一週間ほど経って、なんとかゆっくりできる時間を取り戻した。
正直、肩の荷が下りた感もある・・・・この感情って不謹慎かなあ。
二代目が亡くなった時から、自称自嘲の三代目ということにはなっていた。
今、二代目のすべてが消えて、とうとうボクの代になってしまったという実感がある。
容赦のない時の流れには、誰も抗えない。
百年以上も前、西の方からひとりここに流れ着いた「初代」について、ボクは何も知らない。
月山の山並みが故郷の葛城山に似ていたから・・・という話を二代目から訊いたことがある。
七年前に亡くなった二代目から、ボクんちのファミリーヒストリーを訊いておけばよかった。
ボクんちの変遷なんて、悠久の流れの中に無数に生まれては消える泡沫のひとつほどもないね。
泡沫ストーリーがいつ始まってその後どうなるかなんて・・・でも、ルーツは知りたかった。
今日は本当によく晴れた! もう冬は明けた、立春を前にして春ってことが時々あるからね。
さあ、体中の筋肉や関節が錆び付いたような不快感を早々に払拭しなきゃあ。