オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【1988年のバス釣り雑誌】『ブラックバスのすべて』で学んだもの/2020年は統廃合がさらに進むか?

2020年08月24日 00時00分00秒 | オズマのバスタックル


初版1988年,重版1989年。いまだに持ってます。

 バス釣りを始めるにあたって最初に購入した「バス釣り入門書」はこれだった。


IM6という素材がやたらと注目されていた。

 なんでもかんでも「IM6」だった。おそらく現代基準で言ったら,シマノのバスワンXTといい勝負かもしれない もっとも,当時のダイワでは「パワーメッシュ」なる構造強化も採用されていたし,アモルファスウィスカーは憧れだったけどね。


シマノがスコーピオン以前の時代。

 スピードマスターはリールでは使っているが,竿は借りたことがあるだけである。もっとも,30年以上前でもSiCガイドが最高峰モデルに採用されていたが,スピードマスターには採用されていなかったように覚えている。


ベイトリール,高級機種でも2万円台。

 この当時は,ベイトもスピニングも定価2万円なら高級機種。実際,JBTAプロでもこれらのリールだったし,まだABU4600Cが幅をきかせていた時代だった。沢村プロがリールチューンを早くも始めていて「キャリルスペシャル」なんてABUがあった記憶もある。

 それにしても,ダイワがこの当時もブットビのハイギアを展開していることにビックリだ。7.1:1なんて,いまの基準でもハイギアである。シマノが6:1で,ABUに至ってはハイギアなんてまだごく少数だった時代に


スピニングにバス専用なんてものはなかった。ダイワSS-750が時代だった。

 この説明を見て,シマノが当時好きだった自分はツインパワーGT2000を購入したものだ。いま触ったら「ハンドルがガタガタいうんですが」というレベルで,けして使えないが,当時そんなことは普通だった


一番困ったのはラインだったかも。

 ネット通販がなく,600m巻を店頭で割引販売していることを知るにはひたすら情報戦だった。僕の究極は,釣りの帰りにラインを買う,だった。

 江戸川区のコジマ釣具(いまはもうないらしい)で600mが安いので,ブッシュランナーを買っていた。もっとも,アプロードFXを知ってからは,ひたすらアプロードFXになったけど。潮来釣具はもちろん,近所にもバス釣り専門店が出来て,そこで購入していた記憶がある。

 この30年以上前の雑誌を読むと,メトロリバーに少数ながらバス釣りポイントがあることが明かされている。参考にして釣りにいったこともあるが釣れなくて,河口湖や霞に通って「釣れるバス釣り」を知ったのもよい思い出である。

 いまでもこうした「バス釣り入門書」があるのは知っている。さすがに立ち読みレベルだが,一定の販売は見込めているのだろう。

 ただし,2020年度はJB大会がすべて中止。ということは,トーナメントの記事ではページが埋まらない。毎月・毎年「同じようなこと」の繰り返しであるバス釣り雑誌に興味がなくなって15年以上を経過するが,コロナにより,さらなる釣り雑誌の統合もあるかもしれない

 まあ,ここまでネットが発達しているからこそ,しっかりした記事が必要なのだが,ルアマガの「タックルインプレ」がただの宣伝になっているように,広告雑誌であることが露見されているのも事実である。

 30年前のバス釣り入門誌に負けないようなバス釣り雑誌。思い切って「季刊」に戻してもいいのではないかとも思うが...