3月下旬にUpした「雪の結晶撮影装置 バージョンアップ計画」、 その計画は二段階に分けて進める事に変更した。 第一段階は現在の撮影システムからカメラを取り除き、 背景照射ランプや表面照射ランプの制御回路はそのまま流用、 カメラは仮に任意角度で保持出来る形を準備して「立体的に鼓型結晶を撮影」する実験を行うのだ。 その後の第二段階で撮影システムの作り直し作成に進む。 その理由はこうだ・・・
鼓型の雪の結晶が立体的と感じる様に撮影するために塩の結晶を被写体にして試し撮りして見たものの、 本物の雪の結晶に対して有効な視座の情報が現状不足している。 だから来シーズンには鼓型の雪の撮影の際には撮影システムに組み込むカメラは、 新たに準備する自由雲台を含んだ簡易なカメラ固定具(Top写真参照)を準備してて撮影にトライし 「第一段階では、どの様な角度にカメラをセットし、 どの様に照明の光を当てれば思い描いた様な写真が得られるか? それを試そう」と考えたのです。
自由雲台に乗せたカメラを撮影システムの脇に置く実験案。
実のところ、 今のカメラユニットに代わる新しいカメラユニットの具体策を考え始めたものの、 バージョンアップ計画記事のポンチ絵で描いた様な撮影対象の雪の結晶を中心にして角度を変化させるメカニズム、
被写体から一定距離を保ったまま撮影角度を変化させてもフォーカスがズレないで撮影可能、 そんなメカニズムを最初から一発で完成させる自信が湧いて来ないのです。
それで自由雲台にカメラを乗せて、 色々の状態で撮影して 「この角度で撮影すればOK」 そんな状態を確認してから(そんな万能な視座を見つけられるか判らないけれど)、「第二段階で撮影角度を固定した簡単な構造の撮影装置を製作しよう」となったのです。
第一段階の実験は来シーズンに実行。 第二段階は更に次のシーズンまでに完成を目指すものの、 そんな来年の事を言う僕を、どこかで鬼が笑っているかもしれません。