乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

ノリウツギは大騒ぎ

2013年07月21日 | 植物(木)

いよいよ林道のノリウツギが咲き始めました。
ノリウツギは結構数が多いし,一つの株が花をたくさん付け,しかも花(の集合体)が大きいし,近づいてみるとわかりますが,匂いも強いので,この花が咲くと,どこともなく,たくさんの虫たちが集まってきて,まるで休日の歩行者天国のようです。
チョウ,ハチ,ハエ,ハナカミキリ,・・・・いろんな虫が集まっていて,まさにグローバルな感じでした。
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タケニグサは大賑わい

2013年07月21日 | 昆虫
帰りがけ,焼山(~塩平)林道途中の『ループ』(大きなカジカエデが伐られたところ)に道草しました。ここは林道の拡幅工事後,タケニグサの純林ジャングル状態になっているのですが,そこにマルハナバチたちが100頭以上,集結していました。

2月の乙女高原フォーラムで多田さんが話されていた「タケニグサのおしべの糸のような「柄」の部分を一定の周波数で震わせて,マルハナバチが効果的に花粉を集める」というバズ・ポリネーションが観察できました。たしかに,いつものブーンという羽音ではなく,プー!という高い音を出していました。
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ハエ取り紙?

2013年07月21日 | 植物(草)
「乙女高原にたくさんあるアザミはノアザミとノハラアザミです。簡単な見分け方は,花の下の部分(正式には総苞~そうほう~といいます)に触ってみてください・・・ベトベトするのがノアザミです」といった解説をすることが多いノアザミですが,そのノアザミのベトベトに,あのおデブちゃんのマルハナバチがひっついているのは初めて見ました。
このベトベト,一説によると,花粉送付に何の役もしない花の下からの侵入者(おもにアリ)の侵入を防ぐためとか。
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