厚さが5 mm の塩ビ板に深さ1 mm で平な凹みを加工する目的で電動工具のトリマーを購入した。 一般的には木工用の工具として知られている物です。 30年ほど昔、 ショージくんが自宅のログハウスを建てる時に購入した似たような機能で大型の「ルーター」を持っていて、 その時のログハウスの建築の時やヤナバの山荘での木工作業で使わせてもらった経験は有りました。
僕は手持作業用の小型な工具・トリマーの使用経験は有りません。 だから購入後にはYouTubeで公開されている使用方法の動画等はざっと目を通しておきました。 使用開始にあたっては「電源スイッチをOnする時、 回転刃物が被加工物に触れていない状態でOnする様にしないとキックバックを生じて危険」と言った基本的な使用上の注意事項も頭に入れたつもりでした。
被加工物の固定方法 スタイロフォーム上にネジ止めした
キックバックで暴れた刃物による加工面
それで今回の被加工物の塩ビ板には6.5Φの下穴を明けて、 トリマの6Φの刃物をその下穴に挿入した状態でPower Onしたのです。 そんな方法でキックバックは防げると考えたのですが、 下穴の深さがトリマの刃物の突き出し量よりも若干浅かったのが原因だったかも知れないのですが、 刃物が暴れまわり、 非加工面がとんでも無い状態になってしまいました。
幸いな事に非加工面の荒れは最終的に平坦に加工する事が出来ました「フー危なかった!」の気分です。
下穴を大きな皿穴に変更
3箇所の凹みの加工で残りの2箇所は6.5Φの下穴部分を大きく深い皿穴状に追加工してキックバックが生じるのを防ぐ事が出来ました。
暴れて荒れた面に対する最終仕上げで平坦化した面
塩ビ板 に凹みを追加加工した目的 :
ラップフィルム試料ホルダの基盤となる塩ビ板にラップフィルムを貼り付けるための両面接着テープ取り付け用凹みを設ける。
三箇所の凹みと4隅に貼り付けた両面テープ
ラップフィルムを貼り付けた状態
両面テープに貼り付けた後で両面テープが無い部分も
ラップフィルムを指先で塩ビ板に押し付けると
両者の間の密着度が更に高まります。