
ホームメイドのキャラブキ(庭のツワブキの前で)
小欄「2010/3/6 半世紀にわたる思い違い」で書いたように、我が家の庭のあちこちに自生しているのがツワブキ(石蕗)と知ったばかりだが、さらなる新発見があった。
あく抜きしたツワブキの茎を醤油などで煮込んだ伽羅色(濃い茶色)の保存食キャラブキこそはこれのことだった。てっきりフキ(蕗)を使って作るのかと思っていたら、もともとはツワブキの茎を利用していたそうだ。ツワブキの名の由来は、艶のある蕗(=ツヤブキ)からツワブキになったなどの説がある。
そもそもは薬草で、今では全く用いないが、民間薬の領域で、生葉をおできや打撲の冷湿布として、また葉を炙り表皮を除いたものを、腫れ物などの外用薬にしたと聞く。
寒い季節に庭を黄色で彩り、大いに目を楽しませてくれたツワブキの花だが、今では茎がスクスクと伸びている。
早速にツワブキの佃煮に初挑戦してみた。仕上がりは上々で、先日の土筆の佃煮以上にヒットであった。ちょうど遊びに来た孫娘に試食させてみた。普段は結構好き嫌いがある子だが、大好評でいくらでも御代わりをした。
他にも煮物、おひたし、佃煮、あえもの、天ぷら、粕漬け、塩漬け、カレー煮など食材として何でもOK。ツワブキ料理のあれこれはこちら。是非みなさんもお試しあれ!