10/14の夕方までは釣りに行く気分があった。疲れながらも行こうと思っていた。
しかし,起床予定時刻の3時頃,猛烈な雨がふりだした。晴れる
とも聞いていたが,出発時に雨
が降りだすとまったく萎えてくる
。
写真の通りタックルは用意していたが,それだけで終わりである。
本当は,あと1ヶ月余りで,真冬の超釣りにくい時期がやってくるわけだから,いまのうちに釣りに行っておく必要があるだろう。でも,カッパから何からビショビショになったものを片付けるのが何よりメンドウなのだ。
まあ,オズマの片付けは
・竿のWAXがけ
・リールのWAXがけ(オイル挿しもあり)
・スピナベブレード磨き(CRC666で磨く)
・クランク類の乾燥
・ワームの補充・入れ替え
があり,都合2時間はかかるのだ。これを毎週行っているのである。昔は竿にWAXなんぞかけなかったが,友人がクルマ用のWAXをかけてみたらピカピカになったというのでマネしてみたら実際そうなったので,習慣になってしまったのだ。
そんなわけで,今週は釣行なし。来週は,月曜釣行....かな。土曜出勤やら日曜出勤があるので,ホント,正直メンドイですわ。
今江プロが怒っている。
生命をかけた戦いであるがゆえに,ということはわかるのですが,落ち着いてほしいと思う。
たとえば,これで見切りをつけてJBを脱退するのか。脱退して,ルアーメーカーとしてやっていくのか。琵琶湖ガイドでもやるのか。そういう部分を考えてから発言しないと,もったないないと思います。
仮に,JBを脱退して,WBSに入れるかというと簡単じゃないと思います。とことん強いけど,とことん曲げない。事実を曲げる必要はないけど,運営側からすればメンドウ,と思われますよね。
まあ,ひと通り落ち着いてから語ってほしかった。進路が決まってから。
魅せる,という行為を,今江プロは,JBTAバスオブザイヤーを2年連続でとった1990年あたりからかなり意識しているのだと思う。
事実,彼のそうした記事を何度も読んだ。曰く「カッコイイと思わせないとプロじゃない」ということ。
先日,JBエリート2008のDVDを観直したのだが,今江プロの釣り方・アワセは,昔から変わってないように感じた。特にハイフリップアワセ,実はこれをやると普通はバラシが多くなるのだが,今江プロがやると,やはり『ザ・シークレット』時代の若ささえ感じる。強烈だ。
その違いは他のプロと次元が違う。追い込まれて強い。これぞ本当のプロ。
いまでこそ「今江カブレ度」は低くなったが,いまだにテキサスリグのアワセなどはあのハイフリップをやってしまう。長年の癖で,以前チェリーさんに「むちゃくちゃですね」と言われたことがあった。今年の琵琶湖ガイドでも「アワセが強烈すぎる」と言われた。しかし,もう20年以上,テキサスリグのアワセはそうなってしまったのだ。
それにしても観客っているんだな。
今江プロは,ちょうど20年前の『Basser』に,当時スラッゴーで優勝した河口湖戦の後,この写真のような未来を思い描いてバスボートに乗り続けるのだと書いていた。
いまのオズマは,ラインはGTR(村田さん信者というより,事実強いのでイイ),ロッドもリールもシマノが中心(とにかくイイ)だが,大きな魚をとったときなど,このようなポーズで「ヨッッシャー」と叫ぶのである。それは自分に気合を入れるためでもある。
優勝者よりも準優勝の今江プロに「カッコヨサ」を感じるのは,オズマと今江プロの年齢が近いせいもあるのだろうか....。
厳しい1日だった。以上
。
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というわけには行かないか。とりあえず日々のことも含めて書きましょう。
10月に入り,また繁忙期である。毎日10時間以上のPC
作業が続く。肩こりが限界だ
。毎日がクタクタだ
。3連休も返上である。毎年わかっていることではあるが,今年は業務量がさらに増えてしまった。スティーブジョブスが56歳で他界したが,彼はワーカーホリックだったのだろう。いまはMACが天国のようだが,iMAC以前,MACが厳しい環境にあったことの記憶は消えているようだ。
とにかく頑張って,前日は23時に就寝。起床に自信がないが4時に起きることができた。眠い....。
トネコウをかっとばして6時には「いつものポイント」に入った。
ヘラブナ釣り大会でも行われているのだろうか,バサーは居ないがヘラ師が鬼のように居る。新ベラ放流でもあったのだろうか。とにかく人が多い。しかし,ヘラもマブナも釣れていない。アメナマも釣れていない。
水を見ると「トントロリン」としか表現できない「トロロローン」とした状態。高気圧もあり,状況としては厳しい。小規模ポイントへ移動した方がよいのだろうか。
クランク・ワーム・スピナベ・ライトリグに反応なし。ヘラ師もまったく釣れてない。レンギョなし。ボラもほとんどなし。水がトントロリンだからなのだろうか....。
ふと気がつくと,岸際のブッシュから水が湧き出ていた。そして思い出した。数年前,釣り好きポリスメンに「水の出ているところはいいことがありますよ」と言われたことを。
必殺のジグスピナーに変える。ワームは「ゲリヤマブラック4インチ・シングルテール」である。そして,エバグリ4番コロラド手製ジグスピアーム。これで食わなければ....。
いきなりドドンとナイスフィッシュ。
これで終わりだけど。
すぐに釣れてしまった。減水していたので岸際は厳しいかと思っていたがフォーリングと同時にムワッときた
。朝は7時。気が楽になった。
さて,小規模ポイントに移動してみよう。
終わっていた。水がないのである。魚が居るわけはない。
大規模河川,具体的には常陸川にも行ってみる。それも神栖周辺まで大移動をしてみた。
ライトリグだろうが何だろうが反応なし。
実績があってもそれは昔の話。
JBTOP50最終戦が行われている北浦の神宮橋もトントロリンの水だった。どこもかしこもトントロリン,もしくは北利根川のように激流になっているかどうかで,とにかくボラなどの魚が居ない。いくら水温が低下しているとはいえまだまだイケル水温だと思うが,とにかくバス以前に魚が居ないようだ。
嘉襟之川までの道で。蓮が成長している。
嘉襟之川では,1回スピナベにアタックしてきただけで,20LBラインにもかかわらずスピナベを3個もロストしてしまった。というか,うちの1個は強引に回収したらスピナベのフックが伸びてしまった。さすがは強烈スーパーGTR。
夕方17時まで頑張ったが,結局アタリは朝の1本。かろうじて出家は免れたが,2週間で水郷は変わっていた。そしてそれにアジャストできなかった。
9000歩歩きました。
次回は10/16(日)である。雨が降らなければ日曜ならではの午前限定勝負。さてどうなることやら。
そして帰宅すると,2回の水郷で往復567キロを走っていた。しかし燃費は14.6キロ。相変わらず燃料メーターがほとんど動かないので壊れてしまったのかと思っていたら絶好調だったのだ。相変わらず8000回転まで回しているんですけどね。
さすがである。今江克隆プロ。JBTOP50北浦最終戦を見事な成績でクリア
。
オズマの知る今江プロは,三平君同様の「万人に一人の天性」と同時に「ガラスの槍」とかつて評されたように,崖っぷちに追い詰められてこそ実力を発揮する,まさに「勘と根性で勝負する男」である。
しかしまあ,北浦の優勝ウエイトが5匹で4キロ前後であることが,かつての北浦らしくなってきたように思う。800g前後,いわゆる35cm前後のナイスキーパーを揃えること,これがとてもハイレベルなことであることを示しているのではないか。琵琶湖とは違うのだ。40UPや50UPがバンバン釣れるわけではないということも示しているのではないか。
来月の釣り雑誌は,久々にバスワールドでも買ってみるか。やはり今江プロの話が読みたい。
やはり今江プロにはビッグレイクが似合う。チャンピオンボートも復活したし。乾杯
結論からいえば6匹だった。何匹釣ったかあまりカウントしないで居たので,デジカメデータを見たらそうなっていた。
さて,今回は,繁忙期を間近に控えた最後のゆとり釣行だ。これからはまたしばらく体力消耗状態になってしまう
。そして,バサーオールスターが開かれれる11月中旬頃,ようやく閑散期になるのだ
。今日は,最後の「日焼け曜日」ともなろう。
前日は22時就寝。朝は3時40分起床
のままで,水郷大橋まで90分で到着。トネコウ,ちょっとかっとばした
かな
。
いつものポイントに行くと,連休中日にもかかわらずまるで人が居ない。チャンスか,と思って湖岸に降りると.....
「み,水が,赤茶色になってる」
そう,あの稲渋(ワラシブ)が入って何もかも無反応状態という最悪の状態になっているのだ
。事実,ボラ1匹跳ねやしない。酸欠で苦しんでいる様子はないので安心するが,この稲渋の成分はいったい何なのだろう。
だが,昨年同時期にも同じ目にあっているので,思い出して小規模ポイントに移動。ここもアワが浮いていたり,正直ヨロシクないようだ。事実,スピナベにアタックしてくる魚はいない。
こうなったらベイトフィネス。導入してから出家しらずのベイトフィネスで勝負だ。
いきなり釣れた20UP。
あっけなく釣れてしまった。ワームは絶好調のキャンドルテール4インチ・ダウンショット(ヘビダン)。あとで,このワームが深江真一プロデュースだとはじめて知ったが....。
先週と同様,歩きまくってみると,ポロポロとアタリがある。相変わらずひったくられる強烈なアタリだ。
今日はSVSベイトフィネスです。
しかし,先週と違うのは,ちょっと魚が散らばっているようなのだ。真夏は一箇所で入れ食いということもあったが,今回はそうではない。というわけで,拾い釣りに転ずる。
またポロリと釣れる。
このサイズは元気ですが。
この時点で朝は7時ぐらいだったか。マジメに攻めていれば二桁安打かもしれない。しかし,嘉襟之川の状況も気になる。利根川同様大増水で釣れないのかどうか確認したいのだ。
ようし,ここでサクッとリミットは達成しておこう。
ワームをカットテール5インチ・ブラックにチェンジ。当然のごとくネコリグである。そして「T」ポイントに落とす。
「ラインが動・い・て・い・るー!」
ので釣れた5本目。
リミットは達成した。
しかしまあ,このカットテールというワーム,非常によく釣れるが非常にモロイ。1匹でこれですよ。
ぶっつり切れて使用不能。
この解決策を釣具店の店員さんにはいろいろ聞いてきたが,解決策(チューブなどで被う)を行うと極端に釣果に差が出るという。それもよくない方にだという。うーん,ワーム初心者状態なのでいろいろ試したいが,チューブ装着自体が面倒くさいなあ。
たしか今日「も」(前日から水郷合宿中の)チェリーさんにメールでもしてみよう。とりあえず釣れているのでこちらの不安はないしな。
メールは悲しい内容だった。ノーバイトの猛攻を食らっているらしい
。ウムムム。もしかして今日はかなり厳しいのか。しばらくするとチェリーさんがやってきて,前日の情報などを得ることができた。差し入れまで頂いた
。キャンドルテールの在庫がたくさんあるお店も教えて頂いた
。
オズマも,少し話をしたあとすぐに釣り始めたが,水郷名物....
「愛想のいい,地元のおじいさん」
にゲットされてしまったwww。
話がオモシロイので聞き役に徹してしまった。歴史を聞くと,なるほどと納得できることがたくさんあった。その内容は多岐にわたり,1時間近くを要してしまった。だが,貴重な話だったので,別途紹介させて頂こう。実に科学的なおじいさんだった。歴史が楽しかったです。
そんなわけで少しの間釣りができず,しかもよく考えるとチビバスばかりなので,釣り方で納得のいく1本がほしくなった。
閃いた。ライトリグでなく,普通のテキサスではどうかと。
懐かしのバークレーパドル4インチ。5gテキサスで。
このワームが登場した頃は「使用禁止令」がでるほどに釣れまくったものだ。八郎潟で使うと「そんなエサは使わなくても大丈夫」と言われたものだが,やはり差は圧倒的だった。これをいまの水郷で試すのだ。いや実は,この前にドライブクロー3インチをセットしていたが,アタリに空振りしてしまったので,変化をつけてみようと思ったのだ。
今江プロ『燃える 今江克隆』のビデオでのセリフを思い出す.....。ビッグフィッシュは「アイソレーテッドストラクチャーにつきやすい」ことを。独立したストラクチャーであるということを...。
小規模ポイントでも,そうした変化はある。そしてまさにその変化を見つけた。さっきはダウンショットで反応しなかった場所だ。
「フモ...」
違和感を感じた。でも,早合わせは禁物だ。そっと竿をきく。微妙に重い。合わせてみよう。
ドバン,と元気なレギュラー登場。
ヘラクレス,感度も最高です。
救われた,この1本に。同時に,もうこのエリアでの小バス釣りにも飽きてきた。
移動後キャンドルテールを大量購入し(おそらく来年の春までは行ける分),昼食後は嘉襟之川に向かった
。しかし,....
この赤茶色がよろしくない。
一気に増水して水が引いたあとがある。
なによりビックリしたのは,エビが大量に川岸で干からびていたこと。おそらく大雨で取り残されたのだろう。しかしまあ死骸とはいえ,実においしそうなエビの死骸だった。赤くなっていて,あれは水鳥にとっていいエサになるだろう。そして来週にはなくなっているだろう。
釣れたのはピーナッツだけ。
飽きているルアーなので中古へ行ってもらおう。
嘉襟之川は,どこもかしこも,流入河川も見事に稲渋でノーバイト。元気なのはコイだけだった。酸欠にはなっていなかったように見えたが,コイ以外はまったく魚影がなかった。コイはやはり強い魚なのだろうか。
結局は6本。8本ぐらい釣ったのかなと勘違いしたのは,今回も結構バラシが多かったからだ。キャンドルテールはたしかにアタリが出るのだが,どういうわけか結構バラシている。極小サイズのバスが釣れてしまうせいかもしれないが,マスバリを使用すると根がかり多発でとてもじゃないしなあ。
それでも,テキサスでの1本はまさに狙い通りで納得が行った。フォースグランディスがかつてのコンバットマシンガンなど到底足元にも及ばない存在となっていることが再確認できた。
さて,次回は未定である。間違いなく10月の最初は行けないことだけはたしかだ。10月の連休辺りが次回の出撃となろう。
また釣りに行ける間隔が空いてくるんだなあ....。精神面が不健康になるよ....。
水郷,場所は3パターンでした。
A.大増水で終わっている。
B.増水してなくても稲渋で終わっている。
C.どちらの影響も少ない。
もちろん,C.でしか釣れませんが,半日で8本くらい(途中でカウントがわからなくなりました)だったので結果的には十分かと。
そしてまあ,今回も失敗あり,成功ありで,収穫ありです。釣れないと何も収穫がないですが,釣れれば何かが見えるようです。
しかしまあ,利根川はこのままロクに釣りができないままシーズンOFFになってしまいそうな感じです。利根川下流域は危険です。
詳細後日。そういえば,地元農家の方と貴重なお話もできました。それはまた別ネタです。
先月,久々にプロガイドを受けたわけであるが,その後の水郷釣行では,かつてなく釣れていると思う(あくまで当社比)。というより,1匹の理由が見えてくるときがあるような気がする。昨年まではほとんどクランク・スピナベで釣れていたわけだが,今年はベイトフィネス導入まで,どうにもこうにもならない感じが続いた。釣れても理由が思いつかないことばかりだったように思う。
さて,標題のことを書こう。まずは,オズマの「ガイド記憶」から。
①1992年5月 藤木プロの琵琶湖「小野」ヘビキャロガイド。
②1992年9月 藤木プロの琵琶湖「木浜」バイブレーションガイド。
③1994年7月 藤木プロの琵琶湖「琵琶湖大橋」ヘビキャロガイド。
④1995年9月 吉田秀雄プロの琵琶湖「下物」ガイド。
このあとの記録・記憶が非常に不鮮明。1995年以降,しばらくバスバブルが到来し,有名ガイドの予約が来年まで埋まっているという状況になり,琵琶湖遠征してもプロとは名ばかりの「ボート保持者」に単に釣らせてもらった記憶が数回あるだけ
。霞ヶ浦でも,1回だけ有名プロと言われる方のガイドを受けたが,オカッパリで十分に釣れる時代だったので驚きも何もなかった
。
⑤2000年5月頃? 本山プロの霞ヶ浦「玉造」スプリットショットガイド。
⑥2011年8月 佐藤順一プロガイド(内容はここでは省略)。
次は,それぞれで得られたことだ。
①は,人生初のバスボート体験もあったので大変盛り上がった。自分の技術はピッチング・フリッピングが十分にできない有様だった
。
最初,伊庭内湖(当時はシークレット状態だった)に案内されたが,とにかくキャスト精度がお話にならないので自分だけ釣れない。そこで,まだ覚えているが「これから本命ポイントに行きます」といわれて着いたのが「小野駅」前。
そこは,ウィードが水深5mラインに点在し,多くのポストスポーン・ビッグバスが居るというポイントだった。そしてルアーはヘビキャロ。オズマは,この年に購入した「ガニングシャフト」を持っており,運良くGWの北浦でヘビキャロ練習をしていた。たしかラインは初代GTR14LBで挑戦した記憶がある。そしていきなりビッグバスばかりが釣れ始めたことも。
そして雨に濡れながら,50UPを人生初ゲット。このときのワームの動かし方も「止める」がキーだった。ショー・グリズビーHPフック(スクリューがついていてワームを固定できた)でワームをずれないようにセットし,それでズル引きだった。
釣り方がいかにも琵琶湖らしく強烈で,ガニングシャフトが根元から曲がるような衝撃を,まさか翌日岸釣で再現できるとは思わなかった。
その結果が写真である。友人と似たロケーションを探し,近江高島水上警察付近のウィードエリアをヘビキャロで探っていた。そして「カツ」というアタリにフルパワーで合わせると,写真の50UPが釣れたのだ。以後,霞水系では2002年まで50UPは釣れていないのだが。
②では,バイブ超速引きの有効性を再確認した。実際,藤木プロとともに,おそろしいぐらいの入れ食いだった。最後はもう腕がパンパンになっていたが,初代スコーピオン2000・BSRファイティングロッド1702・アプロードFX12LBで,とにかく引きまくった。
同時に,ヨコハマディープホールでの1本も記憶に鮮明だ。自作ラバージグの欠陥(ラバーの巻きすぎでフレアしない)を指摘され,その理由に納得し,当時流行のベビーギドバグをトレーラーにして,ガニングシャフトでまさに電撃アワセをしたものだ。このときから,ジグの自作はさらに進化し,2000年ぐらいまではガンガン作っていた。なんといっても中古店のない時代だったので,自作が圧倒的に安かったからだ。
③では,ちょうどレフトハンドに移行しつつあったオズマにとって,また,ヘビキャロというすでに使い慣れたリグを実践するにあたり,さらなる驚きがあった。要は,キャスト精度の問題である。琵琶湖大橋の橋脚付近を狙うものだったが,少しでもズレルとバイトが遠い。逆に,きちんと入るとタックルごとバスにひったくられる。事実,友人のガニングシャフトは,バスにひったくられてボートのクリートにはさまれてポキリと折れてしまったほどだ。
④では,下物でひたすらディープクランキングをした記憶が残っている。とにかく吉田プロが「水の中が見えているのか」と思うぐらいに的確に釣り続けるのにビックリした。自分はチビバスをビッグクランクで入れ食いさせるということばかりだったが....。この当時は,レフトハンドリールでディープクランキングができるほどの体力があった。
⑤は,霞ヶ浦最高のガイドだった。結果は,自分の技術不足でロクなものではなかったが,友人が入れ食いを演じていた。このときもポストスポーンで,本山プロには「夏だったらバイブで100匹ぐらい釣れますよ
」と言われたのをよく覚えている。オズマがかなりハードルアーに傾倒していたころで,ライトリグがどうしようもなく苦手になっていた記憶が鮮明だ。とにかく本山プロは船長に徹していた。その姿に感動した。
このように書いてみると,それぞれで節目がある。今年はとくに明確に「ワームの基本を知りたい」というものがあり,それに合致したので結果も最高のものとなったが,上記のように,自分の実力が不足しているときは結構ツライときがある。逆に,それがその後のレベルアップにつながっているのだと思いたい。
ガイドでは,単に楽しむのもいい。デカイバスを釣りたいというものでもいい。でも,オズマの経験では,自分の実力を客観的に伝え,苦手分野の克服なのか得意分野の拡大なのかなどを,あらかじめガイドと相談しておくことをオススメする。
そういえば,霞水系では,最近オカッパリガイドというものがあるらしい。いまの自分なら,「あのポイントはいまどうなのか」を確認する意味で効果がありそうだ。そしてガイドなら,本数などはどうでもよく,40UPを最低3本は釣らせてほしいと思う。その位でないと,「プロ」ガイドをお願いする意味は,いまの水郷では感じない。霞水系でバスボートに乗っても,ボラとレンギョの魚雷が飛んできたり,水が汚いので気分もそんなにヨロシクないのをよく知っているからだ。
いや待てよ 利根川なら話が違うんじゃないか。利根川なら楽しそう
。
ウム。利根川ガイドを探してみよう。日帰りだから気楽だしね。いまのテーマなら,「震災以後,どう変わったのか・変わらないのか」だ。利根川なら,5本で4500gは釣りたいねえ。さすがに関東ですからね,50UPはまず無理として,40UP5本ですかね。
今回も二桁達成である。かといってビッグサイズはない
。かといって面白くない釣りではなかった
。自慢というより発見・確信。今回の釣りでは,あるワームがなぜ釣れるのか,その核心の一つを見つけたような気がする。
相変わらず,連休だろうがなんだろうがオズマペースで3時40分起床。計算通り朝6時頃にはいつものポイントに入った。しかし,もう本当に終わってしまったポイントなのか
,バスからの反応はまったくない。ここでフィネスをやると時間のムダだし,正直面白くない
。先々週,台風接近の際に釣れた小規模ポイントに行ってみよう。
状況は,減水から一転してやや増水。稲刈りが終わっても多少の水の入れ替わりがあるようで,水が動いている。
まずはスピナーベイト。無反応。そんなに甘くないのか。
いてもたっても居られず「ベイトフィネスに目覚めた男」(一応自力で琵琶湖50UPを釣ってはいるので)としては,台風接近という,従来ならストロングパターンが通用しそうな小規模ポイントで,ヘビダン(5g)を展開する。ワームはキャンドルテール4インチである。
ゴミだまりが見えた。オフセットフックで遠慮なく突っ込む。おまけに今日はフロロ8LB。これも強気の戦略。するといきなり
「プルルル」
電話のようなアタリで,合わせると吹っ飛んできた
。
電話のようなアタリ。いやギルの
ようだった。プロフェッサー・ギル。
キカイダーの敵だったよなあ。
というわけで,あっというまに出家回避。サイズは激小だが,出家回避ならなんとでもレポートは書けるのだ。これを経験というのである。
このパターンで次次とゴミ溜まりを撃ってみる....が,そうは行かないようだ。たまたまの1本だったようだ。
ここで,毎年春先に釣れているポイントに移動。素直に,足元のカバーにするりとワームを落とし,「激しく動かして止める」。すると,バイトがあった。
まあまあだ。それにしてもキレイなバスが多い。
このワームの動きは後述予定だが,それはかつて自身が爆釣経験を味わったワームと同質のものだった。それがヘビダンでできるとは...。やはり先月の佐藤プロのガイドがヒントになり,自分のものになった気がする。
カバーに入れてワンアクション・フォール。そしてバイト。
そしてフィッシュだった。
10メートルおきぐらいで釣れる。
ダウンショットのリーダーの長さはこれぐらいがベターだった。
強風なので7gでもよかったかもしれない。
真夏よりは反応が鈍いようにも思う。
しかし,釣れるサイズが少しいい。
実にオモシロイのが,ワッキー系の動きに無反応に等しいということだった。あれだけ釣れたカットテールが為す術なし
。しかし,カットテールだけがワームでもなかろう。
と,この6本目をかけるかどうかというところでチェリーさんが現れた。なんでも水郷合宿を2週連続で行うそうだ。オズマの次回出撃は9/24予定。またお会いすることもあるだろうということで,
「このワーム。一度使ってみてください!」
とオススメしたら,早速購入したらしく,なんでもかなりの数を釣ったという。
さて,チェリーさんと別れて少し込み入ったカバーを攻めてみる。やはりワッキー系では反応しないが,カバーに入れて「止める」と釣れるのだ。
7本目。キャンドルテールの在庫があと1本。
そして36cmのナイスフィッシュ。
8本目。ワームの在庫がなくなった。
ワームの在庫がなくなったので,ショップに行こう。この時間だと,LimitがOPENしていたっけ あそこはゲーリーのワームがたくさんあったよなあ。
右が液状化でダメになった田んぼ。
左が生きていた田んぼ。この差は何なのか。
北利根川沿いでは,傾いた電柱がようやく補修されはじめていた。なんとも範囲が広く大変な作業だ。おつかれさまです。
Limitにつくとバスートがあった。運良く関和さんもいらしたが,とにかく暑くて,最初の10分くらいはクーラーで涼んでいた。
そしてカットテールを購入し,オススメの針の大きさを訊いた。
普段,ハードベイトでは,まず店員さんのお話などを聞かなかったオズマであるが,ベイトフィネスを始めてから,我ながらかなり質問している。至るところでワームの使い方や針の大きさなどなど,少しでも疑問に思ったら訊いてみる。実際,関和さんには「このワームでこうした釣りがしたいのですが,どの針がいいですか」とお聞きすると,とても丁寧に教えてくださった。ありがとうございました。
さらにワームを補充すべく,近くのAUTRECにも行ってみる。行ってみると,キャンドルテールの在庫があった。買い占めだ と同時ぐらいに,店長さんから「ラインは定価の半額です
」と嬉しい言葉が
FCスナイパー7LB・300Mを破格の値段で買えた。東京のさらに半額だ。なんという幸運だろう。こちらでも,キャンドルテールのことをいろいろ訊いてみた。なんでもあまり生産されないらしい。たしかにちょっと高いしなあ...。でも,冬はともかく,これはすごい要素が詰まっているワームだと思う。久々のワーム大ヒット作だ
。
そしてお昼。今日は「ラーメン轟」で焼きそばだ。非常に野菜が多くてバランスよく,価格も手頃なのでオススメだ。ノンアルコールビールで乾杯
しちゃおう。
昼寝から目覚めると14時。今日はまだハードベイトで釣ってない。フォースグランディス66Mにいまだ魂が入っていない
。そのために,もしかしてのもしかしてで嘉襟之川に行ってみる
。
さらなる減水があった。これだとさらに沖目の展開が予想される。まさにフォースグランディス66Mにうってつけの展開だ。
先週釣れたポイントに入る。やはり岸際では出ない。そこでフル遠投。
「ガツーン」
ヨッシャー,とばかりに体をひねって合わせる。かなり沖なのでこれはやりとりが大変だ....と思っているかいないかのうちに
「ド・バーン」「ヒューン
」
強烈な横っ飛びをされてスピナーベイトが帰ってきた。楽勝45UPの魚体だった。ち,チクショウ
。先週も沖目でヒットしながらも寄せる間にばらしていた。なんたる不覚
。
意気消沈気味になってしまったが,まだあきらめるのは時間が早い。先行者多数の,実はまったくシークレットでもなんでもないポイントだから,普段の水郷での蓄積を発揮しなければいけないのだ。
ふと見ると水門があった。若干水深はありそうだ。
20UPがやっと釣れました。フォースグランディスに魂,
入りました。
このサイズでも実は強烈な引きだった。川バスは流れに乗って,そう,水郷のバスとは異なる横方向への移動が激しいようだ。あやうくバラシてしまうところだったが,これで9本目。あと1本で二桁達成だ。
続けて,今度は橋の下に入る。たしか5月頃釣れたポイントである。しかし浅い。魚は居るのかな
このサイズをスピナベで釣るのは
大変かと。10本目。
スピナべに,トレーラーワームのようにくっついてきたバスを釣ったというのが正解。ポロリと外れてしまったが,なんとか写真撮影成功。よし,まだまだイケルで
だが,この川,やはり底の変化が乏しいのか,魚が付いているポイントがあまりにも教科書的。したがって,先行者が移動するタイミングを見計らってのキャストが肝心だ。護岸されているところは本当にバイトが「沖」ばかり。これでは到底ワームでは攻め切れない。おそらく,ブレイクに回遊している魚をひたすらカウンターで釣っていく「回転釣法」が効率よいと思う。そう,下野プロが得意とし,オズマも大好きなあの方法である。
そして最後に杭の塊を発見。ここで食わなきゃもう帰ろう。
11本目。30UP。
このサイズが水郷の40UPのように引く。
小移動を繰り返していると,またもやベイトフィネス再起動不能のバックラッシュ
。そして17時
。もう日がとっぷり暮れてきた。
帰ろう。汗とバスの臭いでベタベタになったタオルを変え,気分一新。
4AGEブラックヘッドは大渋滞の外環で帰還した。それでもリッター14.2キロ。ついに11万7000キロまできた。
さて,次回の課題は「バラサナイ」ことだ。とくに嘉襟之川が問題。事実上スピナベ以外で釣るのが難しいので,次回はトレーラーフックでもかますか。
おっと,うっかりしていた。標題のことを書くのを忘れていた。
「ご自分でご確認ください」
である。まだまだオズマのようなワーム初心者に語れるものではないだろう。いや,別ネタで書こうか(;ネタは自分が使い切ってからUPするという,無意味で自分勝手な作戦)。しかし,このアクション,たまたまであるが,強烈なものであることも確信できた。40UPはともかく,他のリグで無反応の場所が一気に釣れたのだから....。
まあ,キャンドルテールは購入してみてください。オススメはします。
以上,ワーム初心者のオズマであった。
結果からすると結構満足なのですが,バラシが多発。とくに,嘉襟之川での推定45UPバラシが痛かったです。ですが,それでもなぜかハードルアーにも反応良く,フォースグランディス66Mにも魂が入りました。
今回の最大の収穫は,あるワームの独特の動き,でした。これに気づいてからがハイペース。ワッキー系ではありません。自分では,やはり琵琶湖ガイドでの修行は意味があったと思っています。
おそらく,水郷全体は暴風なので,ライトリグをライトのまま使うのは困難に感じました。しかし,その分,場所を選べば先行者が何人いようとスピナベでガツンと釣れる。
水郷,こういうふうに釣れているのが,11月中旬ぐらいからピタリとアタリがなくなるのが昨年まででしたが,果たして今年はどうなるか。そもそも冬に釣りに行けるのか。いま思えば,冬の釣れない釣りもいい練習だった,と思います。
詳細後日UPします。今回もいろいろな方とお話ができ,勉強になり,厳しい現実も知りました。
早い。実にときの経つのが早い
。もう1週間経過してしまった
。あと2週間で仕事がまた忙しくなってしまうのか
。それまでは毎週しっかり釣りをしよう
。10月は休日出勤もある。それを過ぎると一気に寒い冬の到来だ。ワームの練習をしっかりしないと。
オズマは相変わらず朝マズメは捨てている。佐藤順一プロ(
左のリンク先をどうぞ)と同じ理由もある。まあ,それ以前に,早く起きるとそれだけ疲労が溜まり,結局釣れないことが多いのでもうムリはしない,ということなのだ。そして今回の実績は,オズマとしてはかなり納得の行くもの。誰もができる方法。誰もが知っている方法。ただし,気づいて実行するかどうかは別,というものである。
9/10は余裕の3時45分に起床。日の出1時間後に水郷に到着すれば十分,というのがオズマのスタイルである。
水郷。稲作が終わり減水が始まっているところが多かった。そのためなのか,とにかく反応が得られない。
やっと朝7時にこれですよ。ネコワッキー。10cmあるのか。
出家は逃れたが,完全に手詰まり感ありあり。ライトリグの罠にはまっている。いや,「先週釣れた作戦」にハマっている
。
大移動を決意し,「D」へ向かう。
減水していなかった。水もよかった。しかし,ギルバイトばかり。それも不思議なもので,いざマスバリにするとギルは釣れない。ギルワームにすると見切られる。大きめのワームにするとバイトする。さらに見えバスにも翻弄され,ドブ系統をいくつか回る。
すると,いや,朝から連絡をとっているチェリーさんからメールが。昨年までのオズマならありえない携帯メール。やってみると便利だが,もうキーを打つのももどかしく,電話した。
オ「Dに来ていますが,バイトはあります」
チェ「釣れているんですか」
オ「技術だと思います...」
だが,オズマの技術では太刀打ちできなかった。オマケに,ベイトフィネス史上(
そんな大げさなものではないが),大バックラッシュ発生
オ「もうダメ...。ライン購入してきます....」
チェ「ライン,あげますよ」
オ「ありがとうございます」
まさにリアルゴールド いや,リアルゴッド,いや,リアルブッダだ。地獄に仏とはこのこと。高いフロロラインをチェリーさんの協力の下,巻き直す。だが,結局釣れず,チェリーさんはどことなく意気消沈気味でお別れした。
いくつかのD周辺ポイントを歩き回っていると,
「どうなんですか,ここいら辺りは」
初めてD周辺にやってきたという,埼玉のアングラー(;あの「超人アングラー」ではない知らないヒトは「ちばらきFF」;リンクTOPへどうぞ
)との会話が楽しかった。トッパーらしく,いろいろ頑張っているが朝から釣れないらしい
。オマケに風があるのでトップにはツライという。いえ,こちらもツライですよと会話する。
霞の歴史を話してみた。いわゆる爆釣時代。80年代後半~90年代前半の異常な入れ食い状態や,なんと,その方,お住まいは埼玉だったが勤務地がオズマの住む駅そのものだった。不思議な出会い。一期一会。さりげなく埼玉ポイントもご教示いただいたが,オズマにはムリだろう。埼玉は距離は近いが「バスとの距離」は遠いのだ。琵琶湖より遠い遥かなポイント。自分にとっては「サカナ空白地帯」なのだ。隣の県なので埼玉開拓できればいいんだけど,なにぶん一人では心細い。
さて,会話は楽しかったが,釣りはまったくダメなので,昼食を取り,半分あきらめかけて昼寝に突入
。
水路も減水。水はいいけどね。
12時30分に寝て,目覚めたら14時。TBS「ラジオですよ」を聴き始めていると,「もうエエカ
出家とは違うし。しかし,寂しいレポート書かなアカンワイ
。」という気分で,タックル整理をして,事実上釣りをやめた。水郷とは今日はオサラバだ
。
かくして嘉襟之川に近づいてきた。オズマにとって,この春の不調を吹き飛ばしてくれたところ。最後の最後にたすけてくれた場所。何度もその経験をさせてくれた場所。夏は増水でロクに釣りができなかったが,もう減水しているかもしれない。その期待を胸に,とりあえず橋を渡った。
用水路に水がないということは。
本流も減水している。釣りやすい。岸際に降りることができるのでガンガン歩ける。長靴なしでイケルゾ。
もうライトリグの魔術にははまらない。スピナベ1本勝負と決め,スピナベ袋のみでの勝負となった。
まずは,何度も釣れている実績ポイント。
スピナベを岸際に...出ない。今度は沖に....「ガボオ!」
「ドババババッツ!」
強烈な引きが伝わる。アメナマかもと心配してしまうが,バスのようだ。それにしてもエライ元気のいいバスだ。40UPの可能性大。
「ヨッシャー」
エセ今江プロ,琵琶湖以来また降臨した。
ドドンがドン。39cmでしたが,頑張ったのでオマケで40にしてくださいヨ。写真がセルフでも
うまく撮れているでしょ。それにしても強烈な引きだった。川バスのいいところだ。
使用ロッドはスコーピオンXT15102R。やはり岸釣りには,いや,オズマのスタイルにはこの長さがちょうどいいようだ。
さて,もしかしたらこのまま爆釣するかもしれない,とりあえず橋を起点に一周しよう。
減水しているので岸際はダメかと思っているとさにあらず,意外に岸からも反応。しかし,原則として川の中央部にいるようで,ひたすらど遠投
。琵琶湖でもやらないようなスピナベ・ド遠投だ。スコーピオンXTなら対岸まで届くぞ
。
そしてすぐに次がきた。
ウッシャー。3本目。
釣り上げたときに,岸でポロリと落ちてしまったが,運良く救助に成功。草村に落ちてしまったナイスな35UP。イイ。実にイイ 戦略があたっているゾ。
その次も,次次とアタル。しかし,久々のスピナベ「ド遠投」。ファイト中にばらしたりしてしまって,キャッチ率がよろしくない。トレーラーワームも今日は持ってきていない。バラシ多発はそのせいかもしれないが,それでももう1本ガツンと来た。
最高の引き。ライトリグでは味わえない感覚。
そしてスピナベ破壊。バスに破壊されたら....当然自慢ですよ。
その後も小移動を繰り返して,嘉襟之川だけで,実に90分あまりで6バイト・3キャッチ。久々に戦略がはまった,ということにしておこう。これで来週以降も目処が経ってきた。
嘉襟之川付近で撮影した雲。
そういえば地震があったな。
次週,再来週ともに連休になる。しかし,予算と体力の関係上,水郷合宿はない。
今回の経験は,あらためてハードルアーの実力を知るものとなった,ポイント選択の重要性を再認識させるものだった。下野さんのいわれる「バスが居ない沖合」にルアーが届きやすい川などはとくにその傾向がはっきりでるのだろう。
今年2011年,総括では「嘉襟之川という新たなポイントの開拓」を書くことになるのは必定。
それにしても今回も楽しい釣行だった。まさか,柏ICから2時間半(外環の事故渋滞)かかるとは思わなかったケドね
。
詳細は後日UPします。
午前中,5UP(10cmにも満たない)が1匹で帰り支度。しかし,ふと立ち寄った嘉襟之川がいい具合に減水。スピナベでラッシュ!
6バイト・3フィッシュ。ド遠投が効きました。そしてこの川のポテンシャル,春以来久々に味わいました。
4本ですが,先週の12本より劇的。
で,また,焼けまくりました。でも,暑いの好きなんです。
早いもので琵琶湖ガイドからもう一週間が経過した。とても楽しく,勉強になるガイドだった
。ワームの釣りでの「何か」を掴んだ気がして,ホームの水郷で試したかった
。
だが,9/3-9/4とも天気予報は最悪....でもない
ウェザーニュースを9/2の夕方にチェックしていると,意外と釣りはできそう。NHKは警報を騒いでいるが,オズマの行く道路は閉鎖されてないし,東京は雨
も降ってない。
9/3は余裕の起床で4時起床。日の出も遅くなったし,一応安全のため,暗闇での走行などを控えようと思ったのだ。夕方は18時で日の入りですか....。毎年9月になると一気に秋が加速するが,今年もそうなんだろうな。頼むから釣果の急降下だけはなしにしてくださいよ
。9月は比較的繁忙じゃないので釣りにきっちり行けるんだから。普段ロクに釣れてないんだから。
そして外環などを経由して利根川を見ると,案の定大増水である。いや,警戒水位まで来ている。しかし,トネコウ自体はどういうわけか水没しているわけでもなく,いつものポイントには6時に到着。
大荒れだった。風が渦巻き,ど茶濁り
。ポイントを変えよう。昨年同時期もこういう経験をしている。広い水郷,一つのポイントが終わっていても探せばなんとかなるポイントはあるはずだ。
実りの秋を迎えていた。これが穫られると寂しくなる。
でも,ちゃんと出荷されるみたい。直売所でもあったら
一役かってでましょうかな。
ポイントは,水門である。まずは大規模河川の水門,その裏側を見てみた。増水しているが濁ってない。ということは,そこに魚が溜まっている可能性がある。
さて,今回の釣行では,「ネコワッキー」なるものを試してみたかった。前回水郷で釣ったときに,チェリーさんが炸裂させていたのだ。そしてなによりベイトフィネスシステムを揃えたとき,店員さんに薦められたハリ・ワーム・オモリもある。今日はまずはこれを試そう...って,みなさんご存知のカットテール4インチですよ。オズマが知らなかっただけ。
同じ魚に見えますが違う魚です。ギリで20UPなのでヨシ,としましょう。まずは3匹。
釣れるのはわかった。細かいアクションはともかくとして,ガイドでのご教示をしっかり守っているのですばらしく釣りやすい それにしても20UPなのに水郷の魚は元気だ
。琵琶湖の20UPと「元気さ」という面では勝るとも劣らないだろう。さすが水郷。
釣るたびにワームが切れる。
ネイルシンカーもなくなる。もう在庫が危ういよ。
ここでチェリーさんと遭遇するが,いきなり大雨になってきた。ひとまずチェリーさんのクルマに退避させてもらった。そして,琵琶湖自慢を延々するのである。
雨は10分もしないで上がった。今後もこの繰り返しで,モクモクと黒い雲が出てきたら一時退避していた。エ カッパは着ないのかって
暑くてムリ
。半袖でも暑いのにこれでカッパをきたら熱中症確実
。なので,あまり歩きまわれない。
とにかくあっというまにワームを消耗したので急遽潮来釣具で購入。ひとまず半日は足りるだろう。
しかしバイトが続かない。どこでも釣れるってほど甘くはないようだ。
そして考えてみる。「強風・日差し・流れ」。この要素をクリアするポイントがある 同じ水系でも,わずか数カ所だが可能性がある
ようし,今度はその考えを実行してみよう。
ドスンとレギュラー4本目。
30UPなのにやたらデカク見える...。
20UPで5本目。
6本目。
7本目・8本目。
9本目。
この時点で二桁を意識した。同時に,残っていたワームを使いきってしまいたくなった。カットテールがちょうど3本残っている。これで最後まで勝負だ。
10・11・12本目。正確にカウントしたら12でした。
いつものように,歩きまわって釣ったのではない。ピンポイントに溜まっていることを予想し実行したらこうなったのである。こういうこともある,ということだ。そしてすべてベイトフィネスである。モーラは実に素晴らしいロッドです。
ポイントを具体的にどこかとここでは書けないが,上記3要素「強風・日差し・流れ」を避けるところだった。そこをランガン。デジカメデータを見ていると,1箇所で5分おきぐらいとか,連続フィッシュがたくさんある。しかし,1箇所で5本前後しかオズマには釣りきれなかった
。
これでもうお昼。もう十分だ。天候も不安定だしさっさと帰宅しよう
。
そう思って昼寝しているとチェリーさんから「釣れてますか」メール
。「こんな感じで釣れましたよ」と返事をすると,チェリーさんも二桁達成したようだ
。
ウーム。琵琶湖の衝撃のあとだけに,いつもならうれしくてしょうがないところなのだが,いかんせん30UPが1本では話にならない。しかし,これはこれで楽しい。ぜいたくを言っているとそのうちまた出家するのだが....。
それにしても琵琶湖以来,洗車ができてない。まあ,コーティングがガッチリ決まっているのでそんなに気にならないのですが,虫やらドロがやっぱりね....。とにかく雨が止んだら洗車しよう。エンジンルームは意外とキレイなんだけどね。
次回は,やはりクランクで釣りたい。が,あれだけの大荒れ。水が落ち着くには時間がかかるだろうなあ。
今月号の『バスワールド』を立ち読みしました。
下野流「旅人になる」,の記事が好きです。下野さんのいろいろな考えが書いてあるんですよ。
しかし今月は辛辣でしたねえ。まあ,オカッパリのバスだけで「バス釣り全部」を語るなよ,って話でした。一部有名アングラーが,たしかにオカッパリのみでお金を稼いでいますからね。要は,「それがプロなのか」ということでしょうか。
霞水系に限って言えば,「岸から届かないトコロ」にバスが居ないシーズンはほとんどないでしょう。真冬でも真夏でも。「霞水系のオカッパリでは」という語り方はできるでしょう。霞水系ではボートより有利なポイントが数知れないほどにあります。
もちろんボートでの釣りはしてみたいですが,現実として,バスボートを所有することは極めて難しく,いやさ,クルマの維持だって大変なわけであり,そういう限られた条件で,みんな釣りをしているんだと思います。
それでも,霞水系のバサーは猛烈に減ってしまっています。たぶん,そう簡単に回復しないでしょう。イージーに釣ることはできないからです。釣れないわけではありませんが,雑誌の通りにはいかないことが多い,というところです。ライトリグでなんでも釣れるわけではありませんしね。
オズマは,バス釣りでお金を稼いでいるわけではありません。だから,「釣り」として「探す」楽しみと「食わせる」楽しみがほとんどです。結果としてそれがビッグサイズであれば嬉しいですが,30UPでも満足の行くことは多いです。
まあ,下野さんみたいになんでもやられてきた方,それも,とにかく突っ走ってきた方なら,はがゆいのかもしれませんね。若い人が「こうして釣るのがバス釣りなんです」と,秘密の野池とかで釣って語っても,オズマもまったく「どうでもエエ話や」としか思いませんし。
まあ,岸釣りなら岸釣りの面白さがあるわけですが,霞水系なら広大で,そう簡単に魚にたどり着くことができないこともたくさんです。そういう意味では,有名な岸釣りプロ?に霞水系にいきなりアタックしてもらいたい,とは思います。もちろん土日ですよ。平日はアカンです。
まあ,下野さん,お気持ちは察しますが,落ち着いて....。
以上,下野さんとなーんも面識もないオズマでしたwww。
琵琶湖遠征4日目です。
今日の目的は大したことはなく,福井・小浜まで行って焼き鯖を食べてくること・北湖一周釣行です。
宿の起床は5時。マズメなんて気にしてませんのでゆっくりスタートです。マズメは魚全体の活性が上がるのでビッグフィッシュは釣りにくい,というのがオズマの経験上思っていたことですが,これが佐藤プロと同じだったのは嬉しい誤算でした。
琵琶湖大橋を渡り,R161を北上します。ああ,懐かしの立田釣具店,まだ営業してるな。立田のおっちゃん,元気なんやろか,なーんて思いながら,さらに思い出の北小松水泳場(1990年11月;卒業旅行で来て46cmを釣った場所)などを超えて,やっぱり「近江の厳島」へ。
近江白髭神社。神々しいでしょう。淡水ですよ。
さて,ここのウィードラインが釣れると佐藤プロから聞いたので,「海パンウェーディング」です。同時に,「琵琶湖って汚いんでしょ」という何も知らない人たちに,この湖の美しさを教えてあげましょう
この水が汚いですかい。飲めそうですよ。腱鞘炎が治ったようなのでレフトハンドで遠投。
ポイント的には外してなさそうなんですが,いかんせんさわやかな気持ちが....。海パンで水に入っているとさわやかになるんですよ。これが海だとベトツキが気になりますが,まったく大丈夫。男なんで,駐車スペースでチン▲丸出しで着替えてもOKっす
。
いくつかバイトは得たのですが,どうにも釣れず,移動を決意。
この美しい湖岸線。
一番近い大溝港で久々に釣ってみることにしましたよ。
よし,今日も出家回避だ。
この大溝港。ギルさんもスレてます。水郷なみにたくましいというかカシコイので簡単に釣れません
。まあそれがかえってやる気になるのですがね。何しろ,佐藤プロにも公認
されたJB;「日本ブルーギル協会」ただ1名の会員ですからwww。
やはり1匹釣ると落ち着くもので,あとは福井・小浜を目指して北進あるのみです。
そうして鯖街道を走っていると,「国宝」の看板を見つけました。これは見逃してはイカン,ということでまずはここに立ち寄りです。
福井・若狭の明通寺でした。
坂上田村麻呂が懺悔の意味でたてたお寺,らしいです。
例によって火災で資料は焼失しています。
山門です。
山門から下です。
国宝・三重塔です。福井唯一とのこと。
お寺の縁起をいつもじっくり読みます。普通のツアーだとこういうのを飛ばしてしまうか,
ガイドさんが要約してくれるんですけどね。オズマは自分で全部読みます。意味はわからないことも多いですがね。
三重塔から下を俯瞰します。
なかなかいい雰囲気でしょう。
桧皮の森,ということです。
ここの本堂は30年に一度,桧皮の吹き替え工事を行っています。
別名「ゆずらぎ」のお寺。
福井もいいですねえ。もう,ビル地獄の東京に戻れない。
ちなみに,ここでも仏さんにはしっかりお会い出来ました。お坊さんがしっかり解説してくださり,そして内陣にまで入れてくださるのでこれまた仏様と非常に距離が近いです。
個人的に,やはり「仏様との距離」は意識します。ガラスケースに入っている仏様は苦しそう。やはり,本来いらして居られる場所で,800年とかの歴史を刻んできた場所で,我々を見つめて欲しいと思うのです。南無阿弥陀仏
。
いくら走っても燃費はリッター14キロを下がりません。
今回は,真夏でも当然エアコンは高速以外ほとんどOFFです。だからかもしれませんが,本当に4AGEエンジン(ブラックヘッド・165PS版)は燃費に不満ありません。省燃費オイルと省燃費タイヤなども効いているでしょうが,とにかくガス代で苦しまないので気楽です。もちろん峠道では8000回転まで回しますよ。不完全燃焼をさせないように・スラッジを溜めないように適度に回す,という感じでしょうか。
さて,小浜に着きましたが,とりあえず「若狭フィッシャーマンズワーフ」なるところに向かってみます。いや,なんでもやたら看板が出ていたので....。
要は市場です。
とれとれ....ですか。ですよね。
そして焼き鯖すしを食べます。焼き鯖自体は大きすぎてちょっとムリです。
味噌汁が非常に美味しかったです。1050円です。
結局おみやげはすべてここで購入。
2キロフィッシュより重いですワイ。
あとはひたすら戻るのみです。
彦根で釣りたいので,海津大崎を通り,米原経由で走って行きます。空いていますが,さすがにクタクタで,ふと見ると釣具屋さんがあるので入ってみます
。
ここは19年前に入った店だ。
「なかにし」さんに入ると,とても気さくで美人のお姉さん(おばさん)が迎えてくれました。いきなり「癒し光線
」浴びてます。ああ,神々しい
。オズマのタイプです....。年齢は関係ないんです(本音)。
お店がたまたま手すきだったのか,いろいろとお話をします。以前お世話になったこと,東京はネット通販ばかりで,実店鋪が少なくて苦労していることなどなど...。
なかにしさんのオススメは春のコアユ釣りです。聞いているだけでヨダレが垂れてきます....。旨そうです。バス釣りもいいけれど,そういう釣りもいいなあ。琵琶湖ならではですよね。そんなお話をしながら,関東では購入が難しくなっていたルアー部品を購入しました。
まあ,本当になかにしさんは非常に気さくで美人なのでいいです。Limitのお店番のお姉さん(たぶん関和プロの奥さん)といい勝負です。お店番,というんじゃなくて,ちゃんと釣りをしてはります。そんなところもいい感じです。米原付近まで行ったらぜひ立ち寄ってみてくださいね。懐かしいルアーとかもありますよ。
さて,ここからは彦根に戻ります。ちょっと渋滞気味(湖水浴場からの帰り客のようです)で,彦根に着いたのは16時30分ぐらいでした。
オラオラーって,ランギル連発。
10数匹ギルを釣って気分が落ち着いたところで,8/27のガイドを思い出しながら,ベイトフィネスでダウンショットです。オフセットフックはさっき「なかにし」さんで購入したもの。がまかつワーム34の#2です(大昔のパッケージのものですが,いまより安心感があります)。ワームは,ゲーリー・キャンドルテール3.5インチ。水郷でも絶好調ワームの色違いです。
そして一投目。佐藤プロの言葉を頭の中で繰り返しながらワームのアクションをします。そしてふと見ていると,ラインが右に動いて行きます。
「フィーシュ」
正直,最初は強烈なウィードかいな,と思いましたが,グングン引きます。無理なあわせもせず,ゆっくり巻きます。
「ドバババババン」
オオオ これは50UPですか。いや,もしかして55UP
最後に奇跡到来
その割に落ち着いて,クラッチワークでいなします。手前のテトラにだけは突っ込まれないように,しかし,魚を追いかけながら,何度も強い引きをかわします。
と,そのとき,右にいらした二人組のバサーが心強い応援を。
「タモ出しますから慌てないでいいですよ」
まさに仏のご加護なり,です。慣れた手つきでタモが水面まで伸びていきます。
「ザシュ」
霞水系では考えられない共演。なんかもう立体曼荼羅を醸しだしてます。
ジャスト50でした。元気すぎてなかなかメジャーに収まらないです。
メジャーまでお借りしました。ありがとうございます。
ううう,重いゼイ!
何度も感謝の言葉を申し上げながら,霞水系とは違った連帯感が会話を誘います。その方はいつもロクマルを目指しているようで,実際58とか,関東ではとんでもないサイズの写真をすいぶんみせて頂きました。また,琵琶湖ならではのリグも見せて頂きました。
そうそう,オズマの使っているパームス・モーラのベイトフィネスモデル,琵琶湖周辺では人気がすごいらしく,納期3ケ月待ちなんて話まで出てきました。うーむ,東京では普通に売っているのですが,やっぱり琵琶湖は琵琶湖なんですね。
さあ,夕日とともに帰ろう。満足度200%だ。
とても楽しい気さくな方々との釣りは終わり,宿に帰ってお風呂に入ると,例によって例の場所が痛いんです。
デカバスばかり釣り過ぎたナ。
最後に嫌味な自慢をしないとオズマらしくないので,こんなところでwww。
では,最後は最終日です。