単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

門前の小僧

2019-12-31 | 暮らし・ジョギング

 

早朝から、こんな雨風の中を何故に引きずり回す?・・・的な、チビの心理が読み取れる。

それはこっちのセリフだよ。

 


 

断続的に吹きつける強風に蝶つがいが破壊されてしまったんだね。

ブロック塀に立て掛けてあげようか。

 


 

あの空き家が解体されて一ケ月ほど、いや、もっとなるかな。

古い地図にも載っている街道沿いの一画。

時間の流れに人知れず流されていくんだ・・・、他人事とは思えないよ。

 


 

稼業にならない三代目家業を引き継ぎ、否応なく、一年の締めの日を意識する身になった。

門前の小僧 習わぬお経は・・・、読めなかったなあ。


赤丸

2019-12-21 | 暮らし・ジョギング

 

この辺りで見かけるいつものトンビだと思う。

 


 

いつも一人だねえ。

たぶんオスだな、きっと。

 


 

中途半端な暖冬はかえって雪が多かったりするけど、これは本物かな。

 


 

不断の努力・・・と言うには間空き過ぎだし、努力ってえ言うほどのもんじゃない。

まあ、これも継続のうちさ。ずーっと止まったままでいたら、そこで上がりだし。

カレンダーにつけた飛び飛びの赤丸を横目に、走ったり、怠けたり・・・、春まで頑張れ。


走ってこそ

2019-12-14 | 暮らし・ジョギング

 

月山がいつも新鮮に映るのは、迫力ある山体崩壊の跡が残る山容のおかげだと思う。

臥牛山という別名があることは、小説「月山」を読んで初めて知った。

切り立った鋭い稜線は、臥した牛の背骨に見える。

 


 

一ヶ月以上空けたせいで、足の運びはとても走っているとは言えない惨状。

天候不順を理由に、ストレッチやスクワットで簡単に済ませようという了見がいけねえ。

走ってこそ動き出す筋肉があるんだよ・・って、今さら何言ってんだか。

 


 

後方からひたひたと近づいてくる足音を感じ・・・、すーっと追い抜かれた。

白髪混じりだ・・、同じぐらいの年代かなあ。この前はオバサンにも越されたっけ。

なんとも思わなくなった。ボクはボクですから。

 


 

橋の上から川面を覗くボクの気配を察し、すぐにカモたちがざわつきはじめた。

悪いことしちゃったなあと思いつつ、いい加減、ボクをわかってくれよーとも思いつつ。

 


 

この時季、知らぬ間に少しづつ数が増えていく内川のカモ。

いつ生まれたのか、いっぱしの綺麗な緑色した小さな頭の赤ん坊もいる。

のどかだなあ。

 


 

いつもの小さな中州に、あのサギに混じって三羽の鵜、川面にもう一羽を見た。

ウミウかカワウかは分からないけど、昨日も一昨日も朝も夕方もここにいた。

 


 

あとから来たんだから、カモをいじめたら、ただじゃあおかんからな。


モテ男

2019-12-09 | 犬との暮らし

 

穏やかな昼下がり。

こんな陽気は、どうせ、つかぬ間のことだろ。

 


 

白くなったら目に付くようになったあの山は・・・最上川峡あたりだろうか。

目にする山の名を知らないということが情けないと思うようになったのは、この頃のこと。

 


 

どこか狡猾そうで、サギは好きじゃない。

鳴き声も不気味だし、愛嬌ないよ。

 


 

出会いはブサイクだと思ったけど、見慣れたらそうでもないか。

おたがいさまかあ。

 


 

「キャー かわいいー!」

「ネコみたーい!」

 


 

調子乗ってんじゃねーよ。

羨ましいけど・・・


白い道

2019-12-01 | 趣味的音楽

 

チビとの散歩道で、意外にハッとさせられる月山との遭遇ポイントがここ。

極々限られた狭い視界の中央に、忽然と四季折々の月山が現れる・・・的な。

 


 

穏やかな師走初日の早朝、知らず知らずに口ずさむメロディー。

ヴィヴァルディ「四季」 冬 第2楽章に歌詞をつけ、北原ミレイが歌った「白い道」。

初めて聴いたのは、「NHKみんなのうた」だった。

 


 

意外性にビックリ。「石狩挽歌」を歌ったあの声で、すぐにわかった。

YouTubeで検索しても、検閲が厳しいのか、北原ミレイは見つからない。

北原の10年ほど前に放送されたハイファイセットの「白い道」、これが最初らしい。

 


 

四季折々への感性は、日本人が一番・・・というのは、思い過ぎだね。

第二楽章のような冬が過ぎて行けばいいけど、ここは厳しい第一楽章の裏日本です。

 


 

冬至が過ぎれば、また少しずつ明るくなってくるね。

まだ、始まったばかり・・・、まだ、始まってもいないか・・・

ほんとうに静かな朝だね、チビ。