アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

日本語のルーツ タミル語説危うし

2020年05月08日 | Weblog
 前回の続きです。大野晋先生の本の中の、日本と、タミル地方(南インド)のお正月の比較から始めて行きます…
 日 本→ドント焼きをする
 タミル→古いものを集めて焼く
 ※ 酷似しています。私も古い人間なので、タミル地方へ行ったら注意しないとなりません…。
 日 本→爆竹を鳴らす(九州南部、鳥取県、京都府)
 タミル→爆竹を鳴らす(ジャナフ付近)
 ※ お正月の爆竹は、台湾、香港、韓国…。中国では、火事になったりしてますよね。日本でも、お正月の爆竹文化があるんですねえ!
 日 本→丸い餅を神に供える。餅は2つまたは3つ重ね、頂上に「柑橘類」を置く。餅の下に裏白という葉を敷く。
 タミル→砂糖と米を混ぜて、米の粉を練ったもので丸く包み、蒸す。山の形に重ね、神に供える。頂上に、柑橘類を置く。
 ※ お供え餅ですね。タミルでは、「餅つき」は、しないらしい。
 大野先生の「日本語の起源」には、15例載っています。タミル地方の文化が日本へ来たことは間違いないでしょう。よって、日本語もタミルから来た…私はそう思いたいのですがぁ…。
 しかし、but, 日本語のルーツ、「タミル語で、決定!」とは行かない。
 「タミル語説、認めないよ」という学者の方々が大多数なのだと!大多数とは!
 しかも認めない理由というのは、「間違った説というのではなく、研究手法に問題があるので認められない」ということらしいです。「クレオールタミル語説」についての否定とか反論ではなく、「認めないよ」。…何とも妙な話。
 研究手法って、①理論研究 ②統計分析 ③ケーススタディの三つでしょ?何が問題なの?ゲスの勘ぐりで申し訳ありませんが、「意地悪」「いじめ」のレベルの話しじゃないのか?日本語のルーツについての説は、およそ、20もある。それぞれの学者さんは、「自説こそ正しい」と、思っているはず。「タミル語説」は、強力なライバル。否定も反論も出来ないから、研究手法を持ち出して、「認めません」…まあ、そんなことはないね。はい、失礼いたしました。
 気になるのは、タミル語の数字の発音は、日本語のそれとは、似ても似つかないのです。ところが、ブータンの公用語ゾンカ語では、数字の発音が、「1→チィ、2→ニュィ、3→スム、4→ジィ…(中略)…11→チュウチィ、12→チュウニィ、13→チュスム、14→チュウジ…」です。
 日本語は、ゾンカ語と、ルーツのどこかで合流したことは間違いないですよね。こういうことを考えるのが、「夢とロマン」って事ですね。
 なぬ?ロマン(フランス語:roman)には、すでに「夢」という意味があるから、「夢とロマン」なら、「夢と夢や冒険心をもたらすもの」という、わけがわからない意味になるぞって?そうですかぁ!「夢とロマン」って「夢と栗」だと思ってました。
 そ、それは、マロンってがぁ?
 日本語、どこから来たんでしょうね。タミル語ではないとすると… ゾンカ語か?
 ゾンカ語の文法は、「SOV」なんです。日本語と同じ。あと、「敬語」が日本語のように発達しています。
 だけど、形容詞や指示詞は日本語とちがって被修飾語の後ろにつける…。日本語とぉ…似てないんですぅ。
 また、悩みますワ。お~い、日本語ぉ~、どこからきたんだあぁ~っ!
 なお、「ゾンカ」の「カ」って、「語」という意味なんだって!つまり、「ゾンカ語」と、いうと、「ゾン語語」ということに…。