Wikipediaから転載したオリオン座の星雲画像
肉眼で視認可能と聞くオリオン座大星雲。 晴れた空に星が並ぶ夜空を300mm 望遠レンズを取り付けたデジカメで撮影したら、 そんな写真が撮れるか試してみた。 今の時期、 夜の9時頃の我が家のベランダからオリオン座はTop写真の様な配列で星々が並んで見えている。 大きな四角の縁にある星と中央部に三ツ星が見えているが、 星雲の在り処は街の灯りや湿度の影響か? 肉眼で確認出来なかった。 でもまあ、 300mm望遠レンズの視野は三ツ星の2つくらいは視野内に収めることが出来る。 だから三ツ星からのおよその位置を想定して望遠鏡を星雲が在ると思しき方向に向けて何枚かシャッターを切ってみた。
当初撮影した中に星雲を捉えられなかったと思ったのだが・・・ 改めて再確認してみたら、 一枚の視野の中に星雲らしき色合いの領域がありました。 南向きのベランダに設置した赤道儀、 北極星は見えないから、 極軸の設定は出来ないまま、 ただ星雲が在るはずの領域に望遠鏡の鏡筒を向けての撮影でした。
結果、 当然と言えばそれまでだが、 星々は日周運動の影響を受けて1点の星像とはならず、たった10秒の露光時間の間に星は横に尾を曳いた絵になってしまいました。 下・中央付近の着色域はオリオン座大星雲と想われる領域
ちなみに 撮影条件
ISO感度 1000
F4.0、 シャッタースピード 10秒
300mmレンズでは 10秒間シャッターを開けて置くと、 星はこれだけ移動するんですね。 また星が見える夜空になったら、 赤道儀の赤経つまみを操作して星像の流れを止められるか、 試してみよう。