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小生の第二の故郷である愛媛といえば、やっぱりみかん。「水道の蛇口からみかんジュースが出る」という噂があるほど。
小欄「2007/10/26 亀ちゃんみかん」で触れたが、愛媛・吉田町から例年のみかんに続いて、今年は旬の“亀ちゃんぽんかん”が届いた。
1箱(10㎏)も2箱も同一送料なので、いつも2箱単位でシーズン中に何度か注文するのだが、この度はサービスで贈ってくださったもの。その1箱を今朝長男が「ばあちゃんに」と届けてくれた。
その母はここ一週間ほど、午後から夜中にかけて右足指壊死が原因と思われる高熱が続く。心臓への負担も考慮して小児用解熱剤やクーリングで抑えている。一時は酸素マスクも着用しながらではあるが、高熱の後の喉の渇きからか水分補給も兼ねて栄養剤だけはよく飲んでくれるので小康を保っている。
倅の好意は有難いのだが、栄養剤をストローでやっとの状態だし、母は元々すっぱいものが苦手だったから、みかんをジュースにしても咽せたりして無理だろう。
越冬完熟ぽんかんは、糖度12超と甘味が強く、香りが高い。同町のホームページによると『愛媛県吉田町特産のぽんかんは宇和海からの黒潮にのった暖かな潮風、全畑南向きから西向きの畑を厳選し、太陽の光をたっぷり浴びて育ちました。 お味の方は、濃厚で甘味が強く、多少小ぶりですが今年は例年になく美味しく育っております!』とのこと。
学生時代の今頃時分のこと、仕送りの金も底をつき、ひもじさのあまりに悪友とみかんを失敬しに学校近くのとあるみかん畑に入った途端に、通りすがりの人の声に過剰反応した連れのN須が慌てて有刺鉄線にメガネを引っ掛けてレンズに傷が入った。結局は未遂に終わったのだが、甘酸っぱい初恋ならまだしも、貧乏学生のほろ苦い思い出の一齣である。