ー1℃ 台の環境下で撮影した雪、 降雪採取直後に撮影
今シーズンの雪の結晶撮影に使い始めた「ラップフィルム試料ステージ」。 それを作った目的は ー2℃より高い気温の環境下で、 雪の結晶の型崩れが少ない撮影が可能な事。
今シーズンの最初から使ってみた結果では「マイナス1℃、場合によっては 0 ℃でもなんとか撮影出来そうだ」との感触を得ていた。 しかしそれは結晶の厚みがある角板型にたいする物であって、 厚みの薄い六本の樹枝状結晶(おおかたの人がイメージする雪の結晶の形)に対してどうかのか? 降雪の中にそれが少なく、 不明な状態が続いていた。
ところが今回(3月22日)の降雪の中には沢山の六本の樹枝状結晶が含まれていたし、 気象庁が発表している草津での公式気温データが-1~-2℃と言う恵まれた条件下で実験が出来た。
草津の気象観測地点 気象庁発表の緯度経度による、
道の駅の北に隣接した学校の敷地内部と思われる。
ラップフィルム試料ステージ 実験結果 :
1. マイナス 1℃で使用可能と確認した。
2. 雪を溶かした水で冷却すると、
10分程度の短時間の冷却で使用可能と確認した。
撮影経過時間と雪の形状変化
右下の数字は経過時間 単位 Sec
ジップロックに封入した試料ステージ
ステンレス製バットに水を入れ雪を投入して冷水を作った
試料ステージをその冷水に沈め、 上に雪を載せた状態。