日本では太平洋戦争の終結の日である今日、世界のカトリック教会では「聖母の被昇天」をお祝いします。
5世紀からすでに聖母マリアの記念日として祝われていたこの日は、8世紀に入ってマリアの被昇天を記念する日となっていきました。キリスト教の歴史の中で由緒あるお祝い日の一つです。
同じく聖母マリアをお祝いする12月8日に始まった日米の戦争、多くの人の血が流れた悲惨な年月でしたが、涙しながら見守り続けた聖母が、そして神さまが、いらっしゃったのでしょう。
人間の自由意志の前には神は無力と言いますが、人とは違う時の刻みの中で、忍耐強くわたしたちの回心を待っていてくださることに感謝します。
戦争というのは、どこからともなく始まるのではなく、今日の“わたし”が目の前の“誰か”と対峙するところから始まります。そんな事を思いながら… 平和のために祈ります。