BS アンテナ収容小屋 不具合原因調査

2022-10-30 10:29:15 | DIY

 27日から3日間ヤナバの山荘や黒部観光の拠点扇沢、 キノコの妙高高原、奥志賀林道などを車で走り回る旅をして来た。 今日のブログ記事はヤナバの山荘を所有する友人がBSアンテナを降雪から保護・収容する目的で製作中のアンテナ収容小屋のトラブル(小屋に屋根を乗せるとTV画像の受信状態が悪くなる)その原因と解決策を調べる目的をもって作業した話です。 紅葉見物やキノコ採りの話は明日以降に載せます。

 

 そうは言っても黒部ダム観光の基地・扇沢では紅葉の真っ盛りであったことと、 素晴らしい快晴であった事を観てもらおうと、写真を一枚だけ載せて置きました。

 

 話題をBSアンテナ収容小屋で生じた不具合原因調査と対策 に戻します。

 

原因調査 :

1. 受信電波強度の調査 :

 市販されている TV受像機 にはアンテナ設置作業を補助する目的で受信電波強度をバーグラフで表示する機能が備わっています。 小屋に雪よけの屋根を乗せなければハッキリとテレビは見えると友人は電話で伝えて来ました。 その元々の数値が許容強度ギリギリであれば、 ちょっとした到達電波減衰要因が加わるだけで、 テレビの画像が乱れる可能性があります。 そこで最初に受信電波強度の数値(0~100で表示)を確認しました。 この夏のアンテナ設置の際に仰角や方向の調整を実施した際の記憶では [ 85 ]を超えていました。

 

 現時点での何も障害物の無い際の電波強度測定値は89~90、 この夏にアンテナを設置した時と同じく極めて良好な状態を維持していました。

 TV画面のアンテナ設置目標では 最低・電波強度 > 60 を推奨しています

 

2. 屋根材を乗せての受信電波強度の調査 :

 山荘に到着したのは真っ暗になった夜の7時半を過ぎていました。 その中で、 収容小屋の傍らに置かれていた厚みが3mm ほどのベニヤ板が置いてあったので、 多分それが屋根材だろうと想定して使いました。

 

 2-1 屋根材の設置位置による影響

  電波到来方向 [A]方向に対して屋根材をはみ出しが無い場合

  2枚の板で吸湿状態に違いを感じたが・・・

  受信電波強度数値は落ちたもののその数値低下は -1~-2 問題無し。

 

  電波到来方向 [A]方向に対して屋根材をはみ出した場合

  はみ出し量を30cm程度にしてみた場合。

  吸湿量・大のベニヤ板 電波強度 64(減衰大)

  吸湿量・小のベニヤ板 電波強度 82

 

 友人が屋根材として使った板がどれか? 軒先の出っ張り量はどの程度にしたか不明なままでの調査ですが、 初日に得た基礎データの結果から言えば軒のはみ出しを無しとすれば収容小屋の[A]面以外の 周囲B・C・Dおよび屋根の E 部分の素材は電波の透過性能が悪い物(例えばトタン板)を使っても何も問題は生じないだろうと結論した。 問題は[A]面にどんな素材を用いたら良いか?です。

 

電波が到来する[A]面 に試用した素材と実験結果 :

 2日目、 朝食後に実験を開始した。

 試用した素材は3種類 電波強度数値はいずれも85を上回り全く問題なし。

  プラスチックの波板(一般的な簡易な屋根素材)

  プラスチックダンボール(略称 プラダン)

  ブルーシート

実験結果メモ

 

 以上の実験はキノコ採り目的で同行したAちゃんに室内のテレビ画面に表示される受信強度数値の読み取りや記録を手伝って貰い、 僕は屋外のアンテナの付近で実験条件を変化させる作業を分担、 共同して実験を進めました。

 この結果の活用でショージくん手作りの降雪からアンテナを保護する収容小屋の完成が進む事を願います。

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