ボクの奥サンも使っている栄養剤の類だろうと思ったけど、一応、訊いてみた。
「太陽光発電を利用したフットライト」なんだとか。
リモコンで入切するLED室内灯に感心するボクに、「お前、置いていかれるぞ。」
昨日のイワシのなめろう、今朝のヤスのお米、とっても美味しかったです。
面倒くせえ後輩を持ってしまったと諦めてもらって、また、よろしくお願いします。
鳴子経由で川渡温泉に寄るか、北上して湯田経由、いや、盛岡・網張経由で帰るか。
昨晩、話題になった「祭畤から胆沢ダムに抜ける新しい道」・・、行ってみよう。
ガソリンを入れた後、国道342号を祭畤まで逆戻り。
景勝地「厳美渓」はもう少し下流ですが、ここの岩肌にもその雰囲気を感じます。
新しい道には「栗駒焼石ほっとライン」という愛称がついていました。
「ほっと」は温泉でも意味してるんですかねえ。
「紅葉が、とっても、いいってよ。」 というキクちゃんの情報は、正解だった。
初めてお目にかかる「祭畤山」。一般人はマツルベと簡単に読めるんでしょうか。
ほんの一部を切り取った下手な写真では、目の当たりにした時の感動を再現出来ない。
鮮やかな色彩の圧倒的な広がりに、ただただ、息をのむばかりでした。
前方に見えるシンボリックな山は焼石岳でしょうか。違ってたら、ゴメンナサイ。
道の佇まい・・、いいじゃないですか。美しいですね。
ゆるやかなアップ・ダウン。流れるような曲線。
道の遠近感も周囲の景観と相まって、旅情的でいいじゃないですか。
久しぶりに、道が美しいと感じました。
胆沢ダムの上流部に入ってきました。
正面の三角おむすびのような岩山は「猿岩山」。見た感じはゴリラですけど。
後で知った。山の上には、由緒ある於呂閉志神社があるんだとか。見逃した!
「仙北街道 下嵐江藩境御番所跡」 、下嵐江(おろせ)はこの辺りの地名のようです。
仙北街道は、国道397号と重なる、秋田県東成瀬村と岩手県水沢市を結ぶ藩境越えの道。
胆沢ダムは、既存の石渕ダムを完全に沈めてしまうほどの巨大なダム。
昔、お勉強したよ。北上川五大ダム、胆沢の遊水地・・等々 。真面目さが足んなかったけど。
国道342号・祭畤から15キロほど走り、国道397号に出ました。
景観の素晴らしさに目を奪われ、小一時間ほどかかりました。
この先、県境を越え、秋田県東成瀬村、増田町を経て、十文字町へ。
いくつかの道路標識に「焼石連峰ビーチライン」の表記が見られます。愛称でしょうか。
なんで、ビーチ? ビーチ=砂浜 じゃなくて、ブナのことなんだそうです。
ならば、焼石連峰「橅」線でいいじゃない。漢字のほうがイメージ通り。
このあたりで「大岩渓谷」と書かれた案内板を見ました。
奥羽山脈のど真ん中にいるっていう感じ、ひしひしと伝わってきます。
ボクの国道397号のイメージが、この一枚に集約されている。
今にも、石が落ちてきそうな急峻な山々を走る、視距のとれない未改良な三桁国道。
少し危険だけど、この粗野な感じが、また、魅力なのかも・・。
胆沢川の上流部、ほぼ源流です。山塊の向こうは、湯田温泉郷になるのかなあ。
左の頂が「南本内岳」、右が「焼石岳」かな・・。(Googleマップと見比べてます。)
国道397号はこれまでも何度か走ったことがありますが、どこか敬遠しがちでした。
山峡が生々しく間近に迫ってくる、畏怖の念にも似た圧迫感とでもいうんでしょうか。
でも、今回はその魅力を十分に堪能することが出来ました。
須川栗駒~祭畤焼石ほっと「橅」ラインは、魅力度で八幡平アスピーテラインを越えた。