てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

石蕗と蕗の効用

2010-04-14 17:59:00 | グルメと料理
 今日は夫婦揃って3~4回もトイレに通うほどの快便で、何日分もまとめて出きった感じ。久し振りにすっきりと爽快感を味わった。さて何が幸いしたのかと思いを巡らすと、どうやら食べ物にその秘密があったようだ。

 旬を迎えたツワブキ(石蕗)に続いて、昨日はフキ(蕗)の、夫々葉柄を佃煮にして食べた。葉も食用になるそうだが、我が家では葉柄だけに留めた。

 野菜の中では水分が多く、そのため栄養素は限られ低カロリーだが、カリウムやマンガンなどが含まれる。カリウムは、余分なナトリウムを体外へ排泄促進する作用がある。
 食欲増進、健胃、悪阻、解熱、去痰、咳、風邪、魚中毒、痔、切傷、虫刺されにも効くほか、豊富な食物繊維が腸の働きを盛んにし、便秘の予防にも良い。
 「春の料理には苦みを添えよ」と言われる所以は、早春に芽を出す蕗こそは、冬の間に蓄積された体内の老廃物を排泄するからだそうだ。

 反面、蕗にはワラビと共に発ガン性物質が含まれていることが、よく知られているが、アク抜きや塩漬けなどの処理をすることによって発ガン性は消滅するので、季節料理として風味を楽しむぐらいの摂取量であるならば心配はない。

 特有の香りや苦味には、ポリフェノールが含まれており、これが故に咳止めや健胃整腸の働きがあるといわれている。若い頃はあまり好きではなかったが、年を重ねるほどにこんな味が口にあうようになった。
コメント (4)
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