僕にくだらんプライドはあまりないが,「人生遠回り」とは自覚している。
青春はとっくに過ぎ去ったが,釣りキチ人生は終わっていない。
たまに僕の見かけに騙されて「オズマさんって,そんなに適当なんだ」と勝手に怒られたり,とにかく「人生遠回り」。
だが,それが僕の人生だろう。
そんな自分が相変わらず共感するのは『アオイホノオ』である。
もう20巻にもなるというのに,劇中の話題は1980-1982年と,3年しか経過していない。
しかし,随所に恐るべき格言が秘められている。
これは1巻から全部揃えてある。本もマンガも紙が一番読みやすい。
今回は,『コブラ』映画版をリスペクトしていたので,僕も松崎しげるへの先入観を捨てて見てみよう...。
そういえば,『釣りキチ三平』は電子版で全巻読めるそうである。
だが,空白の部分はおそらく『月刊少年マガジン』で連載されていた読み切り話がメインのハズ。
僕としては,「有明海のムツゴロウ」「イトウの原野」が好きな話なので,やはり電子版に手を出すのはやめておこう。
それにしても島本和彦,熱量が相変わらず半端ない。
月刊雑誌に連載というのは,漫画家の体力を考えると非常に安心材料だ。