大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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2/25鴨パンダさんの疑問

2005年02月25日 | Weblog
 今日は鶴見緑地で小学生にカモの案内をしてきました。で、大阪城公園には明日行く予定です。ところで鴨パンダさんから上流へ行くセグロから下流へ行くセグロを引くと何が・・・。とコメントをいただきました。一見鶴亀算より難しそうですが。話しを聞いてください。
 内陸へ入るユリカモメやセグロカモメは早朝に海から上流へどんどん上って行きます。やがて川面に浮かぶ餌を探しながら上へ下へと飛びまわり一日を過ごして夕刻に海に帰ります。これが基本パターンです。
 上流へ向かう途中の川で早朝から一日観察すると、早朝は全て上流へ向かいます。やがて餌を探して上流や下流など飛びまわります。場所によればとまって休み餌が流れてくるのを待ちます。やがて夕刻になると次々とすべて下流へ向かいます。
 イメージで言えば学校へ向かう生徒のようなものです。ある学校の生徒数を知るのに通学路がひとつとして、通学路で朝に学校へ向かう数を数えれば分かります。
 ただし、学校に着いてから忘れ物に気付き自宅に戻り再び登校する生徒もいます。腹痛でそのまま休んで家にいる生徒もいます。違う道を登校する生徒もいるかも。
 セグロの場合も観察の川を通って上流へ向かい、別のルートで下流へ向ったり、その反対のルートをとったりすることもあるでしょう。ですから正確な数は分かりません。
 しかし、大阪城公園に隣接する寝屋川と第二寝屋川は観察範囲としていますので、自分のフィールドでセグロカモメが何羽見られるか概数を知るためのひとつの方法として上記の方法をとりました。引き算はダブルカウントによる誤差を小さくするためです。
 なお、上記以外に昼間に川のどこまで上っているか、どの辺りで回飛しているか、よく集まっている場所はどこか、とまる場所はなどの調査も続けています。総合的な判断が必要だと考えています。
 皆さん方もご意見がありましたらぜひよろしくお願いいたします。 
 
コメント
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