まずはラインローラー部を分解。左が「内側」,右が「外側」だ。16バンキッシュ2500Sのもの。
シマノのXプロテクトおよびコアプロテクト解除ツールとしてぼちぼち動画なども上がっている「ゴメクサスチタニウムラインローラー」。
しかし,導入当初から「ローラー自体の出来はよいものの,さすがにベアリングの精度がイマイチ」と感じてきたのも事実。
具体的には,ゴメクサス推奨では「オイルメンテ」だというが,間違っても粘性の低いサラサラ系を使うと「ラインを巻くとき」に「シャアシャア」鳴ってうるさい
そこで,2024年にいったんプロの手によって,手持ちのスピニングは3台OHして,グリスインしてもらったらこれが大正解。
もっとも,Xプロテクト・コアプロテクトのような「防水構造」はないため,グリスが切れてしまうとやっぱり「シャアシャア」鳴るのだが....。
もとともゴメクサス製品はかなり安価であるから,ここに高級ベアリングを入れるという発想などない
問題は,ベアリングサイズが「ちょっと調べただけではわからない」ことだ。
ノギスを持っていれば,さらにノギスを正確に使えれば苦労しないが,ネットにはいくつかの事例があり,「10ステラで使われているベアリングとサイズは同じ」”みたい”で,どうやらそれは「DDL-740ZZ」という規格品”らしい”ことを突き止めた。
届いた瞬間は「サイズ間違い」だと思ったら正解だった。
「組付けは取り外しの逆なので省略する」というYouTuberが多くて役に立たないが(このブログも組み付けを記録したことなどない),何度もこの程度はバラしてきたので特段怖いパーツでもない。
まずは,取り外した部分を念入りにきれいにする。新品ベアリングには「圧入機」でABU純正グリスを圧入する。
毎回ABU純正を使っているのは,手持ちのなかでは「やや硬め」でもちが比較的よいことが実証されているからだ。何より,在庫があるという理由も大きな要素。
ビスにも簡単にグリスを塗ると,防水上若干は有利になるような気もするので行っておく。
1台15分程度で2台のメンテが完了した。
これでまた半年ぐらいは使えるだろう。もっとも,2025年は汽水域(海水もあり)で使用することも考えているから,完璧とは言えない。
なお,あくまでも改造は自己責任でお願いします(この改造をするとシマノのサービスは受けられません)!