2013年度のバス釣りがようやく開幕した。
思えば,2012年に最後のバスを釣ったのはいつだろう。もう半年ぐらい前じゃないのか。とにかく気分的にはそんな隙間があった。
2013年は,元旦に奈良薬師寺で薬師如来に誓った。そう,痩せて健康になることを。そして「実行」することを。少なくとも体重は大幅に減り,ウエストは10cm程度細くなった。そのためか,疲労でも「重さ」を感じないようになってきた。あとはとにかくバスを釣ることだけが課せられた使命だ
。
3月は繁忙期である。しかし,スケジュール調整がうまくいき,3/9の出撃が可能になった。猛烈に暖かくなる
という。少なくとも「人間が降参
」という最悪の状況にならないだけマシだろう。
4時に起床し,利根川高速をぶっ飛ばす
。震災から約2年,ようやく道路補修が終わりかけてきたようである。
そして最初は利根川へ。まあ,なんとなく昨年もここで魚影を見たので。
ウグイスの鳴く朝で気分は爽やか。
ウグイスが鳴いている。気分はもう春本番である。水面も活気があり,なにやらわからないがいろいろな魚がたくさん居る。事実,スピナベを追ってきた魚も居た
。
しかし,1時間ほど粘るもバイトなし。ダメモトでNZ-2に移動してみよう
。
サギの食べ残しだろうか。
ご覧のように,やたらとザリガニの爪が落ちていた。たぶんサギだろう。昨年ずいぶんつついていたものな。その残骸がこうして残るのか。
結局NZ-2では魚影一切なく,懲りずにまた利根川に行ってみる。
水が腐ってる...。
よく見ると冬の透明度ではない。ましてやグリーン色でもない。
今日は赤メタカスタムなのに!
リールを2年ぶりに赤メタカスタムにして,ラインは例のGT-R・Nスペック20LBにしてきた。しかし,これがまあ,ラインがカタログどおりに「ミディアムハード」で実に硬い。ウルトラGT-Rの硬さとも違う質になれずにバックラッシュばかり
。
このあとも頑張って水郷近辺(NZ-1水路など)を回るが,お昼になるにつれて暴風になってきた。予報では3mぐらいの南風とのことだったが,体感は10m。蒸し暑いのに水は冷たく,周りの釣り人は誰として釣れていなかった。魚がビックリしているのだろう
。
しかし,昼食後釣具屋をはしごしたときが運の変わり目だった。そう,釣具店の方が「もしかしたら野池なら」と言い出したのだ。
しばらく僕は野池に行っていない。ナビもないし,地図は8年前のまま買い換えていないので,野池めぐりは疲れてしまうのだ。しかし,野池の中でもいくつか考えを巡らせると,1つだけ候補があった。
そこは自分にとって鬼門だった。いままで何度か訪れたがまったく釣れたことのない池なのだ。まあ,だいたい野池自体得意ではないけれど。
佐原から1時間移動した。
そして移動したのは写真の池。ご覧のように雰囲気はよいが,実はヘラブナが酸欠で鼻上げしていたり,コイばかりが見える。バスは居るのか,ここ
先行者も多かった。4台ほどのクルマがあった。それだけ有名なのだろう。幸い,ここは「野池群」になっており,雰囲気の違う池がいくつかある。今日は花粉症の自分にとってかなり辛い状況だが,やはりこういうポイントではスピナーベイトを信じるしかない。そしてフォースグランディスと赤メタのパワーを信じるしかない
かくして先行者1名の池に移動。幸い先行者とは距離が離れている。僕は日陰にスピナベをフル遠投した。5投目ぐらいだろうか,
「グン」
ときた。同時に,水面に「バシュバシュッ」という,跳ねる魚,世界で愛されている魚の姿が確認できた
。
ヨッシャー ついに2013年開幕
。
サイズは30チョイと自慢できるものではない。釣られたあともある。しかし,とにかくこれで2013年シーズンが始まったのだ。
うれしいのでもう一度自慢。
こうして見ると,自分は体重は痩せたのに顎の下の肉が落ちていない。実は「腹痩せ」しているのだケド。不思議なことに。かつて入院したときに毎日痩せる自分にビックりしたが,さすがにこれではまだ痩せ方が不十分なのだろうか...
。
そうそう,こういうときに重要なのがタックルの記念写真。実は,スピナベをやたらと根がかりで失っていたので,撮影しておかないとあとで思い出せないんだよね。
イラプションJrの改造ブレード仕様。
このスピナベは,2012年に偶然作られた一個である。ブレードはPDLのウィロータイプなのだが,ハンマーで軽く叩いて浮き上がりをよくしてあるのだ。そのおかげでシャローが攻めやすい。しかも,インディアナよりもスリムなブレードのため根がかりしにくいのだ。ウエイトは3/8oz。NZ-2で,2012年に47.5を釣ったスピナベでもある。
かくして4時に起床から始まった釣りは,17時で終了した
。もうチョイ頑張るのもありだったろうが,野池でマックラになると片付けができなくなるからね
。おまけに,いつもの利根川高速まで戻るのに1時間,柏ICまで2時間もかかる遠距離だから
。
これで帰れば気分ウキウキの一週間だが,ちょうど柏IC手前で携帯に着信。しゃうがなく停車して聞いてみると,なんでも仕事でトラブルがあったとか。しかし,そんなに慌てるものじゃなかった。そもそも自分たちに責任のとりようのないレベルのようだ。「あわてないで週明けに対策を」と電話主に伝えた。
複雑な気分で外環に乗ると今度は戸田の先(美女木)で事故渋滞。もう戸田東で降りて
新大宮バイパスでスルーしたらこれが大正解
。戸田なんて地元のようなものだ。
さあ,2013年もこれで始まった。バスに出会えた。春の爆発まであとわずか。そして水郷でもかならずあるスポーニングの荒食い。今年はレインウェアも強化しているので,とりあえず週末が楽しみである。