オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

2011/11/20 「初体験! 奥久慈リンゴ狩り」の巻

2011年11月27日 00時00分36秒 | オズマ放浪の旅

 たまには釣り以外ででかけることもある。そんなただの日誌である。

 毎年,そういまの部署に異動してからというもの,お盆休みが難しくなった。さらに,老父母にとってクーラーの効いてない田舎は過酷だ,と条件が揃って,11月後半の時期に茨城・城里に帰郷している。

 今回は,前日11/19が大雨。だが,年中晴れ男の異名をとる父が同行すると,結果として今回も大きな雨で苦労はしなかった。

 11/20は朝5時スタートしたが,思いの外交通量が多く常磐道もいっぱいだ。それでも1時間あまりで友部SAまで来た。


友部SA。初めて入ったかも。

 ここではトイレ休憩をしただけなので特に何もない。

 一路,城里町役場まで。震災の影響が大きいというがどうなのだろう


この木何の木気になる木....があった。スダジイだ。

 広場は大丈夫だったが,役場の建物は基礎から逝かれていた。先祖の墓も,墓石どころか根こそぎ倒れて修復中(聞いてはいたが深刻だ)。深刻な被害がやはり茨城にはある

 さて,城里町で親戚を乗せ,一路常陸大子まで。R118を北上する。この辺りはセシウム飛散が少ないんだよね,水郷よりもはるかに。どんどん距離としては福島に近づいているわけだが,どんどん放射能汚染からは遠ざかる。不思議だが事実。

 そうしてR118を北上し,大子の滝を超え,佐川果樹園に入った。なんでも,母の友人が経営しているのだという。


おおお。なっているのははじめて見た。
たわわですなあ


蜜がいっぱいで美味しい。奥久慈リンゴ,これは旨い

 入り口で結構なリンゴを見せて頂いたのだが,山中にはまだあるという。

 だが,出荷のピークがあり,かなりお忙しいようだ。ここには風評被害などふっとばす勢いがある。いいものを作っていれば評価される。なにより,常陸大子はたしかに放射能汚染がほとんどない。そういうことに敏感な消費者がやはり買い求めているのだろう。

 とにかくみな初体験なので,もぎ方から何からご指導いただくが,これが難しいものなのだ


どれがおいしいかなんて見分けが
つかないヨ。


どれもおいしいんですけど。
ちょっと取りすぎたかなと思っても,大丈夫。

 正直,親戚あわせて4名でかなりの量を収穫してしまった。
 

法面が震災でやられている。



この写真のあと,山鳴りがした。

 この日は,茨城に最大震度5が起きた日である。そしてその前兆,まさに「山鳴り」をオズマは感じた。そう,一平じいちゃんのように
        「山鳴りだ。地震が来る!」
と言った瞬間,大地が揺れた。山々が揺れた。直接の被害はなかったが,非常に貴重な体験をした。

 地殻変動の恐怖を感じたが,とくに余震もこの地域では大きくなく,ひたすらリンゴ狩りというか山歩きに興じる。


いまの天皇のご成婚記念植樹。

 なんだかんだで3時間近く滞在。買取金額もそれなりになったが,非常に高品質なリンゴを購入できてみな満足

 この後は,大子観光をしようということで,NHK朝ドラ「おひさま」収録地の上岡小学校に行く。


本当にテレビでみたとおり。

 明治時代の建物であり,10年ちょっと前まで現役だった校舎。これは文化遺産ではないだろうか。震災にもあわず空襲も避けて残ってきたこの歴史は貴重だ。


そこはお寺の臭いのする小学校。

 この後は「道の駅大子」に行き,食事をして城里町に戻った

 たったこれだけのことだったが,帰路では予想通り渋滞にはまった。しかし,外環を戸田東で出て迂回するとこれが大成功。戸田東から東京まで30分で帰宅できた。

 また,普段カーナビに頼っている父は,年齢のせいもあるだろうがすっかり方向感覚を失っていることに愕然とした。昔は誰よりも方向感覚があったのに...。やはり機械に頼ると,方向を意識して走らないからオカシクなってしまうのだろうか。

 さて,次回は来年だ。何もなければ。そこに平穏があれば。