山菜採りの楽しみ 「歩く楽しみ編」

2022-04-29 12:20:08 | 国内旅行と山歩き
浅草岳西面を流下する白崩沢の大きな滝を遠望


 「高速道路料金とガソリン代を考えたら随分と値段の高い山菜になるねえ!」そう言われた山菜採りの旅、 確かに食材としての山菜採取だけを考えたら頷ける意見。

 その旅で出会え種々の出来事、 それら全てから受ける楽しみを考えたら「山菜採りは高い金を出して、毛色の変わった葉物野菜の収穫作業」との考えとちょいと違って来ます。 その事をこれから何回かに分けて書いてみます。 今回は「歩く楽しみ編」とでもしておきます。


旅の初日 27日 :




  前日の大雨、 そして当日の朝まで続いた悪天の名残りで空気中の湿気が高く、 雪に冷やされた地面付近は霧状になっていました。 コゴミが沢山出る場所に通じる林道もそんな霧に包まれた状態でした。 そしてまた雪の多かった2022年の残雪は斜面の杉の大木まで巻き込で崩れ、 道を塞いでいました。 そのデブリの上を乗り越えて前進しようとしている最中の様子です。  しかし更にその先にも別の大きなデブリが見え、 先行き厳しすぎると判断して、 林道歩きはそこで中断しました。 写真の右下と中央付近に手裏剣型のマークを付した場所には同行した仲間がいますが、 右下のマークした地点でフキノトウを見つけ採取中です。


旅の2日目 :




 国道を走行中奥まった田んぼの南面する法面にフキノトウが沢山顔を出しているのが目に入った(写真では目立ちませんが、 肉眼ではハッキリ見えたのです)。 車を駐めて、 そこまで軽く往復して採取しました。





 例年ならばコシアブラが採取出来る浅草岳の山裾を歩きました。 残雪が多く、 ここでは小規模なブロック雪崩が出ていました。 それを避けながら登行中の風景です。 しかし残雪が多く気温が低めだったり、 コシアブラの木その物が雪崩でなぎ倒された状態になっていたりで、 天ぷら食材のコシアブラは全く採取できませんでした。 滝が眺められる地点のチョイト先まで歩き、 もと来た道を下山しました。 この時は往復で1時間半ほども歩いたでしょうか・・・

 これら歩行中には面白い物を雪面で見つけましたが、 それは後日の話題にします。



 この写真は守門岳を間近に望むスキー場ゲレンデの路側で雪解けした場所に出ているフキノトウを採取している場面です。 脇に車が在って、全く歩いていませんが、 「良い眺めの環境でしょう!」
コメント