石鳥谷の道の駅。昨夜のヤスの一言で、着膨れした大人四人が「軽」に乗り込むはめに。
仙台に帰る鎌さんを一関駅まで送り、ヤスとボクはコン先輩宅でもう一晩のOB会。
雪掻きでバテバテのキクちゃん。相変わらず・・だけは元気。機嫌よく迎えてくれた。
美味しい手料理を肴に、田沢湖や八幡平で遊んだ若い頃の話に花が咲いた。
ボクが「反射式の石油ストーブ、まだ愛用してるよ。」と言った瞬間・・・
「頑固者!我が儘!奥サンに青い紙出されるぞ。」と思いもかけぬブーイング。
翌朝はキンキン冷え込んだ快晴!! やっぱり、太平洋側はいいなあ!!
ヤスが「ねえ、Oka さん。大館周って帰りません?」 寝ぼけてんの?!アホかあ!
「鳴子に寄って新庄で降ろす。」と返すと、「秋田県内で降ろしてよ。」と諦めない。
「大館まわって、日景温泉どう?」とほざくヤスを諦めさせ、鳴子温泉へと向かった。
快晴の一関を出発して一時間半ほどで、天下の名湯「鳴子温泉滝の湯」。
ボクも入ってみたかった共同浴場。マスコミにもよく登場する。
湯量豊富、硫黄の香りが心地よい。ヤスもここは大当たり。「いい!いい!!」を連発。
熱いのが苦手なヤスは格子の奥。ボクは手前のキリッとした熱い湯にまったり。
いつもはボクを残してさっさと上がるヤス。気に入ったのか、まだ浸かっている。
うっかりしていたわけじゃないけど、新庄駅への到着が10分遅れて電車に乗り遅れた。
次の電車まで一時間以上あったので、新庄名物の「トリモツラーメン」をヤスに紹介した。
秋田に帰るヤスを新庄駅に降ろし、ひとりになった時、ふと、浮かんできた・・・
60過ぎたオッサンの怪しい集団・・。キクちゃんが付かず離れずのボク等をそう呼んだ。
怪しくはない。だけど、不思議な関係だとはボクも思う。