ♪ が降りてきた。
五輪真弓の歌のような垢抜けた街とは真逆のド田舎の街の風景だけど。
あれ?「冬ざれた」ってどういう意味? わかっている気でいたけど。
いい歌ですね、テレビの彼女は「恋人よ」ばかりしか歌ってくれないけどさ。
「少女」から「冬ざれた街」あたりの頃の彼女とその楽曲が、ボクは好きなんですけどね。