家を出て 一時間半。秋田県雄勝町、国道13号沿いの「道の駅おがち」です。
視線の先は晴れているのに、ボクの頭上にだけ、ずーと、雲がある・・・。
思いの外、寒い。体の中に、少しずつ、寒さが蓄積してしまった。
ボクの暑さ・寒さの感覚とこれまでの経験から、気温25度までは、冬用ジャケットの領域。
分かってはいても、朝の日差しの優しさに、時々、欺かれる。
永ちゃんのボス・ジャンは、風はガードしてくれたけど、本日は冬ジャケが正解だった。
横手に入ってから、13号の混雑を回避するため、時々、逃げ込む広域農道。
これまで時間を稼ぐように走っていたから、全く気づかなかった絶景ポイントがあった。
雲が掛かって、全容は想像するしかないけど、「鳥海山」です。分かりますか?
途中、これも今回気づいたのですが、大きな土堰堤らしきものを見つけました。
灌漑用ため池かな?と思いつつ走り過ぎましたが、やっぱり・・でしたね。
次回は、立ち寄ってみましょう。
湯田温泉に入るまではと、冷えた身体をだましだまし、湯田町直前まで来ました。
秋田自動車道とJR北上線。すぐ先に、秋田県最後の駅「黒沢駅」があります。
同じ交通インフラでも、鉄路には、高速道には感じない旅情を感じる。何故でしょう。
体が冷えて、湯田町中心部まで持ちません。近くの巣郷温泉「憩いの家」にしよう。
ところが、ピリピリの熱さとツーンとくるアブラ臭を期待した「憩いの家」が午前休業。
失意のまま、かなり前に、一度だけ入ったことがある隣の「峠の湯」へ。
先客のオジサンが、「そこのクアハウスんとこの湯を引いてるんだ。例の一億円のあれだよ。」
源泉は75度と記載されていましたが、湯船の温度計は41度。ぬるい。
熱さも、巣郷の特徴であるアブラ臭も、いまひとつ・・・。
「峠の湯」の後ろはお花畑。遠くの木々の緑、生命力にみなぎっていますね。
ボクの生命力、弱まったまま回復しません。この辺で、帰りましょう。
台風でも近づいているかのような雲。大きな枝をも揺らす冷い風が吹いています。
前方の山には、深い緑のモフモフが体内からどんどん噴いているような生命力、感じますねえ。
ここ、秋田県山内村は「山内杜氏」で有名なんだそうです。
地酒を賞味したことはありません。ボクに良し悪しなんてわかりません。何でも好きです。
道の駅「さんない」。今回のミッションは、山内産無添加「いぶりがっこ」の持ち帰り。
立ち食い蕎麦は、ボクの好物。今回は「そばチケット」を10枚持参。一杯タダです。
ザ・ワイルドワンズですか。横手のホテルで開催されるみたいです。
三人になってしまったのは残念ですが、「加瀬さんの息子さんがギターで参加」だそうです。
このあと、「思い出の渚」をずーっと口ずさみながら帰りました。いい歌ですよね。
山間地を抜け、広~い西目町の平野部に出てきました。空もデカいなあ。
いつも見慣れた田園風景。丘陵地のすぐ向こうは日本海。帰ってきたあ・・的気分です。
風速10m/秒はあるかなあ。相変らず、強い風が吹いています。
鳥海山の頂上には、南側から巻き込むような特徴的な雲が掛かっています。
浜館公園のある丘陵地を越え、日本海が見えてきました。ただいまあ・・ですね。
国道7号に出てからは、信号で停まるたび横風をまともに受けて、立ちゴケしそう。
風のせいかなあ。気力・体力の減退? 最近、また、サボりだしたしなあ。いけません。
総走行距離300キロメートル。朝8時半に出て、夕方4時前に帰ってきました。
強風による立ちゴケの危機が、逆に、最後まで緊張感を維持させてくれた。
安全には心がけて走ったつもりだけど、反省点はある。
高齢者ドライバーと呼ばれることには嫌悪感を覚えるけど、運転は、老成しないとね。