ワゴンRの後部で撮影装置を操作する様子
ワゴンRの後部座席を倒して出来る荷室部分に雪の結晶撮影装置を設置して雪の撮影を行っている。 その際はハッチバックドアは持ち上げたままで車室内部に吹き込む雪が撮影装置に降りかかる不都合があり、 その対策として、 ハッチバックドアの左右にビニールシートを垂らして雪を防ごうとしたが、 雪を十分に防げなかった。
今回、 吹き込む雪の悪影響を避ける別の対策を採用した、 その様子をご覧いただこう。
簀の子板の上に設置した撮影装置、 その上部に観察窓(天窓)の開いた天板を置き、 装置の前後は布やビニールシートで壁を作り、 左右は車体の壁、 それらで囲まれた閉じた空間を作り、 吹き込む雪から撮影装置を守る。 その様な空間を作ったのです(写真は運転席側後部ドアから撮影)。
その空間はどんな手順で組み上げているか? Gif動画でご覧いただこう。
ところで、 つい最近の記事「ワゴンRの車室内部を撮影スタジオ化」では、 撮影装置と操作する人間を全てのドアを完全に閉めた車の中に収容する撮影環境をイメージしました。
また「雪覆い製作・天板追加 撮影装置8号機用」の記事では撮影装置と操作車を完全屋外に出してしまうアイデアで作業をはじめ、 途中まで製作を進めた事があった。
しかし密閉した車室内部に人間が入る方法では体温により室温の上昇する懸念を拭えず、 もう一つの屋外に撮影装置を設置する方法では降雪や強風の悪影響を防ぐ自信が無くて、 結局今回紹介した撮影影環境作りを試みたのです。 3日後の日曜日には「南岸低気圧」接近が予報されているのでまた草津に出かけ、 紹介した撮影環境の使い勝手を試す予定です。