今年の10月以降、 雪の結晶撮影の際に使用する背景画像としてカラー印刷された雑誌や新聞の折込広告から切り抜いた画像を撮影対象の背後に置き、 適当な光量の光を当てて撮影する方法(反射タイプの背景画像)の準備を進めてきた。 その途中経過の様子は下記タイトルでUp済みです。
背景画像 反射タイプ 9枚完成
印刷されたカラー画像を切り抜く日々
微細構造の撮影に有効な背景画像 照明方法など
そしていよいよ12月中旬以降の降雪の現場で2回、 本物の雪を相手に反射タイプの背景画像を用いた方法での撮影を試みましたが、 今のところ撮影に適した良型の雪の結晶と気温等に巡り会えず、反射タイプの背景画像の適否を正確に判断しかねて居ます。
しかしハッキリ言える事は雪の結晶に対する背景画像の位置調整メカニズムが透過タイプの背景画像用の位置調整メカニズムに比べると簡略な状態であるため、 それが原因でシャッターを切るまでの調整に手間取る欠点が目立っています。
そこで反射タイプの背景画像位置のX/Y微動メカを組み込みを考え始めた中、 新たな背景画像の作成方法のアイデアが湧いて来ました。
その背景画像のあらたな制作アイデアを紹介します。
0. 基本は透過タイプの背景画像を作成します。
従来の微調整メカをそのまま使用し、
画像位置の微調整を実施する。
1. 画像の原稿は雑誌や広告の画像等を使う。
2. 撮影の際、カメラのフォーカスモード設定をマニュアルにして
フォーカスボケの利用して、
2つの色の境界部のグラデーション化を自動的に実現。
3.撮影した画像のサイズ等はペイントアプリで編集し印刷する。
4.印刷用紙は光透過性のある用紙を使用して印刷し、背景画像は完成。