単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

いつも プカプカ プカ~

2011-02-27 | 趣味的音楽

 

昨日の朝日新聞土曜版「うたの旅人」は、西岡恭蔵の「プカプカ」でした。

大学入ってまもない頃、ラジオから流れていた浅川マキの唄が、最初だった。

彼女の根暗な印象とダブり、この曲も、あんまり好きになれなかった。

 


 

十数年前、NHKの「フォーク大全集」に、西岡恭蔵と大塚まさじが出演し、歌った。

男臭くて、渋い二人の姿に、「いい歌だなあ。男同士っていいなあ」って、感動した。

それまでこびりついていた「浅川マキ」の印象が、粉々に消し飛んだ。

 


 

ザ・ディランⅡのLP「きのうの思い出に別れを告げるんだもの」

夜の明けない午前4時前。静かな暗闇の中で、久しぶりに聴いてみた。

スピーカーから流れてくる彼らの歌と魂に、心の澱がどんどん洗い流されていく。

四十年前の青年の唄が、今、還暦間近の心を震わせるのは、何故だろう。

拓郎や泉谷、かぐや姫、陽水といった「売れた」アーティストだけじゃない。 


曖昧なスポーツ

2011-02-20 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

  

「そもそも、ラグビーは、曖昧なスポーツなんだよ。」

地元国体のレフリー担当だった頃、大学同期でSOのk口が、ボクに言ったこと。

選手もレフリーも、曖昧さを許容できる度量や覚悟が必要、という意味だろう。

日本選手権準決勝で、初めて「ビデオ判定」を観て、このことを思い出した。

 


 

 

昔から「ラグビーは、紳士のスポーツ」と言われた。

自律心や自制心を持つ「紳士」でなければ、成立しないスポーツなんだと。

ビデオ判定を目の前にして、「ラグビーよ、とうとうお前もか。」という思いだ。

 


 

 

「なに、甘っちょろいこと言ってんだ、ボケ!選手は、勝敗に命賭けてんだ。」

「あれは、ミスジャッジだ!それで負けたら、子供達はそこで終わりなんだ!」

「激しさ」が「乱暴」に取って代わられるか。 

ボクのラグビー観と「ビデオ判定」は、混じわらない。

 


 

この間まで、日本選手権に空席が目立っても、「ラグビーは、それでもいいんだ。」

「ミー・ハーは不要。解る人が観ればいい。」という空気は、関係者の間にあった。

木枯らしのグランド。黙々と格闘を繰りひろげる男たちの身体から、立ちこめる湯気。

無人のスタンドにひとり腰を掛け、グランドを見つめる初老の紳士・・。なーんてね。 

 


 

 

母校大学のOBチームのジャージです。

最近のOB戦は、何故か、現役チームのジャージを用意され、これを着る機会がない。

お願いだから、年寄りにもこれを着させて!!そして、ゲームに出して!!


青春18きっぷ

2011-02-13 | 暮らし・ジョギング

 

ボクの学生時代にも、「国鉄」さんが販売してくれていたらなあ・・。

平成14年から15年、ボクが利用した時のA4判のポスターです。

その絵柄とキャッチコピーが、グッとくるので、紹介します。

山陰本線 折居~三保三隅(平成14年7月20日~9月10日)

「自分の部屋で、人生なんて考えられるか?」

ボクだったら最後のマークは「?」じゃなくて、絶対「!」ですね。

 


 

大湊線 有戸~吹越(平成14年12月10日~平成15年1月20日)

「冒険が足りないと、いい大人になれないよ。」

このポスターを目にした時、瞬間的に、どこか分かった。

尻屋崎を目指す、悩める劣等生の目に映っていた、「何んにもない風景」

青森駅「青函」の待合室で夜を明かし、電車とバスを乗り継ぎ、尻屋崎まで行き着いた。

そん時に乗った大湊線の車窓から見えた風景が、ズバリこれです(有戸~吹越)。

この寂寥感に、今でも、ウルウルする。

 


 

高山本線 焼石~飛騨高山(平成15年3月1日~4月10日)

「この旅が、いまの僕である。」

いつの時代も、若者の一人旅って、自分と向き合う旅なんですね。

 


 

北上線 ゆだ錦秋湖~ほっとゆだ(平成15年7月20日~9月10日)

「旅の楽しさ(Enjoy)は、距離(km)の2乗に比例する。」 

もう、見てすぐです。愛しの「ゆだ錦秋湖~北上線」ですね。

ヨーロッパ・アルプスの湖沼群を走る高山列車のようです。

ただ、コピーの等式に異議あり。旅の楽しさ?アホか「旅は人生、哲学だ!!」

 


 

旅行じゃなくて、旅です。ひとり旅です。鈍行の乗り継ぎと、降りたら、徒歩。

学生の頃は、学割使っても、旅費には苦労した。

今、この切符で動き回るのは、時間たっぷりお金たっぷりのオバタリアンの集団。

同じ車両に乗り合わせた時の破壊力は凄まじい。ケツの青い哲学なんて、瞬時に粉々。

各駅停車の車両に「悩める若者」の姿を見たら、そっと、見守ってやってください。

分かった? そこのオバン達!


かた餅

2011-02-12 | 暮らし・ジョギング

 

奥サンこだわりの「かた餅」。

おすそ分けした近所のおばさん達は「懐かしい!美味しいのう。」と、評判はいい。

もち米に、青豆、しょうが、干しえび等を混ぜ、石鹸ほどの固さになるまで放置。

ここまでは、奥サンの実家のお母さんの仕事。

 


 

厚さ2~3ミリの短冊状に切り、二週間ほど干す。

干した後、ひび割れ、カビ等が発生しやすく、保存には、注意が必要とか。

「かた餅は、結構、手が、かがんなしや。(手がかかるんですよ。)」奥サン談。

 


 

一番注意しなければならないのは、座敷犬のゴールデン・チャチャ。

短冊切りに精を出す奥サンの隣に座り、ザルのお餅を自分のお腹にレトリーブ。

 


 

 

乾燥した餅は、電子レンジで「チン」したり、油でさっと揚げたり、お好みでいただけます。

「焙ったものが、素朴な味を楽しめて、一番!」と、奥サンは言っています。

焙るところの撮影を申し込んだら、「企業秘密なんで。」と、取材拒否。

 


 

翌日、職人さんに取材に応じてもらいました。

ストーブの天板で、シャモジを使い、”のし”ながら焙るようです。これ、企業秘密?

焙ると4倍くらいの面積になる。あとは袋詰めにして、リボンをあしらい、完成です。

 


 

お犬さんのおやつとしても重宝。ただ、砂糖が入っているので、少し甘いんです。

メタボ気味のチャチャには、要注意。


「玄武温泉」でのお話

2011-02-05 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

 

ヤスも、ボクと同様、温泉好きで、一緒に立寄る仲だ。

「湯田?鶯宿?、それとも、網張?」と言ったところで、苦笑した。

冬、盛岡へ行くというのに、「板」のことは話題にもならなかった。

若い頃は、田沢湖、網張、雫石と、あんなに遊びまわったのに。

 


 

とりあえず鴬宿に向かっていると、「玄武温泉って、行ったことねぇな。」と、ヤス。

玄武温泉には何軒か温泉宿がありましたが、エイ!とばかりに「四季の里」。

 


 

 

どこかの湯に似ている。思い浮かんだのは、秋田県秋ノ宮温泉郷の稲住温泉。

「硫黄系のにごり湯が好き。」というヤスには物足りなかったかな。

ご主人に露天風呂について訊ねたら、「お客さんが少ないし、スキー場は休業中だし・・・」

 


 

ご主人が庄内ナンバーに気付き、「廃業したスキー場を山形の・・が買い占めたよ。」

ボク等みたいな、元スキーヤーが多くなったんだろうか。

来年は「板」持ってきて、いい汗かいて、温泉入って、みんなで飲むか!

そうすれば、また来年、キミにも会えるしね。