ムクロジの実

2011-04-28 19:02:49 | タナカ君的日常
           ムクロジ の実
 昨日のこと、散歩のルートの道沿いの地面に見かけない木の実が散乱している場所があった。 直径が16mm程度、 色は半透明で淡い琥珀色、 その果肉の表面は1-2mmほどのサイズでスプーンカット様の凹みが付き「触ったら柔らかそう」の印象を受けたのだが、指で摘むと乾燥してカチカチに硬かった。 その木の実の名は「ムクロジ」。

 中心部には黒い実が入っているらしく、半透明の果肉を通してうっすらと見える。 地面には果肉から飛び出して黒色の実も散らばっていた。 その黒色の実は完全な球形では無く、長径12mm、短径9mm程度の豆の様な形。 昔のお正月の羽根突きの羽の先っぽに有った黒い玉は、このムクロジであったそうな。

 とにかく、昨日の南風は強風でした。 畑の表土は巻上げられて砂埃となり、時として2・300m先が霞むほど。 日差しのせいで汗ばんだ額にも手で触ると砂埃がザラリと感じる程にくっつく始末。 目に飛び込んだ砂粒は痛みを伴い「目玉の表面に何個あるのか数えられるんじゃないか?」 と思うほど大粒な砂が舞っていた。 そんな強風だったものだから、昨秋に実って樹の枝に付いたままになっていたムクロジの実も地面に吹き落とされたものらしい。



    樹の枝に残った ムクロジの実と 今年の新芽
コメント (5)