荒い息を整えながら、ふと見上げた空の一瞬の光が、とても柔らかくて優しい。
ほんの少しですが気持ちを奮い起こさないと味わえない、小さな幸福感・・・でしょうか。
これはこれは・・・、レッド・カーペットならぬ、ホワイト・カーペットですかあ。
恐縮です。
青息吐息のVIPが、歩くように走った跡。
荒い息を整えながら、ふと見上げた空の一瞬の光が、とても柔らかくて優しい。
ほんの少しですが気持ちを奮い起こさないと味わえない、小さな幸福感・・・でしょうか。
これはこれは・・・、レッド・カーペットならぬ、ホワイト・カーペットですかあ。
恐縮です。
青息吐息のVIPが、歩くように走った跡。
ええーーっ!!
ここにも、来たかあ!!
羽黒橋付近の赤川に白鳥が舞い降りているのを見るのは、ボクは今日が初めて。
何か理由があって、この辺りには降りてこないものと諦めていたほど。
ボクに気づいたのかなあ・・・
二羽は大きく羽ばたきながら水面を滑走し、息を合わせるように飛び立っていった。
滑走からテイクオフまでの完璧にシンクロした飛翔は、とても感動的でした。
きっと、あの二人は仲いいんだねえ。
いいものを観たなあ・・・、疲れ切った足取りに力が蘇ってきた。
願わくは、もっといいカメラで鮮明に撮りたかったけど、でも、高くて買えねーし。
第一、そんなもんぶら下げながらじゃ、走れたもんじゃないしね。
玄関ドアを開けた瞬間、風もないのに南天の木だけが揺れている違和感に気づいた。
その瞬間、ヒヨドリがボクの視界を横切り、飛び去って行った。驚かせたかなあ。
でも、こんな華奢な枝にヒヨドリが止まるかあ・・・と思いつつ、さあ、走るぞ。
今朝は久しぶりに除雪車の走らない、静かな朝だった。
三代目んちの除雪作業は降雪量の多寡ではなく、除雪車が走ったかどうかによる。
面しているのが幹線道路なので、「火花散らしながら走る」と揶揄されるぐらい、よく走る。
さすがに今朝は静かだった。なので、今日は四日ぶりにボクが走る。
久しぶりに乾いた路面を走ると、雪道は予想以上に足腰への負荷が大きいことに気づく。
この頃の疲労感は経年劣化が原因じゃなかった!と言い聞かせ、往路の難所を走り切った。
嗚呼・・・、それでも、現実は現実だな。
先日、思いがけず、ガン先輩から電話があった。
「旅館やホテルは、検温で引っ掛かった場合、一方的に宿泊を断ることって出来んの?」
先輩、確かに旅館業法には、恣意的に断っちゃいけないってありますが・・・・
先輩との話を終え、電話を切った時、あることに気づいて、思わず苦笑した。
今も、あの頃と同じように、ガン先輩には後輩として丁寧な言葉づかいで話していた・・・
上下関係に理不尽な暴力や強制などは皆無だったけど、ガチの体育会系だった。
春になって落ち着いたら、また遊んでください!と言ったら、「ああ、こちらこそ」だって。
いい時代にいい先輩たちの後輩でいられたこと。それは本当に幸運なことだと知る。
再会の春が待ち遠しい。
午前6時、今日も三代目んちの除雪作業に向かいます。
単調な毎日に早朝の除雪作業が増えただけの一日が、今日も始まります。
この程度の雪国暮らしでボヤいちゃいけないけど・・・
もう雪はいいよ、ホント。放っておいたって時季が来れば溶けてなくなるんだから。
今朝は小一時間ほどの作業で終えたけど、このあと自分ちまではやる気なし。
戻れば、チビの散歩のお伴かあ。
雪を楽しめなくなったのは、いつ頃からだろうねえ。
スキーから遠ざかった頃かなあ。でも条件がそろえば今でもやりたいんだよ。
午前7時半にして、今日の意気は完全に消沈。
もう、なーーーんにもしたくねえ!!
春の日差しが待ち遠しい。
上空の鉛色の雲を映し出して流れる水は、時折、峻烈な黒い輝きを放つ。
岸辺の真っ白な雪との美しい調和を見せてくれる、赤川の冬の色ですねえ。
少しばかり意識をして自分を鼓舞し、筋トレした後も間髪おかずシューズを履く。
年が明け二週目、久しぶりに「週五」をこなし、まあまあの達成感を味わう。
でも、明日はたぶんお休みするでしょうけど。
走る意欲が衰退しているので、気分転換に目先を変えて、まちなかを走った。
人目が気になるなあと覚悟しながらでしたが、心配無用。まちなかには人気なし。
この道は、60年前、小学校へ通った道。
沿道の様子は変わっていても、道そのものは当時のまま。
道の突き当りには、山形大学農学部。
通った小学校は農学部のすぐ隣にあって、学校の行き帰りは大学構内を通り抜けていた。
ここに学ぶ当時のアジア系の留学生は、ボク等には初めての外国人だったのかなあ。
彼等とのちっちゃな交流が、仲間内での自慢の種になったりしていたなあ。
大学から500mほどのところには、ボクが卒業した高校が建つ。
今の姿に当時の面影はないし、ボクの思い出もぼんやりとしか見えてこない。
庄内藩主の居城があった鶴岡公園近くには、当時の風情を残す建物が点在する。
「武家屋敷」が角館には残って、ここには残らなかったのはどうしてなんでしょう。
「ここは外様じゃない、譜代の殿様だ」と、今もお殿様が大好きな市民性なのにねえ・・・
鶴岡公園とその周辺に建つ古い西洋建築物は、市内観光の拠点になっています。
ボクにそれぞれの由緒来歴は語ることはできませんが。
大宝館は、ボクには市立図書館の印象が強いけど、今は何に利用をされているんでしょう。
まさか、市の観光パンフのセンターを取るとは。
左が市警察、右が郡役所・・・だったかなあ。
殿様筋が運営に関わる?致道博物館の敷地内に移築保存されています。
おお、出たあ! 最新の建築物。
新文化会館の是非が市長選挙の一大争点となり、建設当時の市長が落選した。
完成後4年を過ぎ、今もなお箱物批判を受けている可哀想な建物。
世界的な女性建築家が設計したんだけどなあ。意匠的にはいいなあと思っています。
藤沢周平の小説に登場する海阪藩の城下を流れる「五間川」のモデルは、この内川。
海阪藩が舞台となる氏の小説は読んだことがないので、確信めいたことは言えませんが。
ちなみに、どっちかというと、ボクは池波正太郎が好きですけど。
自宅から数キロ、徒歩なら30分ほどのエリアですが、数年ぶりに通った道がほとんど。
ここ、変わったなあ・・・、あっ!こんなになってる・・・
沿道の風景の変遷に気づいても、以前の姿が思い出せない。
住む人たちの街並みの記憶は、今風に言えば、こんな風にアップロードされていくんですね。
ここは青果物店だったよなあ。建物が無くなれば、忘れ去られてしまうのでしょうね。
どんな思いで貼り紙を残したのでしょう、明日は・・・・かな。
今日は、よく晴れました。
その分、溶けかけていた路面の雪が凍りつき、走りづらくてしょうがない。
先日、渋滞の原因となった雪捨て場に向かうトラックが、別ルートから来ていますね。
どこからの号令なのか、随分速く各所に行き渡ったもんですねえ。
凍りついた路面に気を取られながら走っていると、頭上からあの鳴き声が・・・
嗚呼、なんとも美しい飛翔体ですねえ。
心洗われるような気持ちにまでなるのは、どうしてなんでしょうね。
久しぶりに、内川に白鳥を見た。
うれしいねえ。少しづつ数が増えている。
やっぱり違うねえ・・・、白鳥の優美さは別格だよ。
下流にも同じ数ほどいたのに気づき、足を向けたかったけど断念。
この先は除雪していないし、第一、余分に走る体力、キミにあるかい?
雪を積んだ大小のトラックが、数珠つなぎになって停まっている。
寒気が緩るんだところで、貯まりにたまった雪の運搬作業が一斉に始まったようだね。
対向車が来ないのに、何でさっさと右折しないんだろ?と雪捨て場を見れば・・・
ちょい先の雪捨て場までの道も、雪降し待ちのトラックでいっぱい。
そういえば、下流側にある広めの雪捨て場も、市街からのトラックは右折しないと入れない。
左折側に雪捨て場があればと思うけど、色々、事情があるんだろうなあ・・・
そんな事より、お前昨日走っていたら、今年最初の一週間、「週五」を達成できたんだぜ。
トレーニングとして爪痕残すには、週五日は走らないといけない・・・らしい。
目標にはしているけど、一日残して四日走ったところで、一息ついちゃうんだよなあ。
週三日だって継続するとなれば中々だし、四日となればもう・・・、五日なんて皆勤賞もんだ。
さて、今日からの一週間、何日走られるでしょうか。
チッチッチー、チッチッチー・・・・、か細いけれど、結構刺激的な高音域の鳴き声。
近いと感じ、そっと立ち止まる・・・、いた! すぐそばに立つイチョウの枝。
白と黒の文様、セキレイほど尾が長くない。
きっと、シジュウカラだ。
こっちを向いてくれないかな・・・
ああーーあ、飛んでっちゃったよ。
シジュウカラの特徴だという黒のネクタイは微妙だけど、メスだったら細いというし。
下からじゃあ、背中の文様は確認できなかったけど、シジュウカラということにしよう。
肉眼じゃあ、これが限界だよ。
お前がリードを引っ張らなかったら、もう少しじっくり観察できたのになあ。
よく見りゃあ、お前もシジュウカラのような文様なんだよなあ。
シジュウカラのあとは、日常を取り戻すように筋トレ、そして、ジョギング。
青空が覗いているのはここだけ。周りは雪雲に覆われた空、風も結構吹いています。
昨日ほどはバテずに走れた・・・、継続の大切さが身に沁みます。
びっくりするほど、バテた・・・
雪除けを言い訳にしていたわけじゃないけど、9日ぶりだからなあ。
知りたくない現実を突きつけられたような気持ちになった。
考えてみれば、年の初めにおニューを履いて走ったのは初めてかもしれない。
今までのシューズを超えた、ボクの足との一体感がいい感じ。
少しウキウキした気持ちになれた。