単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

岩館のイチョウ

2018-05-22 | ちょこっと旅・温泉

 

秋田県旧大内村(今は由利本荘市)野球場。国道105号沿いの小高い丘陵地にあります。

清々しい静寂さを満喫して、ここから国道107号方面へ南下することに決めました。

 


 

この辺りは、標高300~600mのなだらかな起伏が続く笹森丘陵のど真ん中。

木漏れ日の中を走る静かな山道。正面の小屋の奥は閉館となった滝温泉。

昔、「天下の名湯」の看板に導かれ、一度だけ入湯したことがあった。

 


 

ここがいい。バイクも一緒に描いちゃおうか・・・。

じーっと風景と向き合う・・・。無理です、ボクの手には負えない。

もっと手近なところで練習しないといけません。気持ちだけじゃあ、手も足も出ない。

 


 

目的のひとつは諦めたけど、今日のこの道、のんびり走るだけで十分満足。

緑の光に香りがある・・・ってんですか? ホントはしないけど、してくるような感じ。

 


 

国道105号から県道に入り、17キロほどで峠を越えました

眼下の集落は旧東由利町の「道の駅」あたりでしょう。

 


 

 

峠道を下りて山手の方に目をやると、今抜けてきたトンネルの坑口が見えました。

 


 

東由利町蔵地区。蔵・・・、ちょっと気を惹く名前でしょう。歴史がありそうです。

小さな集落ですが、昔からの商店があったり、結構、活き活きした感じがします。

食堂があれば昼食でもと思っているところに、「岩館のイチョウ」ですと。

 


 

田んぼ道の奥の小さな社叢。小さくても、鄙びていても、凛とした風格ありますねえ。

鳥居の扁額には「諏訪神社」とあります。あの諏訪大社の流れをくむんでしょう、きっと。

ご神木として前面にドーンと構えているのかと思ったけど・・・、イチョウはどこ?

 


 

出たあ! 秋田県天然記念物 岩館のイチョウ。

いくつかの幹に分かれたような感じは、鳥海山麓のブナの巨木「あがりこ大王」のよう。

 


 

社殿の後方で、静かに控えめに息をしている。

これでは杉木立と社殿の陰に隠れ、正面からは確認できないはずだ。

 


 

イチョウの後方は、僅かの畑と丈の低い草地が山際まで広がっていました。

とにかく、静かです。爽やかです。 超・気持ちいい!!

 


 

この草、ただの雑草でもなさそうです。もちろん稲じゃない。なんだろ。

風に揺れる緑の波は、湖沼のようにも見えるし、湿原のようにも見えてくる。

 


 

ふと振り返り、驚いたねえ! すんげーっ!! イチョウだあ。

ファインダーを覗きながら後ずさり。それでも、てっぺんが見切れた。

足元を見たら、後ずさりしたところだけ草が生えていない。みんな、同じことやってんだ。

 


 

バイクを停めた時、駐車場を用意するほどのもの?と「下」に見てたけど、ゴメンナサイ。

僅かですがお賽銭を奉納し、参拝してまいりました。

そしたら、なんと、すぐに、ご利益があって・・・、助かりましたあ!!

往年のマラソン・ランナー君原選手によく似た親切なお父さん。ありがとうございました。

 


 

今回の走行距離は、240キロ。8時過ぎに出て、イチョウと出会ったのが正午ごろ。

帰りに「ちどり」で遅めの中華そば食べて、午後3時前には帰ってまいりました。


鬼首エコロード

2018-05-16 | ちょこっと旅・温泉

 

家を出て一時間半。秋田県旧雄勝町を流れる役内川。雄物川の支流のひとつだ。

いつもはこの辺りで転地気分になれるはずが、今日はまだ日常気分から抜け出せない。

 


 

気持ちが乗らない時って、いつもここで立ち往生。どうする?

稲住温泉は閉館したというけど、もしかしたら・・。だめなら、そのまま鳴子まで抜けよう。

 


 

秋ノ宮温泉峡は、ここ七、八年ご無沙汰。来れば稲住温泉と決めていた。

今、「稲住温泉再建中」の看板が視界を流れっていったような・・。

 


 

この道を宮城県側に入るのは何十年振りか。今、走る道は単調なバイパスと化していた。

しかも、新緑の渓流美は反対側車線に広がる・・・つまらん。

 


 

神室山(1365m)はこの辺りの最高峰。

標高に似合わずアルプスのような山容は素人目にも美しい。

 


 

鬼首エコロード。自然に配慮した設計施工だったんだと。

山の狸はそれでいいと言ったのか。カモシカは引越しを余儀なくされなかったのか。

今、オジサンは、ちょっと機嫌がよくない。

 


 

走っては停まり、停まっては戻る。横道に折れる。何度もバイクを切り返す・・、コケた。

畜生め!やっちまったぜ。気分の乗らない日は、得てしてこんなもんよ

 


 

帰宅後、少々傷物だけど、前に使っていた古いレバーを少しいじって再利用した。

新品の方を予備用にして、これからはいつも携帯しよう。

 


 

走行距離、240キロ。朝8時に出て、午後一時頃、帰還。

温泉なし、スケッチなし、美味いもんなし、思い出なし・・。今日は、つまらん!!


フロント フォーク ブーツの交換

2018-05-15 | オートバイ・メンテ

 

中心部を流れる内川は、殿さまが譜代であったと自慢するこの町のシンボルだとか。

初夏の匂いがしてきそうですが、梅雨に入る前に片づけておきたいことがある。

 


 

フロントフォークブーツ交換のため預けておいたオートバイを引き取りにきました。

六千円弱の部品代とほぼ同額の工賃。いい値段だけど、ド素人ではどうしようもない。

 


 

アルミ鋳物部分に着いたサビの落とし方を教えてもらった。

そんなに気にしているわけじゃないけど、そのうち試してみましょうか。

うかうかしていると長雨の時季に入っちゃう。出掛けましょう。走りましょう。


道すがら

2018-05-11 | 暮らし・ジョギング

 

チビと散歩の道すがら、何故か魅かれる佇まい。

誰もいなくなって久しい家の庭に、今年も律儀に咲いています。

あるじなしとて 春な忘れそ・・・、ですか。

 


 

苔むす小さな泉水。とても風流だと思います。

荒れて、なお、失われないもの・・。つつましさでしょうか。清貧さというものでしょうか。

 


 

週初めから、妙に喉がイガイガするなあと思っていたら、今もって咳と痰に悩まされている。

調子をあげていこうと思っていた矢先、出鼻をくじかれた感じ。

季節に引っ張られながら、チビに引っ張られながら、とにかく、元気出していきましょう。


四十三年前

2018-05-05 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

身体を動かすのは二週間ぶりです。

昨日、オサムがOB戦の様子を電話で実況してくれました。

福井からケンジも来ていて、久し振りにあの声を聴いた。

 


 

「ケンジも来るから・・」と最後まで誘われたけど、まだ、心の整理がつかねんだよ。

高松マンションを夜逃げした時と同じ気持ちかな。ちっとも成長してねえな。

そう言えば、あん時、オサムも巻き込んでしまったね。

高松マンションはなくなってしまったけど、今も生きてるよ。ボクの原点だもの。

 


 

「来年はオレもやるからね。」って、オサムちゃん。四年越しの「やるやる詐欺」は、ねーよ。

まずは、しっかり診てもらって、ヒザの筋トレした方がいいよ。

痛みが取れたからって走っても、すぐに再発するよ。年なんだから、オサムちゃんも。