てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

おにぎりが一番

2010-04-04 17:17:00 | グルメと料理
 ウオーキングの道すがら、近くの百間川の桜並木をチェックするとちょうど今が見頃。桜の木の下では、三三五五に家族連れやカップルが弁当を広げている。
 来週の天気予報はあまりぱっとせず、おそらく見収めの桜になるかも知れない。これはとんだ手抜かりと取って返し、急いでおにぎり弁当を拵えて出直した。

 天気の良い穏やかな日に、自然の中で食べるのは何よりの贅沢で、至福の一時である。どんな手の込んだご馳走よりも、おにぎりが格別。外で食べる食事は、清々しい澄んだ空気と、緑や花々に囲まれた景色が、絶好の味付けになるのだろうか。「何とも言い様がないほど美味えなぁ!」と言いながら一層美味しさを倍加させる。

 食後の腹熟しの散歩では、近くの土手で土筆を摘んだ。まだ時期が早いのか、それほど多くは見つからないが、はかま取りのことを考えると、それも厄介なので大概にして引き揚げた。

 思わぬ副産物の土筆は、薄味で佃煮にした。この少しほろ苦い味がたまらず、酒のアテにはあつらえ向きで、今晩の晩酌が進むというもの。先月はダイエットが停滞していたので、4月には2カ月分(マイナス2㎏)を取り戻さなければならないというのに困ったものだ。

 つくづくし 長き短きそれもかも 老いし老いざる 何もかもうまき(正岡子規)














コメント (4)
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