ある男が死んだ。
入院してあっという間だった。
僕はその人のためにある事をしていた。
もちろん無償で。
すまんのう
すまんのう
何が?
全然かまんちや
表裏のない悪びれないヤンチャなおじい。
親父のように思ってたかもしれない。
こう書くと親しかったように見えるかも。
いやいや、早朝にひと言喋るだけだった。
足が痛いと引き摺ってるから
遠くのと場所に持って行ってあげていた。
なのでお別れもあっさりしたもので
電話口の息子さんの嗚咽を聞いて
少しぐっときたぐらい。
人が亡くなるというものは
学生時代の友達と30年会ってない、
というのとそんなに変わらないと思う。
居なくなった猫も
まだどこかに潜んでこっちを見ていると
結構本気で思っている。
全部意識して生きていく。
今回のおじさんは
僕には感謝しかしてないと思う。
だからまたどこかで会えるだろう。
歳をとると
そう思わないと進めなくなる気がする。
なので
まっさら正直に毎日を過ごすだけ。
できるだけ楽しく、
しんどい仕事を
しんどいーと笑いながらする。
おっさんの息子
前に会ったら酒くさかった息子よ
酒飲みすぎず生きてゆけよー!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます