カンカンカン、いや、コツコツコツ・・・かなあ?
走り過ぎて間もなく、後方から何かを叩いているような乾いた音がした。
妙に気になり、引き返してみれば・・・
おおーっ!! 声を出せない分、目いっぱい目を見開いて、じーーっと観た。
手ブレしないようカメラをフェンスに固定して、何度もシャッターを切る。
ほかの野鳥なら気配を感じて飛び去るだろうに、キツツキは意外とおおようだ。
キツツキをあんな間近で観られたなんて。色合いが鮮やかで、可愛かったなあ!!
赤川堤に来ても、まだ興奮がさめない。
ジョギングしながらでも、見慣れた風景の中に早春の息吹を堪能できますねえ。
何も遠くまでバイクを転がさなくてもいいんじゃないかなあ。危ないしねえ。
バイクツーリングよりはキツいけど、危なくないし、第一、老化の遅延にもなる。
折り返し点の羽黒橋、ふと対岸に目をやれば・・・菜の花??
気が付かなかったなあ。ぐるーっと周ってみよう。
土手の上にいても、花の香りがほんのり感じられる。自然の香りだ。
トンビが低空で浮遊している。野ネズミでも探しているんだろうか。
上空で甲高くさえずるヒバリ、水面ぎりぎりを滑空するツバメ、ムクドリも、スズメも・・・
時季を知り、命をつなぐため・・・ですよねえ。感動するなあ。
鳥が鳴いて 川が流れて・・・は、かぐや姫の「ひとりきり」の唄いだしです。
かぐや姫時代の南こうせつさんは、いい曲書いてたなあ・・・
鳥を見て、川を見て、花を見れば、知らず知らずに口ずさみますよ。
園児が遊ぶ庭園にもうキツツキの姿はありませんね。
一時間ほど前、オジサンが感動した光景をキミたちにも見せてあげたかったなあ・・・
でも、話しちゃうと感動が薄まるような気がする。オジサンの胸にそっとしまっておこう。