NHKの朝ドラ、観てます。ヒロインの「音(二階堂ふみ)」の歌の先生である御手洗清太郎(古川雄大)が、「先生と呼ばないでぇっ!」と、何度か言ってました。「ミュージックティーチャー」と呼べと。
音と御手洗清太郎先生のやりとりを観ていて、ノーベル物理学賞の「益川敏英先生」を思い出しました。なぬ?知らないって?知らないんじゃない、忘れたんでしょう。なぬ?「思い出したぁ。おもしろい先生だ」って?日本人のノーベル賞受賞者、どんどん増えていますから、片っ端から忘れていってもしょうがないことです。
で、益川先生、「先生」と呼ばれることがお気に召さないご様子で、「先生と呼ぶな!」と、おっしゃられておりした。では、なんと呼んでほしいのか?
「益川クン、と呼んで」とのことで…。
音と御手洗清太郎先生のやりとりを観ていて、ノーベル物理学賞の「益川敏英先生」を思い出しました。なぬ?知らないって?知らないんじゃない、忘れたんでしょう。なぬ?「思い出したぁ。おもしろい先生だ」って?日本人のノーベル賞受賞者、どんどん増えていますから、片っ端から忘れていってもしょうがないことです。
で、益川先生、「先生」と呼ばれることがお気に召さないご様子で、「先生と呼ぶな!」と、おっしゃられておりした。では、なんと呼んでほしいのか?
「益川クン、と呼んで」とのことで…。
益川先生は、2008年12月にストックホルムで行われたノーベル賞の授賞式に出席。その際の受賞記念講演の冒頭、「I'm sorry, I can't speak English.(すみませんが、私は英語が話せません)」と言った。会場は、大爆笑。英語らしき言語はそれだけで、後は、通訳をつけて全て日本語で講演。ノーベル賞の受賞記念講演を日本語で行うのは、前代未聞なのだそう!早い話しが、英語が不得意らしい。
「I'm sorry, I can't speak English.」が、なぜウケたのか?会場の皆様は、何がおかしくて笑ったのでしょうか?
<考えられる理由>
1 ノーベル賞受賞者の、「英語が話せない」は、ジョークだと思ったから。ジョ ークには、笑わなければ失礼なので大爆笑。
2 「英語が話せない」と、「英語で話した」からおかしかった。
3 「アイ キャント スピイク・・・」を日本語だと思い、「日本語って英語に 似ているんだなあ」と思っておかしかった。
普通に考えると「1」で、うがって考えると「2」でしょうかね。
<考えられる理由>
1 ノーベル賞受賞者の、「英語が話せない」は、ジョークだと思ったから。ジョ ークには、笑わなければ失礼なので大爆笑。
2 「英語が話せない」と、「英語で話した」からおかしかった。
3 「アイ キャント スピイク・・・」を日本語だと思い、「日本語って英語に 似ているんだなあ」と思っておかしかった。
普通に考えると「1」で、うがって考えると「2」でしょうかね。
英語のネイティブスピーカーは、英語が下手な人を嗤うでしょうか?私は、嗤わないと思っています。なぜ「笑う」じゃなくて「嗤う」を使っているのかって?「嗤う」には、嘲笑の意味が入っているので、「笑う」とは区別しています。
そういえば、日本人も、日本語が下手な外国人を、「アハハ、日本語下手だなあ!ここは日本だぜウヒヒ!」等と言う人は、いないんじゃないでしょうか。人類は、本能の一部に、「人を嗤うのは禁忌」と、刷り込まれているのかなあ?
そういえば、日本人も、日本語が下手な外国人を、「アハハ、日本語下手だなあ!ここは日本だぜウヒヒ!」等と言う人は、いないんじゃないでしょうか。人類は、本能の一部に、「人を嗤うのは禁忌」と、刷り込まれているのかなあ?
ところが、私は、英語を話してアメリカ人に大笑いされた経験があります。
ボストンの日本料理店がラジオのコマーシャル(CM)を流すことになりました。CM作成会社は、「英語が下手な日本人ウエイターの役」が必要ということで、私に連絡してきました。なぜ私かって?CM作成会社は、ボストン在住の日本人に知り合いがおらず、電話帳で、「日本語学校」を調べた。日本語学校なら、日本人がいるんじゃないかと考え、私に電話をかけてきたのでした。
さて、スタジオでの録音・・・私は、結構流暢に英語を話したはずなのですがぁ・・・私の英語がよほどおかしかったらしい。他の役のアメリカ人が笑いをこらえることが出来ずに…一人が噴き出した!ほかの3~4人もこらえきれず大笑いとなった。で、私も、大笑いの輪に入って腹を抱えて笑っていました。
日本人の英語がいくら下手でも、ネイティブの人が「あざ嗤う」ことはない…はず?彼女ら、彼らは、私が演技で「怪奇な英語を話した」と思ってくれたらしい。声優仲間だから、笑ってもいいと…。
実際は、私の英語は演技ではなく本気でした。しかも、「ちょっと上手すぎるかな?」とさえ思いながら、話したのですがね。それまでの暮らしの中で、ネイティブの方は口々に、「YOUは英語が上手だ」と、褒めてくれていたのです。「こんなに英語が上手な日本人は初めてだ」とまで言ってくれた人も。
すっかり調子に乗っていました。「私は、ネイティブが感心するほど英語が上手なんだよなあーっ」。そんな自信は、プロの声優たちの前に、ガラガラと廃屋のモルタル壁のように崩壊しました。本当は、かなり低レベルな英語を話していたんだなあ…。
なぬ?演技などとは思わなかった。下手くそな英語なので、本気で「嗤った」んだろうって?そ、そうなると、私の高邁な「人類は、本能の一部に、人を嗤うのは禁忌と、刷り込まれているのではないか」という仮説が、崩壊してしまうんだよなぁ…。
ボストンの日本料理店がラジオのコマーシャル(CM)を流すことになりました。CM作成会社は、「英語が下手な日本人ウエイターの役」が必要ということで、私に連絡してきました。なぜ私かって?CM作成会社は、ボストン在住の日本人に知り合いがおらず、電話帳で、「日本語学校」を調べた。日本語学校なら、日本人がいるんじゃないかと考え、私に電話をかけてきたのでした。
さて、スタジオでの録音・・・私は、結構流暢に英語を話したはずなのですがぁ・・・私の英語がよほどおかしかったらしい。他の役のアメリカ人が笑いをこらえることが出来ずに…一人が噴き出した!ほかの3~4人もこらえきれず大笑いとなった。で、私も、大笑いの輪に入って腹を抱えて笑っていました。
日本人の英語がいくら下手でも、ネイティブの人が「あざ嗤う」ことはない…はず?彼女ら、彼らは、私が演技で「怪奇な英語を話した」と思ってくれたらしい。声優仲間だから、笑ってもいいと…。
実際は、私の英語は演技ではなく本気でした。しかも、「ちょっと上手すぎるかな?」とさえ思いながら、話したのですがね。それまでの暮らしの中で、ネイティブの方は口々に、「YOUは英語が上手だ」と、褒めてくれていたのです。「こんなに英語が上手な日本人は初めてだ」とまで言ってくれた人も。
すっかり調子に乗っていました。「私は、ネイティブが感心するほど英語が上手なんだよなあーっ」。そんな自信は、プロの声優たちの前に、ガラガラと廃屋のモルタル壁のように崩壊しました。本当は、かなり低レベルな英語を話していたんだなあ…。
なぬ?演技などとは思わなかった。下手くそな英語なので、本気で「嗤った」んだろうって?そ、そうなると、私の高邁な「人類は、本能の一部に、人を嗤うのは禁忌と、刷り込まれているのではないか」という仮説が、崩壊してしまうんだよなぁ…。
志村けんさんの追悼番組で、志村さんがアメリカから帰国する機内での出来事を語っていました。隣の席は、東京大学の先生だった。
CA:What would you like to drink?(お飲みものは、何がよろしいでしょうか?)
先生:I'm orange juice. (私はオレンジジュースです)
CA:I can't see it, though.(そうは見えませんけどね)
CA:What would you like to drink?(お飲みものは、何がよろしいでしょうか?)
先生:I'm orange juice. (私はオレンジジュースです)
CA:I can't see it, though.(そうは見えませんけどね)
この先生には、こう言ってほしいです。
「先生と呼ばないでっ!オレンジジュースと呼んでっ!」
「先生と呼ばないでっ!オレンジジュースと呼んでっ!」