単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

コツコツ、コツコツ

2023-06-27 | 暮らし・ジョギング

 

三日前になりますが、ウメの実を収穫しました。

全部梅干しにするので、黄色く熟れるまで収穫を遅らせていました。

 


 

アメシロのせいでしょうか、店頭に並ぶようなきれいなものは皆無。

素人のやることだし、色んな野鳥も突っついていたし、もう傷だらけです。

 


 

金属の容器は避けた方がいいのですが、重さが伝わりやすい寸胴型の鍋にしました。

漬け込んだのは3キロほどですが、庭にはそれ以上の傷んだ実が落ちたまんま。

漬けて二日目でもう梅酢が出てきましたが、完全に浸るまではカビとの戦いです。

 


 

ようやく、右足の調子が回復に向かっていることを感じ始めました。

思い返せば、五月早々、黒川橋まで往復走った時のダメージをずーっと背負いこんでいた。

歳をとると怪我が治りにくいと言いますが、そのことをたっぷり賞味中ってとこかな。

 


 

この二か月の走り込み不足で、走っていても足に力が入りません。

走るための筋力って、床の上のスクワットでは補えないんです。

結局、コツコツ、コツコツ、走らないとダメなんです。


回復の証

2023-06-21 | 暮らし・ジョギング

 

中三日で走ってみる気になるのは、回復の兆し・・・と思いたいだけかな。

ゆっくりゆっくり、前半は意識してペースを抑えながら走った。

 


 

ん? なんだ、この匂い・・・これはもう悪臭と言っていいよねえ。

照りつける夏の日に蒸らされたような異臭が川面から漂ってくる。

 


 

石に付いている藻が日照りと渇水でやられちゃったのかなあ。

空梅雨とは言え、赤川でこんな匂いを感じたのは・・・記憶にないなあ。

欲張らずに、もう少し赤川に水を返してあげたらいい。

 


 

今日も後半はこぶしを握ったけれど、尻を叩くのは思い止まった。

尻を叩かなかったことを、少しづつだけど回復している証にしたかったのかな。

走った後のダメージはまだまだ軽くはないんだから、もう無茶はしないさ。


鄙に稀なる美女 岩倉温泉

2023-06-19 | ちょこっと旅・温泉

 

仙岩峠は越えようと来てはみたけど、先の遠さにくじけ始めたのは秋田県旧南外村あたり。

国道105号の交差点に立つ案内板を見やり、一度は通り過ぎたものの心変わりの急旋回。

岩倉温泉かあ・・・、ここは意を決して久しぶりに行ってみるかあ。

 


 

 

意を決する訳はこの佇まいにある・・・鄙に稀な美女とでもいうのかなあ。

ボクごとき貧相な男が5百円でお湯だけ利用するなんて、とても恐れ多くてさあ。

これまで二回ほど訪れていますが、その後15年以上も経つのはそういう訳なんだよ。

 


 

格式の高さ漂う玄関、いきなりの「日本秘湯を守る会」の提灯にビビる。

承知の上で、立ち寄り湯でもいいですかあ?と、小声で伺った。

上品な奥様は玄関に停められたバイクの方が気になったのか、すぐに駐車場を教えてくれた。

 


 

華美な装飾は一切ないとてもシックな館内に凛とした空気が漂います。

一朝一夕では醸し出せない雰囲気・・・三代目よ、お前も少しは見習えよ!

 


 

小さな中庭があり、奥の大きな岩のその岩肌を洗うように沢水が注がれています。

ボクの記憶は薄れていますが、館内がこんなに明るかった記憶はないなあ。

改装されましたかと旦那さんらしき人に尋ねたら、「いや、改装はしていませんよ」

 


 

これこれ、浴室の雰囲気はボクの記憶と完全に一致。

無色無臭でボクの分類では温めかな。鶯宿かどやの湯を人肌にした感じだよ、ヤス君。

 


 

石灯籠の笠石を削って建てたかのような、男湯女湯を仕切る壁の柱。

ボクの推測ですが、かつてはここは混浴だったんじゃないでしょうか。

脱衣所は別々でもその先の浴室は一緒という山間の温泉を数回経験しています。

 


 

竜神様ですかね・・・お顔に温泉の成分が白く結晶化してます。

飲泉用のコップが以前は置いてあったと記憶していますが・・・お上がうるさいんですかね。

味を確かめようと直接素手で受けようとしましたが、とても熱くて無理でした。

 


 

浴槽のお湯は温いので30分ほど入っていられましたが、上がった後の汗が引かない。

同じ時間、レトロな扇風機が送るレトロな風にあたり、汗が引くまで涼んでいました。

 


 

山間の鄙びた温泉宿が買い取られ、お金持ち御用達の高級宿になる実例を知っています。

岩倉温泉には、そういったことへのボクの心配は無用でしょう、そうあってほしい。

 

 


 

もう仙岩峠を越えることは諦めました。クマが出そうな峠道を南下します。

この先、国道105号か107号に繋がるはずですから、あとは西へ南へ帰ります。

 


 

ツーリング中よく経験することですが、後方の景色に思いがけない感動を覚える時があります。

ずーーっと眺めながら走ってきた景色は、ただ後方に流れるだけじゃないんですよ。

前方の景色に感動して走っている時、その後方にもっと素敵な景色が広がっていますから。

 


 

峠のてっぺん辺りでバイクを停めて、爽やかな初夏の風を感じながら小休止。

先日も、停車中のバイクの列にさらにバイクが突っ込むという事故があったなあ。

ちょこちょこ休んでこそ維持できる心の余裕と緊張感。この頃、特にそう思います。

 


 

ふと、縁にあふれた山村の長閑な景色の中に存在する違和感に気づきました。

今の時季だったら、水を張った田んぼがキラキラ輝いているはずなのにね。

とても深刻な問題だと思います。

 


 

峠道から国道105号、国道7号と継いで日本海へ、山形県遊佐町の海岸です。

里山の緑が大好きと自認していますが、大海原の青にも心惹かれますね。

意外に風が強くて、沖の方にも小さな白波がたっています。

 


 

ほとんど通ることがなくなった旧道からの遊佐町吹浦漁港と鳥海山の眺め、いいですね。

午後一時半を過ぎていますが、途中ちどり食堂の中華そばで遅い昼食をとって帰ります。

走行距離270キロかあ・・・、仙岩峠その先の盛岡が年々遠くなるのを感じます。

体力なのか、気力なのか、両方なのか、減退しているとは思いたくないけどね。


牛歩のごとく

2023-06-17 | 暮らし・ジョギング

 

体格的には一番ちっちゃい娘だけど、軸のしっかりしたスイングでジャスト・ミート。

このチームもそうですが、対戦相手も小学生女児だけで構成されているみたいだね。

 


 

こんな小さな町に二つの女児チームがあるなんて、いつのまにかスゴイことになっている。

きっと、海の向こうで大活躍するオオタニ君の影響だね。かっこ良すぎるもんねえ、彼は。

パンチパーマにセカンドバックのオオタニ君だったら、この娘たちはガン無視だったよね。

 


 

羽黒橋上流の中州からは、生気に満ち溢れた野鳥たちの鳴き声が響き渡る。

せせらぎの音や橋を渡る車のエンジン音にもかき消されることのない、初夏の響きだねえ~~

 


 

後半は、拳骨で臀部を叩いてハッパをかけながら、なんとか最後まで走り切った。

四日間の休養中、ストレッチやテニスボールを使いマッサージしていたけど、治んねーなあ。

それでも、超!微妙ーーーだけれど、前回の走りよりはイケている感じはする。

 


 

正直、今の走りっぷりは、情けないほどによぼよぼのジジイの走りだよ。

歩きよりも遅いほどの走りなのに、一歩踏み出した時から痛みが始まる。

改めて、歩くことと走ることとの決定的な違いを思い知らされるよ。

たとえ牛歩のような速さでも、走ることができるということは、幸運で有り難いことなんだ。

だから、もう走れるような歳じゃないよう~~なんて、簡単にほざいちゃいけないんだよ!


残像

2023-06-12 | 犬との暮らし

 

超ダルーーーーーーーーーい! 何なんだ、このゆるゆるに弛んだ覇気のなさは。

振り切ろうと八日ぶりに走ってみたけど、右足の痛みは相変わらずで走り切れない。

筋肉を壊したのはボクだけど、もういい加減にせえや!とキンニ君に当たり散らす。

 


 

あれ? この香りは何だっけ・・・目を移した先に、しろつめ草の群生が広がっていた。

久しぶりにテンション爆上がりで川原に下りてみた。

ホッとする景色だね、チビを連れてこれたら・・・・・いかんいかん、これだものなあ。

 


 

意識して触れないようにしているけど、もう無理だよ。むしろ正対したほうがいいよね。

クッキーの時にはチャチャがいて、チャチャの時にはチビがいてくれて、チビの時には・・・

今まで三十年間、犬たちと一緒に暮らしてきたんだぜ。調子が落ちるのは当たり前さ。

毎日の暮らしのあちこちに、ボクの視界のあちこちに、今もチビの姿が見えるよ。

 


 

思い出の写真の中で、この一枚がとても好きだ。

いつもやんちゃなチビが、固まったように相方を凝視している姿に笑ってまうわ!

相方の素性は明かさない、ムスメに怒られるかもしんないからね。

チビとの暮らしを楽しい気持ちだけで思い出せるよう、早くそうなるよう心がけるよ。

この写真なら大丈夫。時々チラ見しながら、ほっこりした気持ちを取り戻そう。


乙女チック

2023-06-08 | オートバイ・メンテ

 

昨日オイルフィルターが届いたので、今日午前中、オイル交換に取り掛かった。

 


 

オイルの流動性が少しでも上がればと、事前に数分ほどですがアイドリングもした。

 


 

前回の交換から二年半を経過、その間の走行距離3000キロ。走ってねえーなあ。

 


 

これがどの程度の汚れ具合かは分からないけど、まあまあ汚れているね。

取説には交換目途は6000キロとある・・・どうなんだよ?と思うのは毎度の事。

 


 

新しいオイルフィルターをきちんと格納し、カバーのボルトを締め付ける。

ボルトの締め付けには細心の注意をそそぐ。九年前の悪夢を思い出しながら。

 


 

取説通り、フィルター交換時の1.8リットルを注入したけど・・・、足りねくねえ?

交換後、これも取説通りに量の確認をするのですが、ゲージには1ミリの痕跡もない。

更に100cc追加しても、それでも付かない。これにはいつも首をかしげるんだよね。

 


 

交換した後のエンジン音は、メカ音痴にも分かるほど、とても軽快に聞こえた。

ピンボケかな・・・、画像に映るバイクが夢見る少女の瞳ようで、妙に乙女チック。

レンズに油膜が付いちゃったんだね・・・、でも、いいじゃん、かっこいいよ。


断捨離

2023-06-05 | 暮らし・ジョギング

 

先日、三代目稼業に関する許可更新の案内があり、今日「廃止届」を提出してきた。

廃止届と言っても生業をやめるわけじゃない、実情に合わせた断捨離かな。

係の人と対面しながら最後まで迷ったけれど、今は吹っ切れた心持ちがするよ。

 


 

その帰り道、ホームセンターに寄って、バイクのエンジン・オイルを購入した。

一年前より30%ほど値上がりしていたけど、これもウクライナ情勢の影響ってんですか。

 


 

ただネットで購入したフィルターが、週末に掛かったこともあり、まだ届いていない。

こういった小物は送料が一個分にも相当するけど、しゃーない。だから三個注文した。

フィルターは取り置きしても無駄にならないけど、小物の買い物は躊躇するよね、正直。

 


 

エンジンオイルの交換が済んだら、またあの見晴らしのいい丘へセプターを撫でに行こうかな。

帰りには、真柴の「原下珈琲」に寄って、コーヒー飲みながらお喋りでもしてね。

今度は間の悪い男にならないようにするから、そん時はママさんよろしくね。


朝刊

2023-06-04 | 暮らし・ジョギング

 

ヤマボウシの花が開き始めましたね。

季節が来るたびに花を咲かぜ命をつなぐ草花の静かな生命力には、感動すら覚えるよ。

 


 

「今日、一度も外に出なかったの?」

昨日の夕方、仕事から帰ったカミさんが、あきれたようにボクに言った。

彼女は朝刊を手にしていた。

 


 

そんなんじゃないよ、それは思い過ごしだよ・・・と、心の中ではつぶやいてみた。

走ろうと思ってドアを開けたんだけど、空模様が急変したんで止めたんだ。

ただ、すこしばかり静かになって、この静かさが今のところどうしようもないんだ。

だから今日は走ったさ。おかげで右足の痛みが半端ねーよ。