天気予報の通りに雪が降り出した。 株式市場の出だしを眺めてから新宿に向かった。 おとといメールを送ってきてくれた、おかあちゃんの容態がどんなか?気がかりだったからです。
そもそも自宅に居るのか?それさえ聞きもしないで訪ねるなんてビジネスの世界だったら馬鹿な行動ではありますが。 玄関のチャイムを鳴らすとおとうちゃんが迎えに出てくれた。玄関を開けてくれた後は「今、火を使ってる所だから...」とか言って、スタスタと2階に上がってしまった。ありゃ?入って良いのかな?と一瞬戸惑ったけれど、僕も少し間を置いてから2階に上がらせてもらった。 「骨折して、身動き出来なくなっちゃたよ」とメールを呉れたおかあちゃんは食卓のテーブルの椅子に座っていました。ベッドに横たわっている姿をイメージしていた僕でしたから
僕:「イヤー元気そうじゃないですか?! 骨折で動けずにいるのかと心配しちゃいましたよ」
K: 「つい先日退院したんだ、何もしないのに寝ている間に圧迫骨折だってさ、イヤになっちゃうよ、まったくね」
N: 「なにが、何にもしないのにだよ」
いやはや原因は何であれ、脊椎の一部がつぶれて神経に触ったりしたら、とんでもない痛みだったことでしょう。
おとうちゃんが作った、うどんの昼食を「チョイト、あたしには少し量が多いな」と言いながらも、ほぼ完食。
部屋の中で自力歩行も出来ていました、ヨカッタ・ヨカッタ。
その後は、洋一君の近況やら、僕の息子の結婚のことやら、おとうちゃんが沖縄の歩け歩けで足首を捻ってしまい、薬を飲んでる話やら、とりとめなくオシャベリしてきました。
さよならの時に、パソコンデスクのあたりをうろついていたおかあちゃんが「タナカ君、これお土産!家に帰ったら見て頂戴」と封筒を手渡してくれました。 戻りの電車のなかで開けてみると、ワープロで纏めつつある「詩集」でした。 日付を見ると昔から書き溜めていたものらしい。戦時中・青春時代の体験やら、娘とともに庭に成長する桐の樹のこと等、最初の詩のタイトルが「軌跡」 自分の人生の軌跡を整理整頓しつつあるのだろうか?と想いながら読ませてもらいました。 中の一部を無断転載させてもらいます。
軌跡 (矢島嘉代 1978年1月 から抜粋)
門前町の歩道に
北国の緑が映えだした頃
キラリとB29の翼が光った
爆音の度に冷たい土が揺れ
命がちぢんでいく
頭の上で 機関区が火を吹いた << 最初は”機関銃”の誤植か?と思いましたが、国鉄には機関区がありましたね。
鉄道に行ってた人が
棺の中で今日の勤めを終えた
そもそも自宅に居るのか?それさえ聞きもしないで訪ねるなんてビジネスの世界だったら馬鹿な行動ではありますが。 玄関のチャイムを鳴らすとおとうちゃんが迎えに出てくれた。玄関を開けてくれた後は「今、火を使ってる所だから...」とか言って、スタスタと2階に上がってしまった。ありゃ?入って良いのかな?と一瞬戸惑ったけれど、僕も少し間を置いてから2階に上がらせてもらった。 「骨折して、身動き出来なくなっちゃたよ」とメールを呉れたおかあちゃんは食卓のテーブルの椅子に座っていました。ベッドに横たわっている姿をイメージしていた僕でしたから
僕:「イヤー元気そうじゃないですか?! 骨折で動けずにいるのかと心配しちゃいましたよ」
K: 「つい先日退院したんだ、何もしないのに寝ている間に圧迫骨折だってさ、イヤになっちゃうよ、まったくね」
N: 「なにが、何にもしないのにだよ」
いやはや原因は何であれ、脊椎の一部がつぶれて神経に触ったりしたら、とんでもない痛みだったことでしょう。
おとうちゃんが作った、うどんの昼食を「チョイト、あたしには少し量が多いな」と言いながらも、ほぼ完食。
部屋の中で自力歩行も出来ていました、ヨカッタ・ヨカッタ。
その後は、洋一君の近況やら、僕の息子の結婚のことやら、おとうちゃんが沖縄の歩け歩けで足首を捻ってしまい、薬を飲んでる話やら、とりとめなくオシャベリしてきました。
さよならの時に、パソコンデスクのあたりをうろついていたおかあちゃんが「タナカ君、これお土産!家に帰ったら見て頂戴」と封筒を手渡してくれました。 戻りの電車のなかで開けてみると、ワープロで纏めつつある「詩集」でした。 日付を見ると昔から書き溜めていたものらしい。戦時中・青春時代の体験やら、娘とともに庭に成長する桐の樹のこと等、最初の詩のタイトルが「軌跡」 自分の人生の軌跡を整理整頓しつつあるのだろうか?と想いながら読ませてもらいました。 中の一部を無断転載させてもらいます。
軌跡 (矢島嘉代 1978年1月 から抜粋)
門前町の歩道に
北国の緑が映えだした頃
キラリとB29の翼が光った
爆音の度に冷たい土が揺れ
命がちぢんでいく
頭の上で 機関区が火を吹いた << 最初は”機関銃”の誤植か?と思いましたが、国鉄には機関区がありましたね。
鉄道に行ってた人が
棺の中で今日の勤めを終えた