大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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キビタキ、センダイムシクイ、コサメビタキ 2022.7.13

2022年07月13日 | Weblog
 今朝は晴れたが、明日からまた悪天候。梅雨は終わったと思ったのに。そのつもりで今日はぜひと登城を予定していた。

 当のキビタキは、朝一番にダンディーHさんが、いつもの音楽堂西側上小道の南の方で♂と幼鳥1羽を確認。
 その後、幼鳥1羽が何度か観察されている。しかし同時に幼鳥2羽ではないので1羽としか記録できない。

 音楽堂西側上のベンチ、ほとんどの人がこの辺りに集まっている。藤棚で日陰になっている、しかも園内のどの場所を探すより、ここが一番多いと大将も言う。

 早朝6時ごろから観察しているダンディーHさんが10時前になると、お先にとイタリアの自転車アウトビアンキで颯爽と走り出す。
 自転車の知識ないが、自動車には詳しいのでアウトビアンキのアバルトが頭に浮ぶ。
 興味がある方はユーチュブで 「アウトビアンキA112アバルト」でかつての雄姿を見る事が出来るだろう。今も日本に当車のクラブがあると思う。そんな名車だった。

 横浜の方だったか、所用で関西に来られたついでと大阪城公園に来たと。「元山さんですね、ブログ見てます」 と声を掛けられる。遠くの方からこのブロブと聞くと 「ありがとうございます。しょうもない事ばかり書いて」 

 その方が、ここでカラスが営巣している頃に、沖縄復帰の森でヨタカを観察撮影したと聞く。
 今春のヨタカの記録を開くと、5月5日に愛の森でなおちゃんが見つけた1羽の記録のみ。そのヨタカは大将の継続観察で19:04に枝から飛び立ったとある。

 今朝は沖縄復帰の森のヨタカの観察について、後日メールで詳しく連絡いただく事になった。大阪城公園の記録のために大変重要でありがたい。

 今朝のニュースでコロナの「オミクロンのba 5」はこれまでとは違い、肺で増殖する危険タイプとの事。
 もういい加減治まって欲しいと思っていたら再び急激な増加。重症になってもベッドの空がないという恐ろしい時期があったが、それだけは止めて欲しい。医療関係者の問題でなく今の制度の限界だった。

 医療関係者の給料を2倍にしろと本気で思った。自分の感染や家庭を犠牲にして頑張っている看護師さんに国がどっと金を出すべきと。

 SFじゃないが人類が滅ぶのは宇宙人でもなく核でもなくウイルスかと恐くなる。
 私は、来週に大阪城ホールで4回目のワクチン予約が取れている。今朝出会ったひょうひょうYさんはかかりつけ医で昨日打ってきたと。

 Yさんの医院は、私が毎月糖尿で通うところと同じ。医院で出会ったこともある。大阪城公園よりここの方が簡単で早かったかと。ちょっと失敗。

 今朝の音楽堂西側上付近は十人ほどが集まっていた。最近話題の「鳥の阿佐ヶ谷姉妹」もこられていた。
 東京は全く分からないが、阿佐ヶ谷は大阪ではどこ? 世田谷は大阪ではどこ? もっと言うとよく聞いて名はしっているが大阪のどんな地域なのか全く知らない。新宿? 青山? 銀座? 六本木? 全く分からない。
 ただし、あこがれはない。大阪生まれ大阪育ち。太閤さんがいい。大阪城大好き。

 大将やマダムから聞いた、カラスウリが話題になっている。キカラスウリの方でなくカラスウリと。
 深夜に花を開きそして薄いレースのようなのを広げる。まさに幻想の世界。朝ではだめ、夕方でもだめ。大将が深夜に出掛けてきて撮影成功したと見せてもらった。

 真黒な背景に清らかに白く広がる薄いレースの幕。鳥で言えばコサギの繁殖羽のような印象。
写真ではレースが伸び始めるの待つように昆虫が来て食べ始める。
 そのため美しく大きく開く白レースを見るのは簡単ではない。大阪城公園にはそんな世界もあると知った。

 「クビボソガラス」 の写真をともちゃんから見せてもらった。おッ!今日はたくさんのネタがあるので「クビボソガラス」はまたいづれ紹介したいと思う。一言で言うとびっくり! 何や??新種か!

 大阪城公園に寝るために来ていると言われる電車のSさん、これから阪急百貨店へ行って梅干しを買うという。梅干しには糸目をつけないタイプと知ったのは最近。
 高級品で1個当たり200円近い。朝夕食べたら年間梅干し代で年間10万円を超える。

 人は面白いなーと。音楽堂西側上で目覚めると、次に市民の森のベンチでも寝てくると歩き出す、大阪城公園は寝る場所と言う彼が梅干しに10万円も。

 もっとも私も若い頃、酒とねーちゃんに年収の3分の1は使っていた。同期17人で定年までに家を持てなかったのは私一人だけ。全く後悔していないし悔しくもない。生まれ変わっても同じ人生がいい。飲んでやる遊んでやる。

 人の人生は、その人のもの。立ち読みした本にあった、歳を取って天国に行きたいなら我慢してはいけない。
 
 健康にいいとか悪いとか。人に認められたいとかバカにされるとか。金持ちとか貧乏とか、人生とか。どうでもよい。したい事!好きな事だけする。いやな事はしてはいけない。これが最高の人生の終わり方。天国に行く方法。いいねー素晴らしい。朝から酒を飲んで酔っ払い。

 今朝も大阪城公園のいつものメンバーたち。いずれも素晴らしい人ばかり。もちろん今日来ていない多くの素敵なメンバーたちもいる。楽しい話で時間が過ぎる。

 時に外野から「大阪城公園の奴らは!!」と勘違いのメールが来ることもある。確かにそんな行動をする連中が来ることもある。私たちと関係ない連中なのに事実を知ろうともしないで思い込みで行動する軽薄な連中たち。
 大阪城公園のメンバーに入って1年間過ごしたらどう、みんな野鳥にどんな愛情をもって過ごしているか身を持って分かるだろう。
 メンバーに入る方法は簡単、会費無料、大阪城公園にひたすら通う事。

・コゲラ 1 沖縄復帰の森
・シジュウカラ 4 太陽の広場東の森、沖縄復帰の森
・キビタキ 2 ♂幼鳥 音楽堂西側上
・センダイムシクイ 3 音楽堂西側上、沖縄復帰の森
・メジロ 6 音楽堂西側上、沖縄復帰の森
・エナガ 4 音楽堂西側上、沖縄復帰の森
・コサメビタキ 1 沖縄復帰の森

 この時期のセンダイムシクイやコサメビタキはここ数年普通になってきている。大きく変化する過渡期にいる事を歳取って思い返すだろう。今の時間を無駄にしないように。

 やがて近い将来、鳥見人に向かって
 「今はキビタキの繁殖普通と思ってるやろ。7月にセンダイムシクイやコサメビタキ当たり前と思ってるやろ。ちゃうで! 前はなぁー! こんな事なかったんや。キビタキは9月からの渡り、センムシもコサメも秋の渡りや。お前ら簡単に見すぎや! わしらの頃はどんな苦労したか」

 今回はあえて、大阪城公園でカワウを始めて観察撮影した時の記録です。今はカワウ?の感覚でしょうが。上のキビタキ繁殖やセンダイムシクイ、コサメビタキの事を思ってください。
 私はもう空に逝った頃思いますので。

■■カワウ(1996.1.1 南外堀)
 12月29日早朝、小雨の振るなか南外堀でカモのカウント中にカワウが着水。急いで車に駆け戻りカメラを取り出す。心臓の鼓動が激しく胸が苦しい。最近こんな一生懸命走ったことがない。体力の低下を感じる。
 その時、一段と雨足が強くなってくる。無情。眼鏡が水滴で曇りよく見えない。カメラにも雨。15分ほどで飛び去る。無念。
 翌日早朝、上空を4羽のカワウが飛翔。南外堀の上を旋回して南に飛び去る。高度からすると南外堀から飛び立った様子。
 正月の三が日はカワウに賭けることにする。3日間の間で何とか撮影を成功させたい。やって来る可能性は十分あると自分に言い聞かせる。
 元日5時過ぎ目が覚める。窓の外を見ると、いまだ夜は明けず真っ暗、しかし雨は降っていない。しばらく床の中でまどろみながらカワウを夢見る。
 6時半起床、朝食。7時南外堀に到着。午後から来る可能性は低いと思われる。午前中が勝負だろう。
 7時半カワウ現れ低く飛ぶ。降りてくれと心の中で祈りながら目で追う。カワウ着水。暗くて露出が厳しいうえ距離も遠い。前回の行動から、こちらの方向に来ると予測し、追いかけずに植え込みに体を隠して待つ。
 カワウは潜水を繰り返しながら徐々に近づいてくるが、距離は約100m。逆光の水面が輝く。狙いを波紋にカワウのシルエットに変える。
 十数枚シャッターを切るが条件は非常に悪い。もう少し明るくなってくれ。しかし願い空しくカワウ飛び立つ。双眼鏡の中でカワウが小さくなっていく。今しばらくいてほしかった。ああ残念辛い悔しい。
 風が出てきて寒い。芯から冷える。カメラの前を行ったり来たりして体を温めながら待つ。
1時間、2時間。冷える。冷える。体が冷える。
 突然目の前をカワウが飛翔通過し着水。20cmを超える魚を飲み込む。日も昇って条件は完璧。カワウの動きに合わせて移動しながら撮影を続ける。ファインダーの中でカワウと目が合う。約100枚ほど興奮して撮影。成功。
 カワウ飛び立つ。小さくなっていくカワウに心に中で手を振りながら見送る。緊張感から一気に開放される。その場に座り込んで煙草を吸う。うまい。
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