アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

カラスに餅を与える?

2020年05月07日 | Weblog
 日本語はどこから来たのか?耳よりな情報はないか?いつも気にしています。
 インターネットでも検索しますが、およそ20の日本語のルーツ説が載っており、その説を唱えた学者さんのことも載っています。しかし、どれも「ぱっ!」としない。「アーッソウ(ドイツ語ではAch so)。そりゃよかったね」といった程度の感動しかない。
 で、私としましては、今も「日本語は、大野晋先生が唱えられた、タミル語の流れ」で間違いないと思っています。この、10数年、強力な説が出てきませんので。
  大野晋先生は、「日本語はドラヴィダ語の一つであるタミル語に由来し、日本語はクレオールタミル語である」とする説を唱えました。
 大野先生は、大正8年8月の生まれ。お亡くなりになったのは、2008年。享年88歳。みごとに、「8」と縁がある方。←どうでもいいことを、わざわざ書く…。国語学者で文学博士。学習院大学名誉教授でした。なぬ?無駄な知識はいいから先にススメって?ハイハイ、このあとスズメも出てくるよ。
 大野先生の本の中で、日本と、タミル地方(南インド)のお正月の比較をしています…
 日 本→門松を立てる
 タミル→バナナの木を切って門に立てる
 ※ ドッヒエー!これだけで、タミルの文化が日本へ来たんだと言えますね!文化が来たのなら、当然言語も来たと思うんですがね。
 日 本→注連縄を張り、それに紙を垂らす
 タミル→縄にマンゴーの葉をつるす
 ※ 今の日本にも、紙の代わりに、木の葉をつるす地方もあります。 
 日 本→カラスに餅を投げ与える(青森県の雀ケ平) 
 タミル→炊きあがった粥をカラスに供える
 青森県の「雀ケ平」。正確には、青森県三戸郡田子町原雀ケ平。読み方は、「あおもりけんさんのへぐんたっこまちはらすずめがたい」どこで切って読むか?
 「青森県・三戸郡・田子町・原・雀ケ平」が、正しい切り方みたい。
 雀ケ平で、カラスに餅を投げ与える!これも何か謂われがありそうですね。タミルの風習が、青森まで来て、今なお残っている。壮大なロマンですよ。
 お正月に、カラスに食べ物をあげるのは、青森県だけじゃない。岩手県遠野では、「カラス呼張り(カラスに向かって小豆餅を投げ与える行事)」があります。春になってカラスが、苗代を荒らさないようにと願うのだと。
 秋田県鹿角市八幡平字天神館の松舘菅原神社でも、カラスに餅を投げ与える。カラスは、山の神様の使者なので、餅を与えて「もてなす」んだって。
 結論まで先が長いので、今日はこれまでにしておきます。
 日本語、タミルから来たと思いませんか?