大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

12/4 冬の空 城を見上げて タカ二つ。

2015年12月04日 | Weblog
 昨夜は久しぶりに雷が鳴った。そして風が強い。

 今朝、空は晴れているが風はやはりきつい。気温は6度。手袋無し。いつもの道で大阪城公園へ、第二寝屋川に掛かる弁天橋を渡りながら川面を見る。
 カルガモやカワウが見られる事がある。その日の1番目の鳥。
 
 ふと見上げるとタカが1羽。強い風に向かって飛んでいる。チョウゲンボウだ。今日1番目の鳥。
 西からの風に向かって、羽ばたくことなく前に進もうとしている。ホテルニュー大谷の屋上にとまりそうになったが。なおも東へ。

 チョウゲンボウは、よくホバリングすることで知られている。でも今朝は強い風に向かってソアリング風。なかなか前に進まない。

 橋の真ん中でリュックを下し、素早くカメラを出して、電源ON、ズームをいっぱい400ミリ、AFを全面に切り替え、感度400で準備OK、空を見上げると。どちらへ行ったのか見当らない。前も後ろも全天、探したが見当らない。

 30秒ほどでセット完了したが、その間に行き先を見失った。
 この時間帯、OBPなどに勤めるサラリーマンが急ぎ足で会社に向かう橋の上。
 「このおっさん、橋の上で空を見上げて、くるくる回って! 大丈夫か?」 私をよけて通る。そんな視線を感じながら。

 その後、南外堀でカモのカウント中、上空をカラスのモビングを受けながら旋回し上昇するハイタカ。この時は肩にカメラを提げているので、セットは5秒もかからない。

 都会の空にもタカが舞っている。堀の上を渡る冷たい風に吹かれながら一人、満足感、充実感に包まれる。
 この時間が嫌いではない。

 バン、西外堀で2羽。親方が確認。今日出会った鳥見人は出勤前の親方のみ。
 オオバン、東外堀40、西外堀9、北外堀21で計70羽。これまで右肩上がりに増加していたのに。

 太陽の広場東の森で小道にツグミ。首を立てて心配そうに私を見ている姿。久しぶり。今日は計5羽。
 シロハラ、市民の森、豊国神社裏などで計9羽。やや少なかった。

 新そばのシーズン。そば屋の表に 「新そば」 の張り紙。
 今期も何回か口にした。店ごとに違う味。

 先日、そばを食べながら思った。俺も大人になった。

 若い時はラーメン。背油ぎとぎとに魚介の複雑なコクがあって、チャーシューにも店のこだわりがあって、塩分取り過ぎと分かっていても飲み干してしまう美味さ。

 少し年齢を重ねて、時にラーメンが重くなる時がある。
 「うどん」 そんな時に食べたくなる。麺の腰とカツオにコンブの出汁。これがうまい・・・。やはり全部飲んでしまう。
 香川の讃岐うどんも、富士の吉田うどんも食べに行った事がある。 ただし、鳥見のついでだったが。

 やがて、成熟した大人になると、そばに目覚める。
 シンプルに美味い。そして新そばにこだわる。待ちかねる。他とは違って、季節があることと自分の人生を重ねて。

 正直、目隠しして 「新そば」 を当てる自信はない。 年に一度の新そばを待って、店の前に張り紙が出て・・・そんな風情も含めて楽しむ心の余裕。
 大人になったと思う時。「ラーメン」 から 「うどん」 「うどん」 から 「そば」

 ちなみに趣味も 「動物」 から 「植物」 そして 「鉱物」 へ年齢とともに変わる。

 幼児から小中学生の頃は、イヌ、ネコ、動物園が好き。二十歳ごろには異性に最大の関心。みんな動物。 やがて40から60歳ころになると、桜や紅葉のはかなさに気付いたり、盆栽に興味を持つ。 そして70歳くらいになると焼き物や、美石・水石に心ひかれる。

 私はどうか。麺類は 「そば」 趣味は 「動物」
 本によると、バードウォッチングはもちろん、動物、酒、賭け事、自動車も動物の範疇らしい。
 
 日本の最初のそば屋は東京でなく、大阪の 「砂場そば」 砂場の由来は、大阪城を築くための砂の置き場からきているそうだ。
 大阪生まれの大阪育ち。そして大阪城・・・何か誇らしく感じてしまう。

 オカヨシガモ、東外堀、南外堀、内堀、北外堀の計146羽。最近は北外堀が多い。
 ヨシガモ、南外堀、内堀、北外堀の計22羽。♂は日増しに美しくなっている。
 
 ヒドリガモ、すべての堀で計332羽。
 カルガモ、人工川、内堀で15羽。

 ハシビロガモ、東外堀、西外堀、内堀、北外堀の計54羽。
 コガモ、南外堀、人工川の計24羽。

 ホシハジロ、東外堀、南外堀、内堀、北外堀の計121羽。
 キンクロハジロ、東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀の計69羽。

●今日の私を楽しませてくれた鳥たち。

 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、チョウゲンボウ、アオサギ、ツグミ、オオバン、ユリカモメ、ハクセキレイ、シロハラ、モズ、コサギ、バン、セグロカモメ、カワウ、ジョウビタキ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。


○ホバリング=停空飛翔。複雑に翼と尾を動かして空中の1点に停止する飛翔。チョウゲンボウ、ミサゴ、ノスリ、アジサシ、カワセミなど。
 ちなみにコチョウゲンボウはホバリングしないので、飛んでいる時の両種の識別ポイントの一つとされる。

○ソアリング=滑空。気流を利用したはばたかない飛び方。ワシタカ類などは上昇気流を利用して輪をえがく。アホウドリなどは海上の気流を利用して行う。ミズナギドリ類など大型の海鳥の場合特にダイナミック・ソアリングという。
コメント
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