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先日、青学(青山学院大学)の聖歌隊奉唱会に行ってきました。聖書の朗読とクリスマス・キャロルが交互にあり、静かにみことばを味わえました。教会の典礼では、待降節のロウソクが残り1本のみ灯されないで残っています。
昨日は選挙も終わり、夜には当選した候補者、落選した候補者、それぞれ悲喜こもごものメッセージもたくさん耳にしました。選挙する側も、ホッとしたり、落胆したり、最初から期待していなかったり…と、きっといろいろ反応があったに違いありません。
新党がたくさん並んでどうなることかと思いましたが、やはり議会制民主主義ですね。国民が、自由に、選挙を通して自分たちのこれから歩む方向を選択できるというのは、ありがたいことです。
経済政策、災害対策、原発の問題、憲法を変えるという話など、様々な意見があります。日本のカトリック教会としてきちんと方針を打ち出しているものもあります。
けれども、一党独裁政治になっていたり、治安的な問題や汚職が人心を大きく左右したり、選挙そのものが長年実施されないままでいるという国が少なくない地球上で、まがいなりにも平和裏に、民主的に、穏やかに選挙が実施され投票できるというのは、やはり感謝すべきことではないかと思うのです。
世界の中で先進国家として平和のために尽力し、発信していくこと。日本は、周囲や自国民を威圧する国家ではなく“ともに歩む”国家として、世界の人々といつも一緒に歩んでいきたいものですね。とてもクリスマス的だと思います…
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