乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

足跡から春

2011年03月06日 | 水・氷雪・霜

今日はポカポカと暖かく,手袋なしで歩けるくらいでした。さすがは啓蟄。
さて,これは2月にスノーシューをはいて,ぼくが歩いた跡です。まわりに比べそこだけ雪解けが早く進み,下の枯れ草がのぞいていました。なんだか自分の足跡から春が始まっているようで,なんだかうれしかったです。
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歩きやすい

2011年03月06日 | 動物(けもの)
雪の中に大きな穴が開いていますが,これは2月のシカの足跡の跡。雪解けが進んで形が分かりにくくなっていますが,シカが深雪に難儀しながら歩いているのがわかります。
一方,そのまわりに浅く付いているのが最近のシカの足跡。一度解けた雪がまた凍ると硬く締まるので,上に乗ってもズボッともぐらず,歩きやすくなります。かく言うぼくも今日はスノーシューではなく,スパイク付きの長靴をはいて歩き回りました。長靴でも雪の中にズボッと入ることはほとんどなく,歩きやすかったです。

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ドロノキを食べる

2011年03月06日 | 動物(けもの)
湿地は地盤が軟弱だからなのでしょう。多くの木が雪の重みで傾いたり,枝が折れてしまったりします。ドロノキの大きな枝が折れていました。そこにのみか彫刻刀で削ったような跡がついていて,まわりにはシカの足跡。冬で食料不足のシカたちが木の皮まで削って食べているのでしょうね。
今日はほかにも倒れてしまったカラマツの梢近くの幹や枝が削られているのも見ました。
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