茶臼山方向から月が顔を出そうとしていた。
14日夜から15日に掛けて、 塩尻市周辺の天気は「晴れ」の予報。 そこで星空見物を目的に塩尻と岡谷を分ける山並み・高ボッチ高原へ車で出かけた。 同じ様な目的の車は多く、 走行する林道は道幅が狭い所が各所にあるので、 下りの車と登りの車のどちらか一方が道を譲らなければならない場面が何度もありました。
高ボッチの山頂近く、展望台が設置された駐車場は満車に近い数の車であふれていました。 自分が到着した時刻は午後9時半頃、 その後も帰る車、 新たに登って来る車、 それらのヘッドライトで星空撮影に快適な環境とは言い難い面もありましたが、 僕もその一人だったのだから、 文句は言えません。
Top写真は車の出入りが減った15日午前1時半頃に撮影した馭者座、 牡牛座方向の星空です。
車中泊した翌朝、 北アルプス方向の眺めはあまり良く有りませんでした。 前衛の常念岳はその形を指呼できましたが、 背後に在るべき槍穂の勇姿は雲に覆われて見えませんでした。
逆方向の諏訪湖の背後には霞んだ姿でしたが富士山も見渡せました。
明るさが増した6時台にはドローンの機体を三機も持ち込み、 空撮をしている業者の方にお会いできました。 沢山話しも聞かせてもらいましたが、本日は割愛します。
僕の隣に在った車の家族の方からは、 「パンをよかったら食べませんか?」 と聞かれ、 端を少し切って食べただけみたいな長いのを全部頂いちゃいました。 僕が朝食におにぎり一個と小さなバナナ 一本だけを寂しく食べていたのを見ていたのかな? いずれにせよ有り難く頂戴いちゃいました。 何やら松本のお城近くで営業しているパン屋さんで売っている「美味しいパン」との事でした。
そのアイルランド生まれと言う彼、 青木湖の形がハート形している事や湖の北岸には遊泳ポイントがある事などを知っていて、話しが弾みましたので、 「もし、 青木湖方面に来ることがあれば、 ヤナバの山荘に遊びに来て下さい」と誘い、 メールアドレスの交換もしちゃいました。
星空 撮影条件記録